宮城の農業普及現地活動情報

県内9つの農業改良普及センターから,地域の特色ある取組や,宮城を元気にする農業普及情報をお届けします!

亘理名取地区地域営農推進研修会を開催しました

2022年03月07日 17時13分51秒 | ①先進的経営体等の育成・経営安定化・高度化

 将来にわたり地域の農業が安定して持続・発展していくためには,若い世代への経営承継が必要であり,農業経営者にとって重要な課題です。そのためには早くから次の代へのバトンタッチに向けた取組を進めていく必要があります。  

 そこで,農業法人代表者等農業経営者の方々を対象に,経営承継に向けて必要なこと,これから行わなければならないこと等について理解を深め,更なる経営発展につながるように,「事業承継」をテーマとした,亘理名取地区地域営農推進研修会を,令和4年2月25日に岩沼市玉浦コミュニティセンターを会場に開催しました。

 講師には,当普及センターの普及指導協力委員でもある,KAZ-コンサルティングの中小企業診断士の一柳和博氏を招き,「農業者の事業承継について」と題して,その進め方や親族内承継・親族外承継のメリット・デメリット及び留意点等について御講演をいただきました。

 また,先進事例紹介として,登米市の有限会社 伊豆沼農産取締役社長の佐藤耕城氏から,「農業を食業にかえる ~農村産業の構築を目指して~」と題して,実体験に基づく御講演をいただきました。

 参加者は熱心に聴講し,質疑応答では各法人の課題解決に向けて,講師からのアドバイスをいただきました。

 普及センターでは,管内の農業経営の発展のために,今後も関係機関と連携しながら支援を行っていきます。

 

<連絡先>

 宮城県亘理農業改良普及センター 先進技術班

 TEL:0223-34-1141 FAX:0223-34-1143

 

 


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りんご商品開発 専門家派遣を実施しました

2022年03月07日 16時54分45秒 | ④園芸産地の育成・強化支援

 今年度,亘理農業改良普及センターでは,りんごの栽培技術向上支援の他,産地PR支援を目的に生産者や亘理町,商工会等の関係機関と連携し,地域のりんごを使った商品開発を支援しています。
 令和4年3月4日,今年度りんごの商品開発を進めてきた農産加工取組者や直売所等の支援対象者へ専門家派遣を行い,効果的な商品PRのためのアドバイスをいただきました。
 今回の専門家派遣では,県内在住の渡邉樹恵子デザイナーに作成いただいた亘理地域のりんごのロゴマークを,各商品にどのように活用するかのアドバイスや商品販売所内での効果的なPR方法について提案をいただきました。当日は,新商品のパッケージへのアドバイスの他,商品のレイアウト方法や消費者が目を引くようなフライヤーの掲示の仕方等,具体的な提案も多く,すぐに実践し始める支援対象者もいました。
 普及センターでは,今後も当地域のりんごの普及拡大を支援していきます。

<連絡先>
 宮城県亘理農業改良普及センター 先進技術班
 TEL:0223-34-1141 FAX:0223-34-1143


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酒造好適米「吟のいろは」の情報交換会を開催しました

2022年03月07日 16時23分23秒 | ⑦地域資源の活用等による地域農業の維持・発展

 「吟のいろは」は、宮城県で育成した酒造好適米で,原料の約半数は松山町酒米研究会で生産しています。柔らかく,ふくよかな酒ができることから,実需者も期待を寄せており,令和3年度の宮城県清酒鑑評会では,受賞12銘柄のうち5銘柄が吟のいろはを原料としたものとなりました。
 去る2月22日,吟のいろはの生産実績や活用状況に対する情報共有を目的に,松山町酒米研究会と美里農業改良普及センター共催で,web形式による吟のいろは情報交換会を開催しました。当日は中島源陽県議,髙橋伸二県議にも参加いただき,日本酒に対する応援の言葉をいただきました。
 最初に,普及センターから展示ほを中心とした酒米研究会の活動紹介,県産業技術総合センターからは玄米成分分析結果の説明を行いました。
 意見交換では,酒造組合や蔵元の方から「大粒で心白発現率も高く,酒米らしい米」「味わいのある酒に仕上がり,楽しみである」と評価がある一方で,「精米時に割れやすく,原料調整に苦労した」「品質のばらつきがあり,若干不安もある」といった原料の改善を求める意見や,また「まだ知名度が低い」というPRに関する意見も出されました。酒米研究会の出席者からは,「今までこのような意見交換の場がなかったが,今後は相対で話ができるとよい」という意見が出されました。
 まとめとして,県食産業振興課から,日本酒に対する支援と,各種媒体を使った県産品のPR活動について紹介がありました。
 デビューしてまだ日の浅い「吟のいろは」ですが,普及センターでは,松山町酒米研究会と一緒に,実需者の要望にこたえられる原料の生産を目指して取り組んでいきたいと考えています。

<問い合わせ先>
  美里農業改良普及センター  先進技術班    TEL 0229-32-3115,FAX 0229-32-2225


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