goo blog サービス終了のお知らせ 

宮城の農業普及現地活動情報

県内9つの農業改良普及センターから,地域の特色ある取組や,宮城を元気にする農業普及情報をお届けします!

「スマート農業×直播たまねぎ」:次世代の省力栽培方法とは!? 令和7年度水田を活用した露地野菜セミナーを開催しました!

2025年09月01日 14時17分50秒 | ③先端技術等の推進・普及による経営効率化・省力化

加工業務用野菜の需要拡大を背景に、管内のたまねぎの生産面積は令和4年の約4ha から今年は約8.6ha に倍増しており、省力化や安定生産に向けた取組が重要となっています。そこで、規模拡大に取り組む生産者や関係機関を対象に、スマート農業技術を活用した効率的な管理や、たまねぎの「直播栽培」技術(育苗と定植が不要) について学ぶセミナーを令和7年8月5日開催したところ、生産者やJA等の関係者、60人に参加いただきました。

セミナーでは、クボタアグリサービス株式会社仙台担い手推進部長の横田氏を講師に、ほ場管理システム(KSAS)を活用した効率的な営農管理の導入事例や、管内法人が取り組む直播栽培たまねぎ技術について御講演いただきました。また、県からは、宮城県のスマート農業技術の取組状況や試験研究の動向、管内の直播栽培たまねぎの取組について紹介しました。

参加者からは、「人手不足や高齢化の時代の中で、今までの栽培方法と収量は同等で負担軽減されるのであれば、とても良いと感じた。」、「県内でも注目されている直播栽培たまねぎや、ほ場管理システムなどのスマ農の取組について学ぶことができ、有意義だった。」との声をいただき、直播栽培やスマート農業に関する関心の高さを改めて感じることができました。


<問合せ先>

  美里農業改良普及センター  先進技術班    TEL 0229-32-3115、FAX 0229-32-2225


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

大崎農業士会第1回研修会を開催しました。

2025年07月24日 16時13分54秒 | ③先端技術等の推進・普及による経営効率化・省力化

 宮城県では、技術と経営能力に優れた地域の指導的農業者の方々を指導農業士、青年農業士として認定し、普及センターとの連携のもと、次代の農業を担う若手農業者等の育成・指導や地域農業の振興に関する助言などの役割を担っていただいています。

 令和7年7月17日に管内の農業士で組織する大崎農業士会が、今年度1回目の研修会を開催しました。今回は株式会社舞台ファームが2021年に美里町に設立した美里グリーンベースを視察しました。

 美里グリーンベースは天候に左右されず、露地栽培の80倍の生産効率があるハイブリッド土耕栽培でレタスを生産している大規模次世代型植物工場です。

 今回の研修会には野菜栽培を行っている農業士等6名が参加しましたが、作物の生理に合わせた温度や湿度、養液のpH管理などの説明をいただき、今後栽培管理を行う上で大変参考となる研修会となりました。

 普及センターでは、今後も先端技術農業士活動に対する支援を行っていきます。

<連絡先>

 宮城県大崎農業改良普及センター     地域農業班 

 TEL:0229-91-0727  FAX:0229-23-0910


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ドローンを活用した水稲の幼穂形成期追肥作業を取材しました

2025年07月15日 08時47分27秒 | ③先端技術等の推進・普及による経営効率化・省力化

 宮城県で令和3年3月に策定した「第3期みやぎ食と農の県民条例基本計画」で掲げているアグリテック(※)による労働生産性の高い農業経営の展開のため、普及センターでは、プロジェクト課題や重点活動等の取組を行い、管内における先端技術の推進や展開を支援しています。
※農業に、スマート農業技術を含むICT(情報通信技術)等の先進技術を導入することで、省力・軽労化を図るなどの課題を解決すること。

 管内における先端技術の更なる展開のため、農業用ドローンや栽培支援システムを活用している角田市の水稲生産組織のほ場において、ドローンを活用した幼穂形成期追肥作業の取材を行いました。

 ドローンの操作は県のRTKシステムを利用した自動操舵により行われ、約1.5haのほ場において、準備時間も含めて30分程度で追肥作業が終了し、非常に効率の良い作業となりました。生産組織からは「夏場の暑い時期でもドローンを活用すれば体への負担を最小限にしながら、効率的に追肥作業が可能となった」等の感想がありました。

