宮城の農業普及現地活動情報

県内9つの農業改良普及センターから,震災の復旧・復興に向けた取組や,宮城を元気にする農業普及情報をお届けします!

第2回みやぎ園芸振興大賞(宮城県知事賞)を受賞しました

2019年04月26日 10時41分47秒 | ②競争力のあるアグリビジネス経営体の育成

 平成31年4月22日,平成31年度宮城県園芸振興大会が開催され,その中で「みやぎ園芸振興大賞表彰」等の表彰式が行われました。大賞には3団体が選出され,当普及センター管内からは,有限会社 杜のいちご(七ヶ宿町)とみやぎ仙南農業協同組合蔵王地区なし部会(蔵王町)が受賞されました。

 (有)杜のいちごは,平成12年から夏秋いちごに着目し,2haで年間63tを生産,化学合成農薬の低減やヒートポンプの導入による燃料コストの削減に取組み,平成30年にはグローバルGAP認証を取得しました。今後は,冬季もユーザーニーズに応えられるような栽培体系を構築し,杜のいちごグループの更なる発展を目指したいと語っています。

 みやぎ仙南農業協同組合蔵王地区なし部会は,栽培面積70haで幸水,豊水等を生産し,主に仙台や京浜市場へ出荷しています。県内で唯一,日本なしの選果場が稼働しており,平成29年にベトナムへ輸出を行い,続いて,平成30年には香港へ輸出しました。今後も香港への輸出を計画しており輸出の取組は,農家所得の向上や生産拡大につながることが期待されています。

 

〈連絡先〉大河原農業改良普及センター 先進技術第二班  TEL:0224-53-3431 FAX:0224-53-3138


放牧事業の安全を願い牛魂祭開催

2019年04月26日 09時31分24秒 | ③安全安心な農畜産物の生産に取り組む経営

  気仙沼市営放牧場で,4月19日に本年度放牧事業の開始と併せて「牛魂祭」が行われました。モーランドは昭和44年の開牧以来,草地除染の取組時期を除き気仙沼・本吉地域の酪農,畜産振興の拠点施設として,放牧事業を実施してきました。   今回,牧草の生育が良好なことから,3月より受け入れを開始。当日は,既に入牧して越冬した33頭と合わせ65頭で本年度の放牧事業を開始しました。   放牧牛の衛生検査終了後には,放牧委託農家,関係者により「牛魂祭」が開催され,放牧事業の安全と畜産振興を祈願しました。   管理主体である農事組合法人モーランドでは,広い放牧場で運動することで,足腰の丈夫な乳牛になり,農家の期待に応えられるよりよい牛を農家に返せるよう大事に管理しています。

<連絡先>  宮城県気仙沼農業改良普及センター      先進技術班  TEL:0226-25-8069  FAX:0226-22-1606


就労支援施設でのいちご栽培講習会を開催しました

2019年04月25日 10時47分37秒 | ②競争力のあるアグリビジネス経営体の育成

 平成31年4月15日(月)に名取市のいちご農園「ラ・フレーズ」で従業員を対象にいちご栽培講習会を開催しました。

 ラ・フレーズは,「就労継続支援A型事業所」の認定を受けており,障がい者と雇用契約を結び,自立を支援しています。農業分野と福祉分野の連携が行われており,新たな農業の形として注目されています。

 普及センターからは,病害虫の発生を抑えるためには3つの要因(主因・素因・誘因)を重ねないようにいちご栽培の環境を管理すること,いちごの主要病害虫のひとつであるハダニの発生を抑えるためにはハウス内を乾燥させないこと,この2点を資料を使って解説しました。その後,実際にいちごハウスに入って,今後必要な管理方法を説明しました。

 出席者からは,「アザミウマの被害を受けた果実の見分け方」や「農薬の散布頻度」など,栽培の細かいところについて質問が途切れず,いちご栽培に対する意欲や関心の高さがうかがわれました。

 普及センターでは,今後も高品質いちごの栽培に向けた技術支援を行っていきます。

<連絡先>

 宮城県亘理農業改良普及センター  先進技術班

 TEL:0223-34-1141 FAX:0223-34-1143

 


麦現地検討会(追肥・防除時期)が開催されました。

2019年04月23日 11時17分42秒 | ①先進的技術に取り組む経営体の育成・支援

 平成31年4月4日~17日にかけて,石巻管内の各地域でJAいしのまき主催の麦現地検討会(追肥・防除時期)が開催されました。約15名ずつの生産者が参加し,ほ場を巡回しながら茎の中にある幼穂の長さを計測しました。計測した長さから,追肥や病害防除の適切な時期を予測し,追肥や防除の日程の検討を行いました。今頃の時期は穂の伸長が進む重要な時期であり,この時期を逃さずに追肥や防除を行うことが,高収量や高品質の麦の生産につながります。

