宮城の農業普及現地活動情報

県内9つの農業改良普及センターから,地域の特色ある取組や,宮城を元気にする農業普及情報をお届けします!

JAみやぎ登米豊里稲作部会の視察研修会が開催されました。

2023年08月31日 12時56分44秒 | ⑤収益性の高い水田農業・畜産経営の展開支援

 令和5年8月25日に、JAみやぎ登米豊里稲作部会の視察研修会が開催され、生産者とJA担当者9人が参加しました。

 部会では、「ササニシキ」の栽培に力を入れて取り組んでおり、毎年県の農林産物品評会や「ささ王」コンテストにおいて上位入賞者を輩出しており、「ササニシキ」誕生60周年に当たる今年は、これまで以上に高品質の米を作ろうと気合が入っています。

 また、今年度中に、10年以上前に作成した「ササニシキ」栽培暦について、近年の気象条件や生産環境に合わせた部会独自の内容にリニューアルする計画があることから、今回の研修では、栽培暦改訂の参考となるよう、有機肥料や脱マイクロプラスチック肥料対策等について普及センターから説明を行いました。

 普及センターでは、今後も登米管内の水稲の収量と品質の向上を目指した取組について支援を行ってまいります。

 <連絡先>
 宮城県登米農業改良普及センター 先進技術班
 〒987-0511 宮城県登米市迫町佐沼字西佐沼150-5
 電話:0220-22-6127 FAX:0220-22-7522


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地場野菜と牛乳を使った料理実習で技も元気もアップ

2023年08月30日 09時18分48秒 | ⑦地域資源の活用等による地域農業の維持・発展

 令和5年8月23日、大崎市地域交流センター(あすも)で農村女性リーダーや生活研究グループ員を対象に女性農業者の技術伝承研修会を開催しました。4年ぶりの料理講習となった今回は、農村女性が持つ知恵や技術に磨きをかけ、次世代へつないでいくことを目的として、矢内信孝氏(鳴子温泉 元祖うなぎ湯ゆさや 料理長)を講師に、地場野菜と牛乳を使ったレシピを4品実習しました。

 講師から作業の流れや材料の下処理のポイント等について説明を受けたあと、実習が進められました。講師がきゅうりの飾り切りの実演をはじめると、参加者誰一人話すことなく講師の手元をしっかり見る姿は、皆が技術を自分のものにしようとする真剣な雰囲気を感じました。久しぶりの料理講習は、終始和やかでとても楽しそうでした。

 普及センターでは、これからも農村女性の活動を支援してまいります。

<連絡先>

 宮城県大崎農業改良普及センター      地域農業班

 TEL:0229-91-0727   FAX:0229-23-0910


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石巻管内で大豆現地検討会が行われました

2023年08月29日 08時30分39秒 | ⑥時代のニーズに対応した農畜産物の安定供給

 令和5年8月21日にJAいしのまき転作部会が主催する大豆現地検討会が開催されました。石巻管内の4ほ場(矢本、河南、鹿又、蛇田)を巡回し、今年の生育経過や今後の栽培管理について確認しました。記録的な高温と降雨がない期間が続いているため、地下灌漑システム(FOEAS)を使って畑に灌水している「タンレイ」の種子生産ほ場や、令和7年から宮城県で本格的に栽培開始する新品種「すずみのり」や資材メーカーの除草剤・肥料の展示ほ場の生育を確認しました。参加者は、畑に灌水する畝間灌水の方法や「すずみのり」の品種の特長、供試した除草剤や肥料の説明に聞き入っていました。現地巡回後は、総合検討があり、JA全農みやぎの担当者から「今年の大豆の販売情勢について」、当普及センター職員から「大豆生産概況と今後の管理について」、資材メーカーから商品やサービスについての説明がありました。管内では、今年約2,300haの大豆が作付けされています。当普及センターでは、これからも石巻管内の大豆の高位安定生産に向けて、栽培支援を行っていきます。

<連絡先>

宮城県石巻農業改良普及センター先進技術第一班 

TEL0225-95-7612 FAX0225-95-2999


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くりはらスプレーマム研究会現地検討会が開催されました。

2023年08月24日 17時08分05秒 | ④園芸産地の育成・強化支援

 

