令和4年3月16日に石巻市の稲井・蛇田地区で,JAいしのまき転作部会石巻支部主催の麦現地検討会が開催されました。検討会には生産者約15人が参加し,ほ場を巡回しながら茎の中にある幼穂の長さを計測し,生育状況を確認しました。今回巡回したほ場の多くは,もち性大麦の「ホワイトファイバー」で,食物繊維である「β-グルカン」を多く含んでいるほか,炊飯すると通常の麦より色が白く,香りや食味が良いといった特長があります。 麦類の収量・品質の向上には10月中旬頃の適期に播種することが重要で,巡回したすべてのほ場は10月中に播種されていました。追肥や麦踏みなどは,気象状況や生育状況から早めに作業を実施しており,普及センターからは,4月以降の追肥も適期に行うことで,収量・品質向上につなげるよう呼びかけました。生産者は熱心に麦の生育状況を確認し,今後の管理について積極的に意見交換をしていました。
普及センターでは今後も高収量・高品質の麦生産を支援していきます。
<連絡先>
宮城県石巻農業改良普及センター 先進技術第一班
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