 平成28年10月に宮城県の奨励品種に採用された「ホワイトファイバー」は「もち性大麦」の品種で,水溶性食物繊維を多く含み,血中コレステロールの正常化作用,食後血糖値上昇抑制作用,満腹感の持続作用といった効果が期待される食品として,注目されています。宮城県としても今後生産拡大をすすめていく予定で,古川農業試験場から講師を招き,栽培指導を行いました。参加した生産者からは,生育の特徴,巡回したほ場の具体的な追肥時期などについて多くの質問が出されるなど大変充実した検討会になりました。

<連絡先>  宮城県石巻農業改良普及センター  先進技術第1班   

       TEL:0225-95-7612   FAX:0225-95-2999


JA古川主催の枝豆栽培講習会が開催されました

2019年04月18日 19時44分12秒 | ①先進的技術に取り組む経営体の育成・支援

 平成31年4月16日にJA古川本店で枝豆栽培講習会が開催されました。大崎市は県内有数の水稲,大豆の産地として知られていますが,JA古川では園芸品目の生産も推進しています。その中でも,水田フル活用作物として取り組みやすい品目である枝豆を選定し,生産拡大に努めています。  

 講習会では,種苗メーカーの担当者から,品種特性に応じた播種時期の厳守,暗きょ等の排水対策,肥培管理,中耕培土のタイミング等について,普及センターからは,主要な病害虫の生態・防除薬剤と摘芯による倒伏防止・作業性改善効果について説明しました。生産者からは,播種時期や摘芯について熱心に質問があり,枝豆栽培に取り組む意欲が非常に高まっていました。

 枝豆は早生~晩生品種を栽培し,7月から10月まで連続して出荷する予定です。

 普及センターでは,今後も関係機関と連携を図りながら,枝豆の安定供給と産地化のため引き続き支援してまいります。

<連絡先>  宮城県大崎農業改良普及センター      先進技術班  TEL:0229-91-0726    FAX:0229-23-0910


新たな高収益作物栽培への取り組み

2019年04月18日 16時55分19秒 | ⑤地域農業を支える意欲の高い担い手確保

  加美町の東鹿原(ひがしかのはら)地区は薬莱山の南東部の中山間地帯に位置し,稲作を中心とした農業が行われています。

   現在,平成19年に設立された東鹿原集落営農組合(以下,組合)を中心とした営農が行われていますが,今後の地域営農の活性化のためには,高収益が見込める作物に新規に取り組むことが必要になります。組合では平成29年から関係機関を交え新規導入作物の検討を行っており,平成30年度には春作のたまねぎ,秋作のだいこんといった加工用野菜の栽培に取り組み品質,収量ともに地域の基準以上の成績を収めることができました。  

   平成31年度も春作には昨年同様たまねぎを栽培することになり,平成31年4月9日にJA職員の指導の下,5名の組合員がJAからリースされた定植機を用いて昨年の倍の面積となる約10aのほ場に定植を行いました。昨年は購入苗での栽培でしたが,今年は自ら播種・育苗した苗を用いています。  

   普及センターでは,今回定植された春たまねぎが無事に7月の収穫を迎えられるよう技術的な支援を行うとともに,今後も中山間地帯の特色を活かした東鹿原地域の活性化に向けた支援を行っていきます。

<連絡先>  宮城県大崎農業改良普及センター 地域農業班  TEL:0229-91-0727   FAX:0229-23-0910


みやぎ仙南果樹産地協議会が設立しました

2019年04月18日 14時05分28秒 | ⑥地域農業の構造改革に向けた取組支援

平成31年4月12日(金),JAみやぎ仙南本店で「みやぎ仙南果樹産地協議会」の設立総会が開催されました。
 始めに事務局から設立趣意書の説明があり,その後の役員選出で,会長には,JAみやぎ仙南蔵王地区なし部会長の斎藤氏,副会長には,JAみやぎ仙南白石地区果樹部会長の菊地氏,監事にJAみやぎ仙南蔵王地区梅部会長の我妻氏がそれぞれ選任されました。
 果樹産地協議会は,果樹産地の担い手が行う優良品目や品種への改植,小規模園地整備など果樹経営の基盤を強化する取組に対し,国が支援する事業の受け皿となる組織で,県内では初めて設立されました。
 斎藤新会長からは,近年,仙南地域も高齢化等により園地の荒廃が目立っているが,事業を活用して環境整備を行うことで後継者が就農したくなるような果樹経営に繋げていきたい,と抱負の言葉がありました。
 普及センターでは,今後も産地計画の作成や事業導入に向けた支援を行っていきます。