 今後も継続的に先進的な取組について情報発信を行い、関係機関と共に支援を続けてまいります。

 

〈連絡先〉大河原農業改良普及センター 先進技術第一班

     TEL:0224-53-3496 FAX:0224-53-3138


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

北浦梨部会がJRフルーツパーク仙台あらはまを視察

2025年07月08日 13時09分35秒 | ③先端技術等の推進・普及による経営効率化・省力化

 「北浦梨」は、美里町北浦地区で大正時代から栽培される特産品で、現在はJA新みやぎ北浦梨部会(35人)により、約10haで栽培されています。

 今回、部会員の栽培技術向上に向けて、7月2日にJRフルーツパーク仙台あらはまでの視察研修を開催し、部会員9人が参加しました。

 はじめに、仙台ターミナルビル株式会社 専門監柴田様よりご講義いただき、早期成園化と省力化を実現する技術であるジョイント栽培について学びました。

 その後、施設内の園地にて、V字型に仕立てられたジョイント栽培の様子を見学しました。研修に参加した部会員からは、枝の管理方法や必要な設備などについて積極的に質問が挙がり、ジョイント栽培への理解を深めました。また、近年の高温により日本なしの生育への影響が心配される中、注目される品種についての紹介もあり、参加者からは今後の栽培の参考にしたいとの声も聞かれるなど、大変有意義な視察研修となりました。

 

<問合せ先> 美里農業改良普及センター 先進技術班    TEL 0229-32-3115、FAX 0229-32-2225

 


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

水稲乾田直播栽培の研修会と現地検討会を開催しました!

2025年06月17日 13時11分02秒 | ③先端技術等の推進・普及による経営効率化・省力化

令和7年6月9日に大和町のJA新みやぎあさひな統括営農センターで、水稲乾田直播栽培研修会・現地検討会を開催しました。

農研機構東北農業研究センターの研究員3名を講師として招き、前半は水稲乾田直播栽培(以下、乾直栽培)について室内研修、後半は実際に取り組んでいるほ場を見学しながら現地検討を行いました。それぞれ質疑応答の時間を設け、施肥管理や除草剤の使い方などについて日頃生産者が抱いている疑問を解消する場となりました。

当普及センターでは、昨年度から黒川地域で乾直栽培に取り組む農業法人を対象に、水稲の安定生産と面積拡大に向けた支援を行うプロジェクト課題に取り組んでおり、今年は雑草の発生が抑制され順調な滑り出しとなっています。

今後も管内の乾直栽培の普及拡大に向けて、生産者を支援してまいります。

〈連絡先〉

宮城県仙台農業改良普及センター 先進技術第一班

〒981-8505 仙台市青葉区堤通雨宮町4番17号

TEL:022-275-8410

FAX:022-275-0296

E-mail:sdnokai@pref.miyagi.lg.jp


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

イネ紋枯病対策・高温対策を学ぶ

2025年06月12日 09時42分50秒 | ③先端技術等の推進・普及による経営効率化・省力化

 5月27日、JA仙台中央営農センター主催の水稲栽培講習会が開催され、生産者20名が参加しました。

 古川農業試験場病害チームの狐塚氏から、イネ紋枯病の発生しやすい条件や収量・品質への影響等の基礎知識を学ぶとともに、令和6年度に実施した現地試験の結果とそれらを踏まえた防除対策について説明いただきました。

 普及センターからは、高温対策として、追肥による葉色維持や出穂後の水管理、適期刈取に向けた刈取時期の目安等について情報提供を行いました。

 紋枯病の対策については、令和7年度も引き続きJA、生産者の方々の協力のもと、古川農業試験場と連携して検討していきます。

〈連絡先〉
宮城県仙台農業改良普及センター 先進技術第一班
〒981-8505 仙台市青葉区堤通雨宮町4番17号
TEL:022-275-8410、FAX:022-275-0296
E-mail:sdnokai@pref.miyagi.lg.jp