令和5年6月29日、栗原市一迫で、くりはらスプレーマム研究会現地検討会が開催され、会員10名が参加しました。検討会では、会員のスプレーギク等の栽培ほ場を見て回り、導入品種や生育状況等の確認が行われました。お盆やお彼岸の需要期の出荷に向けたスプレーギク等の生育は、病害虫の発生もなく順調な生育でした。

 当普及センターからは、会員の栽培概要のほか、農作業中の熱中症予防に関する情報提供を行いました。今後とも、研究会会員間の交流と栽培技術向上を支援していきます。

<連絡先>

宮城県栗原農業改良普及センター 班名 地域農業班

TEL:0228-22-9437       FAX:0228-22-6144


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「第3回いちご新規生産者・後継者向け勉強会」を開催しました

2023年08月24日 10時56分39秒 | ②新たな担い手の確保・育成

   亘理・山元地域のいちごは、東日本大震災後の創造的復興により約68haに及ぶ東北一の産地となっており、生産を再開した生産者の後継者や県外からの新規参入者などいちご生産に取り組む若手が増加しています。しかし、各生産者間の繋がりや栽培に関する情報交換等の機会が少ない状況にあることから、普及センターでは関係機関と協力し、勉強会を開催してきました。

    第3回はいちごの収量確保を左右する「いちごの花芽分化」をテーマに開催しました。

    当日は管内各法人、若手生産者を含め40人が参加しました。前半は、花芽分化の基本事項を講義の中で確認した後、実際にいちごの生長点・花芽を実体顕微鏡の画像を拡大した映像により、参加者全員が実物で花芽の観察を行いました。

    後半には、生産者が4グループに分かれ、夜冷処理に関するメリットとデメリットについてグループワークを行いました。参加者からは「みんなで話ができるのが楽しい」「いろいろな考え方を知ることができて良かった」などの感想が聞かれ、いちごに関する理解を深め、互いの交流を深めるよい機会となったようです。

    普及センターでは、新規生産者・後継者向け勉強会を継続的に開催する予定にしており、東北一のいちご産地の更なる発展に向けて支援してまいります。

     

 <連絡先>

 宮城県亘理農業改良普及センター 先進技術班

 TEL:0223-34-1141 FAX:0223-34-1143


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大豆の摘芯技術勉強会を開催しました

2023年08月21日 10時07分46秒 | ⑤収益性の高い水田農業・畜産経営の展開支援

 令和5年8月2日、栗原市若柳福岡地区で大豆のミヤギシロメを栽培している農業生産法人を対象(当日は4名参加)として、古川農業試験場の研究員が講師となり「大豆の摘芯技術勉強会」が開催されました。対象法人ではミヤギシロメの蔓化・倒伏が問題となっており、摘芯専用機を使用した作業の技術習得を行いました。

 はじめに、播種日や生育ステージの異なる複数のほ場を巡回し、生育ステージ別に蔓化・倒伏が心配される生育量、摘芯作業実施の判断基準について研究員から説明がありました。つづいて、摘芯機の高さの調節、作業速度など具体的な作業上の注意点があり、法人のオペレーターが実際に作業を行いました。

 参加した4名は実施の判断基準、摘芯専用機の調整方法などを熱心に確認し、摘芯技術の知識を深めたようでした。

<連絡先>
宮城県栗原農業改良普及センター 先進技術班
TEL:0228-22-9404,FAX:0228-22-6144


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鬼首・岩出山の花き農家を巡回しました。

2023年08月18日 11時42分34秒 | ⑥時代のニーズに対応した農畜産物の安定供給

 令和5年8月4日、大崎市内の花き生産者のほ場で、8月盆に出荷する花きの生育状況の確認を行いました。盆の需要期を控え、岩出山地区では露地ぎくやアスターが概ね順調に生育していました。

 今年は天候に恵まれ、特に岩出山地区の生産者のアスターは品質が良く、生産者は盆出荷に向けて張り切っていました。

 