〈連絡先〉大河原農業改良普及センター 先進技術第二班
     TEL:0224-53-3431 FAX:0224-53-3138


農業法人の新入社員が“社会人の心得”を学びました

2019年04月17日 11時55分38秒 | ⑤地域農業を支える意欲の高い担い手確保

 東部地方振興事務所登米地域事務所地方振興部では,管内企業に就職した新入社員を対象に,社会人としての心得等を学ぶ機会を提供し,地域の発展に資する企業及び人材育成を支援しています。

 今年度の研修は,平成31年4月9日(火)に登米合同庁舎を会場に,14社から31人が参加して行われ,このうち,登米農業改良普及センターからの働きかけにより,農業法人2社から新卒者2人が参加しました。

 朝から夕方までの1日がかりの研修会では,ベテラン講師の助言のもと,少人数グループの討議方式で進められ,社会人の心構え,ルール,スキルを中心に学び合いました。

 昨今,担い手不足による農業法人の経営承継が課題になる中,この研修で学び,感じたことの実践を通じ,将来の法人経営や地域農業を牽引する存在になってほしいと願います。

 普及センターでは,研修会等を通じ,法人経営が抱える課題解消に向けた支援を継続してまいります。

 

<連絡先>

          宮城県登米農業改良普及センター 地域農業班

          〒987-0511 宮城県登米市迫町佐沼字西佐沼150-5

          電話:0220-22-8603 FAX:0220-22-7522 


播種機の高速・高精度・汎用化が進む「水稲乾田直播栽培」

2019年04月17日 11時01分14秒 | ①先進的技術に取り組む経営体の育成・支援

 平成31年3月11日に「登米市水稲直播栽培成果報告会」を中田農村環境改善センターにおいて,登米市,JAみやぎ登米等と開催しました。当日は,水稲の乾田直播栽培に取り組む生産者と関係機関等,約40人が参加しました。

 はじめに,「高速高精度汎用播種機を用いた水稲の乾田直播栽培」をテーマに,東北農業研究センターの松波主任研究員から,乾直水稲,麦類,大豆など幅広い作物に対応した高速(1時間当たり8km程度)で,播種精度が高い汎用播種機等について,コスト低減や規模拡大など現地事例も含め紹介されました。

 引き続き,普及センターから平成29,30年度に取り組んだ「ひとめぼれ」,「ササニシキ」,「萌えみのり」の乾田直播による実証結果について報告しました。環境保全米基準(化学農薬8成分以内)での栽培は可能で,また,「萌えみのり」は移植並みの収量550kg/10aを実証しました。

 登米市の水稲直播栽培面積は408haと県内の13%を占めており,うち乾田直播は192haと近年急増しています。普及センターでは,今後も省力・低コスト技術として期待される直播栽培を支援してまいります。

 

 <連絡先>

          宮城県登米農業改良普及センター 先進技術班

          〒987-0511 宮城県登米市迫町佐沼字西佐沼150-5

          電話:0220-22-6127 FAX:0220-22-7522


平成31年度新童子下集落営農協定総会が開催され新たな担い手が歓迎されました

2019年04月15日 16時33分07秒 | ⑦農村地域の振興に向けた取組支援
   平成31年4月9日(火)に平成31年度新童子集落営農協定の総会が南三陸町「童子下・四季の里」で開催されました。南三陸町の新童子下集落営農協定では,平成11年度から日本型直接支払制度を活用して農地や環境の保全に取り組んでおり今年度で20年目を迎えます。総会では,平成30年度の事業実績とこれから1年間の活動計画が話し合われたほか,今年度から,同集落で営農を開始する2人の新規就農者が紹介され,集落の新たな担い手として歓迎されました。
   新規就農者2人はそれぞれ露地野菜や果樹を栽培していくこととしており,「集落の皆さんや関係機関の方々に助言をいただきながら,この集落で頑張っていきたい。ご指導をよろしくお願いします。」と挨拶がありました。
  普及センターでは,新規就農者の経営の早期安定化を支援するとともに,今年度から同  集落を対象としたプロジェクト課題「中山間地における農地の維持管理労力の軽減」を展  開し,集落の維持・発展に向けた取組を支援してまいります。
 

<連絡先>
 宮城県気仙沼農業改良普及センター 地域農業班
 TEL:0226-25-8068   FAX:0226-22-1606