加工業務用野菜の需要拡大を背景に、管内のたまねぎの生産面積は令和4年の約4ha から今年は約8.6ha に倍増しており、省力化や安定生産に向けた取組が重要となっています。そこで、規模拡大に取り組む生産者や関係機関を対象に、スマート農業技術を活用した効率的な管理や、たまねぎの「直播栽培」技術(育苗と定植が不要) について学ぶセミナーを令和7年8月5日開催したところ、生産者やJA等の関係者、60人に参加いただきました。
セミナーでは、クボタアグリサービス株式会社仙台担い手推進部長の横田氏を講師に、ほ場管理システム(KSAS)を活用した効率的な営農管理の導入事例や、管内法人が取り組む直播栽培たまねぎ技術について御講演いただきました。また、県からは、宮城県のスマート農業技術の取組状況や試験研究の動向、管内の直播栽培たまねぎの取組について紹介しました。
参加者からは、「人手不足や高齢化の時代の中で、今までの栽培方法と収量は同等で負担軽減されるのであれば、とても良いと感じた。」、「県内でも注目されている直播栽培たまねぎや、ほ場管理システムなどのスマ農の取組について学ぶことができ、有意義だった。」との声をいただき、直播栽培やスマート農業に関する関心の高さを改めて感じることができました。
<問合せ先>
美里農業改良普及センター 先進技術班 TEL 0229-32-3115、FAX 0229-32-2225