<連絡先>

 宮城県大崎農業改良普及センター  地域農業班

 TEL:0229-91-0727   FAX:0229-23-0910


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地域コミュニティー誌(かわら版第1号)が発行されました

2023年08月18日 10時41分35秒 | ⑤収益性の高い水田農業・畜産経営の展開支援

  気仙沼市本吉町表山田・三段田地区では、ほ場整備事業採択に向け推進委員会を設立しています。将来を見据え、地域農業の収益向上に向けて、えだまめやさつまいもなど高収益作物の試験栽培に取り組んでいます。

 5月1日と12日の2回に分け播種した枝豆は、好天にも恵まれ順調な生育を見せ、7月29日から地元の道の駅大谷海岸の産直市場にて販売を開始しました。1日50~60袋を出荷し、販売も好調で即日完売とのことです。また、令和5年5月28日に定植したさつまいもも順調な成長をしています。

 このような取組などの情報やほ場整備への理解醸成・地域の合意形成を図るため、推進委員会として定期的に地域コミュニティー誌(かわら版)を発行することとしし、この度記念すべき第1号が発行され地域内外へ配布されました。

 今後、農地の利用や担い手への農地の集積など地区の合意形成を図っていく必要があることから、普及センターでは引き続きこの地域の取組を支援してまいります。

<連絡先>

宮城県気仙沼農業改良普及センター 地域農業班 TEL:0226-25-8068 FAX:0226-22-1606

 


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「蔵の華」栽培研修会(第2回)を開催しました。

2023年08月18日 08時26分05秒 | ⑦地域資源の活用等による地域農業の維持・発展

 令和5年8月8日、気仙沼市廿一地区で酒造好適米「蔵の華」を栽培する「清流『蔵の華』廿一会」(会長:熊谷公兵氏)を対象に現地研修会を開催しました。会員やその家族計11名が参加し、会員12名のうち7名のほ場を抽出して巡回しました。

 研修会では、登熟・品質の確保に向け、今後も高温が見込まれる中での水管理や、前回研修時(7/14)の予想からさらに前進した生育に合わせ、適期に収穫できるよう、収穫機や乾燥機の早めの準備について確認するとともに、熱中症対策の徹底についても注意喚起しました。

 いずれのほ場も穂揃期に達し、出穂が7月下旬となったほ場では、すでに1回目の斑点米カメムシ類・穂いもち防除を実施するなど、生育の早まりに応じた適期管理がされていました。

 今年は、7月下旬から連日30℃近い高温でしたが、丁寧な水管理や葉色に応じた肥培管理により、順調に傾穂してきています。

 本年度は、春の田植え体験会に加え、秋には収穫体験会も予定するなど、コロナ禍後のPRに向け会員の士気も高まっています。

 次回は、適期収穫により品質を確保するため、8月下旬に登熟状況を確認する現地研修会を開催する予定です。

<連絡先>

宮城県気仙沼農業改良普及センター 先進技術班 TEL:0226-25-8069 FAX:0226-22-1606


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大崎市岩出山地区で加工用トマトの機械収穫作業が行われました

2023年08月16日 17時15分00秒 | ⑤収益性の高い水田農業・畜産経営の展開支援

大崎市岩出山地区の法人では、令和5年度から水田を活用して露地栽培での加工用トマトの栽培に取り組んでいます。初の作付けでしたが生育も順調に進み、8月7日から収穫作業が開始されました。収穫作業には出荷先である食品メーカーが所有する加工用トマト専用の収穫機を使い、機械上で選別されたトマトは鉄コンテナに収穫され、翌日の朝には関東の工場に搬入されます。作業にあたった法人の代表者は、初めて扱う収穫機に当初戸惑う場面もあったとのことでしたが、その後は順調に収穫が進み、初の作付けに手ごたえを感じているようでした。
近年、水田で取り組む高収益作物として、機械化体系が確立されている露地野菜品目への関心が高まっています。普及センターでは、水田を活用して新たに野菜栽培に取り組む生産者支援を行っていきます。

<連絡先>
宮城県大崎農業改良普及センター先進技術班
TEL:0229-91-0726,FAX:0229-23-0910


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