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

JA仙台乾田直播栽培講習会・現地検討会が開催されました

2025年06月12日 09時34分54秒 | ③先端技術等の推進・普及による経営効率化・省力化

5月26日、JA仙台主催の乾田直播栽培講習会・現地検討会が開催され、生産者、JA営農指導員、関係者含め約30名が参加しました。

講習会では、農研機構東北農業研究センターの屋比久氏から、乾田直播栽培のプラウ耕鎮圧体系のコンセプトやメリット、東北での取り組み状況や収量についての情報や、入水までを中心とした雑草防除のポイント等について学びました。

また、現地検討会では、実際の苗立状況や入水のタイミング、雑草防除等について確認するとともに、普及センターから管内の乾田直播の生育状況等について紹介しました。活発な質問や意見交換が行われ、今後の栽培管理に向けて有意義な研修会となりました。

普及センターでは、今後も乾田直播栽培の普及や安定生産技術の向上に向け支援していきます。

 

〈連絡先〉
宮城県仙台農業改良普及センター 先進技術第一班
〒981-8505 仙台市青葉区堤通雨宮町4番17号
TEL:022-275-8410、FAX:022-275-0296
E-mail:sdnokai@pref.miyagi.lg.jp


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ドローンを用いた水稲湛水直播栽培に取り組んでいます

2025年06月05日 11時13分45秒 | ③先端技術等の推進・普及による経営効率化・省力化

 柴田町の農事組合法人葉坂希望の郷は、農地整備事業が間もなく完了する柴田町葉坂地区の担い手法人です。主な栽培品目は水稲で、今後見込まれる労働力不足への対応として省力化技術導入に積極的に取り組んでいます。

 水稲直播栽培は育苗に係る作業時間・人員の削減が可能であり、更に、ドローンを用いた湛水直播栽培では、一般的な湛水直播栽培と比べて播種作業時間を短縮することが期待できます。

 法人では昨年度よりドローンを用いた湛水直播栽培に取り組んでおり、今年は5月23日に播種作業が行われました。代かき後のほ場にゴルフボールを落とし田面の硬さの確認を行った後、ドローンで播種を行いました。

 今後普及センターでは苗立ちの確認や生育調査を行い、収穫まで技術支援を行う予定です。

 

 

 

〈連絡先〉大河原農業改良普及センター

     TEL:0224-53-3519 FAX:0224-53-3138


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

水稲優良品種決定現地調査の田植えを行いました。

2025年05月28日 08時49分29秒 | ③先端技術等の推進・普及による経営効率化・省力化

 県では、主要農作物種子条例に基づき、県内に普及を促進する主要農作物の優良な品種(優良品種)を決定するために必要な試験(優良品種決定調査)を実施しており、県内の各普及センターでは供試品種及び系統の地域適応性を調査しています。

 大河原農業改良普及センターでは、山間高冷地帯における早生系統の適応性を評価するため、七ヶ宿町に現地調査ほを設置しており、令和7年5月26日(月)に早生1系統、比較1品種の田植えを行いました。写真のように、田植機で移植後、欠株の場所に普及員が手作業で植え直しを行い、供試する系統が同じ栽培条件で評価されるようにしています。今後、生育期間中の観察調査や成熟期調査、収量・品質調査を実施し、県全体の成績と合わせて品種化が検討されます。

 

〈連絡先〉大河原農業改良普及センター 先進技術第一班

     TEL:0224-53-3496 FAX:0224-53-3138


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

水稲優良品種決定現地調査の田植えを行いました。

2025年05月20日 14時41分40秒 | ③先端技術等の推進・普及による経営効率化・省力化

 県では、主要農作物種子条例に基づき、県内に普及を促進する主要農作物の優良な品種(優良品種)を決定するために必要な試験(優良品種決定調査)を実施しており、県内の各普及センターでは供試品種及び系統の地域適応性を調査しています。

 大河原農業改良普及センターでは、南部平坦地帯における中生及び晩生系統の適応性を評価するため、角田市に現地調査ほを設置しており、令和7年5月16日(金)に中生3系統、晩生2系統、比較2品種の田植えを行いました。写真のように、田植機で移植後、欠株の場所に普及員が手作業で植え直しを行い、供試する系統が同じ栽培条件で評価されるようにしています。今後、生育期間中の観察調査や成熟期調査、収量・品質調査を実施し、県全体の成績と合わせて品種化が検討されます。

〈連絡先〉大河原農業改良普及センター 先進技術第一班

     TEL:0224-53-3496 FAX:0224-53-3138


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする