宮城の農業普及現地活動情報

県内9つの農業改良普及センターから,震災の復旧・復興に向けた取組や,宮城を元気にする農業普及情報をお届けします!

農産加工講座でピクルス作りを習得

2013年07月31日 13時57分18秒 | ⑤地域農業を支える意欲の高い担い手確保

  平成25年7月26日,南三陸町入谷公民館で,普及センター主催による農産加工講座を開催しました。

講師には,岩手県を中心に中小企業の商品開発を支援している五日市講師に来ていただきました。

五日市講師は,昨年度も同講座の講師をお願いし,参加者から「今年度も是非五日市講師に」との要望で引き受けてもらいました。

数年前から身体に良いと「お酢」が注目されていて,他の農産物直売所でも酢を活用した「ピクルス」の商品化が目立っています。

そこで,講師に相談したところ,「ピクルスは,どんな食材でもできる。」というので,「身近な素材を活かした加工品作り」と題して様々な野菜をピクルスにする実習を行いました。

基本のレシピは助言できるが,味は各自の「ベロ(舌)メーター」で調製し,その時使った調味料の分量は必ずメモをとり(ピクルス手帳なんか作ると良い),次に活かして下さいとピクルス作りの基礎と心得を教えていただきました。

講師の指示通り,作られたピクルスは色合いがよく,参加者から「綺麗」「美味しそう」と嬉しそうな感想が飛び交っていました。

 普及センターでは,ピクルスのように身近な素材を活用した加工品作りを今後も支援していきます。

 <連絡先>

宮城県本吉農業改良普及センター地域農業班

 〒988-0341 宮城県気仙沼市本吉町津谷桜子202

 電話 0226-29-6044


地域を元気にするのは女性の力 -農村女性リーダー研修会開催-

2013年07月31日 11時53分45秒 | ⑤地域農業を支える意欲の高い担い手確保

  平成25年7月18日,管内女性農業者を対象に,農村女性リーダー研修会~くりネッ娘講座 移動研修会~を開催しました。当管内には,平成20年度に立ち上がった「栗原女性ネットワーク くりネッ娘」があり,各種女性組織・団体の枠を越えて女性農業者同士の情報交換や交流,学習会を行っています。今回は,くりネッ娘の運営委員が中心になって,女性の起業活動や6次産業化に役立つ情報の収集と事例を学習することを目的に内容を協議し,積極的に参加の呼びかけを行いました。当日は29名の女性農業者が参加しました。
 最初の研修場所となった,仙台市農業園芸センターでは,加工品の開発支援について
(財)仙台市農業園芸振興協会の阿部氏より説明を受け,加工棟の見学を行いました。
 次に,JA仙台農産物直売所たなばたけ高砂店に会場を移し,JA仙台における野菜を使ったスイーツの取り組みと農産物直売所の概要について店長の庄司氏より説明を受けました。その後,スイーツ工房パティシエによる,野菜を使ったスイーツの加工実演をしていただきました。参加者は質問したりメモを取ったりして真剣に聞いていました。
  今回は研修以外にも,昼食会場となった「農家レストランもろや」で,女将の萱場市子さんに料理の説明だけでなく,農家レストランの運営や新商品開発にかかる取組等いろいろお話をうかがうことができました。
 参加者からは,料理のレシピだけでなく,起業活動を考える上で学ぶことが多かったので,とても有意義な研修だったと好評でした。

<連絡先>
宮城県栗原農業改良普及センター 地域農業班    
TEL:0228-22-9404       
FAX:0228-22-5795・6144


栗原農業女性のつどいが開催されました

2013年07月29日 09時38分52秒 | ⑦農村地域の振興に向けた取組支援

 栗原市生活研究グループ連絡協議会(代表:菅原さだ子)は,毎年7月「栗原農業女性のつどい」を開催し,グループ員同士の交流を図っています。今年度は,国立花山青少年自然の家を会場に70名余りが参加しました。

 始めに,会場となった花山地区連の活動発表として,花山生活改善クラブ千葉会長が「震災支援活動を通して得られたこと」と題し,発表を行いました。
 栗原市では,東日本大震災の時に南三陸町の避難者を受け入れました。そのうちの6名が花山地区の石楠花センターに避難することになり,その食事支援について生活改善クラブを含む地区内の4団体が引き受けることになりました。その時の経過や支援内容,そして,支援活動で得たクラブ員同士のつながりや技術の習得などについて発表しました。「内陸地震の恩返しができれば」と始めた活動が,結果的に自分たちにとって良い影響をもたらしたという内容に,参加者からは,電気や燃料もなく大変な時に,皆で協力できたことはすばらしいとの感想が上がりました。

 昼食を挟んで午後は,花山青少年自然の家について理解を深めることを目的に,前半は「花山青少年の家の沿革と地域とのかかわり」について宮田所長から講話をいただきました。
 後半は,自然の家の小野指導員の指導の下,プロジェクトアドベンチャー活動の体験を行いました。全員で大きな輪になって座り,いくつかのゲームを行いました。最初は,個人の目標到達(じゃんけんで勝つ回数等)から始まり,徐々に集団として1つの目標(目的別のグループに分かれる等)を成し遂げるために,行動するという内容です。いかにして大勢とコミュニケーションがとれるか,積極的に動くかがカギとなったようです。体験は賑やかに,和気あいあいとすすめられました。
  今後も普及センターでは,農村地域の活性化のため女性農業者の活動を支援していきます。

 


<連絡先>
宮城県栗原農業改良普及センター 地域農業班    
TEL:0228-22-9404       FAX:0228-22-5795・6144


ヨガとマクロビでリラックス ~栗原ふぁーみんぐ女子会を開催~

2013年07月29日 09時28分42秒 | ⑤地域農業を支える意欲の高い担い手確保

 栗原普及センターでは,女性農業者同士の仲間作りや学習の「場」作りのひとつとして,昨年度より栗原ふぁーみんぐ女子会を開催しています。1回目は,農業簿記記帳を経営に生かすための学習会,2回目は,女性の起業活動に関する学習会を実施しました。3回目となる今回は,健康な心と体の充実を図り,農村の暮らしの豊かさを再認識するとともに,女子会の参加者でもある若手女性の発表の場として,開催したものです。
 前半は,昨年家族で花山に移住し,これから営農を開始しようとしている阿部幸子さんを講師に,ヨガを行いました。阿部さんは,ヨーガ療法士の資格を持ち,以前東京や仙台でヨガを教えていたそうです。現在は,子育ての合間を見て,月数回程度講師を引き受けているとのことでした。
 参加者のほとんどが初めての体験ということで,体の固さに笑いが起こるなど,和やかな雰囲気ですすめられました。

 後半は,「メイドインくりはらでナチュラリズム」と題し,阿部さんにマクロビオティックの講話をしていただきました。阿部さんは,将来的にはマクロビオティックの考えを取り入れて,農家民宿を開業したいと考えています。マクロビとは,難しいものではなく,「自然と調和し健康的で穏やかな暮らしをすること」を目指すもので,言い方を変えれば,昔からの農村の暮らしや食生活スタイルなど,私たちにとっては,ごく当たり前のことが,世界的に見直され,注目されているということでした。
 
 講話後,各参加者がそれぞれ話をして交流を行いました。「ヨガでリフレッシュができた」,「マクロビとは,初めて聞いた言葉だが,昔からの我が家の食生活を大事にして行きたい」などの感想が聞かれました。
  今後も普及センターでは,女性の能力を引き出し,活躍できる場を見つけるための支援を行っていきます。

 

 

<連絡先>
宮城県栗原農業改良普及センター 地域農業班    
TEL:0228-22-9404       FAX:0228-22-5795・6144


川崎町でいちじくとキウイフルーツの整枝現地講習会が開催される

2013年07月26日 19時46分30秒 | ①先進的技術に取り組む経営体の育成・支援

川崎町は,ぎんなん以外に果樹の特産品があまりない一方,農産物直売所等における果物へのニーズが高いことから,栽培が比較的容易な果樹であるいちじくとキウイフルーツの生産振興に取り組んでいます。

平成25年7月23日に,新規栽培者25人を対象に,いちじくとキウイフルーツの整枝現地講習会が開催されました。

普及センターからは,植え付け1年目の夏季管理について説明し,整枝を実演しました。いちじくは,開心形を目標に仕立て,新梢を4本に整理し,支柱を立て誘引を行いました。キウイフルーツは,1文字を目標に仕立て,新梢を1本に整理し第1主枝候補とし,その新梢も第2主枝候補以外の副梢はすべて芽かきを行いました。

新梢の伸長は順調であり,来年の秋にはいちじくとキウイフルーツが収穫できますので,川崎町の直売所での販売が期待されます。

〈連絡先〉大河原農業改良普及センター  先進技術第二班 

       TEL:0224-53-3431 FAX:0224-53-3138

キウイフルーツの整枝実演後

いちじくの整枝実演後

 


赤色LEDランプを利用したキク電照栽培の現地実証試験を開始

2013年07月25日 13時25分01秒 | ①先進的技術に取り組む経営体の育成・支援

 平成25年7月23日から,南三陸町復興組合「華」のハウスでLEDランプを利用したキク電照栽培の現地実証試験を開始しました。
 この実証試験は,平成25年度産地収益力向上支援事業の新技術導入広域推進事業として採択されたもので,来年度までの2カ年で行う計画です。
 従来,キクの電照栽培では,花芽分化を抑制するため白熱電球が利用されていましたが,
白熱電球の製造中止に伴い,それに替わる光源としてLEDランプが開発されました。LEDランプは,特定の光質を効率的に照射することができ,白熱電球や蛍光灯などに比べ,省電力で発熱量も少なく長寿命という特徴があります。また,地球温暖化防止対策として二酸化炭素排出量削減の動きもあることから,今後大幅に普及する可能性があると考えられます。

 本年度の実証試験では,赤色LEDランプ(写真)を用いて,11月開花作型の秋ギクの花芽分化抑制効果や生育への影響について調査します。また,試験期間中には,現地検討会や成績検討会を開催し,実証する組合に留まらず広域に早期導入・普及・定着を目指して行きます。


小学5年生の総合学習の時間に「農薬と田んぼの生き物」について出前授業

2013年07月25日 13時16分14秒 | ④環境と調和した農業生産に取り組む経営体

 

気仙沼市立大谷小学校では,総合学習の時間で,「冬水田んぼ」での米作り体験と,田んぼの生き物についての学習が行われています。その一環として,5年生の児童44名を対象に,農薬の役割と田んぼの生き物について,出前授業を実施しました。

 普及指導員が講師となり,農薬を使う理由や,農薬の安全性,利用方法など農薬に関する説明と,水稲の主な害虫の種類やトンボ・クモ・カエルなど田んぼにいる生き物について,児童にも分かりやすい資料で説明しました。

 児童からは,田んぼでは農薬をどのくらい散布するのか,稲でいちばん怖い病気は何か,田んぼにクモやカエルは何匹くらいいるのかなど,多くの質問が出されました。先生から配布されたA4用紙いっぱいにメモを取りながら話を聞いていて,興味深い授業となったようです。

 児童たちは,夏休み中に田んぼで観察会を開き,稲の生育状況などの調査を予定しているそうです。その準備として,生育調査の方法を田んぼで説明する予定でしたが,大雨のため中止となったのが残念でした。

 今後もさまざまな機会を活用し,子供たちが地域の田んぼや生き物,農業に対する興味が湧くように活動していきたいと思います。


りんご病害虫の発生予察技術を磨く~栗原市果樹連絡協議会先進地視察研修会~

2013年07月25日 09時12分55秒 | ①先進的技術に取り組む経営体の育成・支援

 平成25年7月17日(水),栗原市果樹連絡協議会(会長:佐藤常秋,会員43名)は,先進地視察研修会を開催しました。(参加者17名)
 昨年,ハダニが多発したことを受け,発生予察技術を磨こうと,JAいわて中央を訪ねました。
 JAいわて中央は,昭和55年,旧乙部農協時代から,病害虫発生予察を実施し,農薬選定,フェロモン剤採用による農薬削減防除体系を地域ぐるみで行い,集団的な防除管理を徹底している産地です。
 始めに盛岡農業改良普及センターの加藤主査より,管内の果樹栽培の概況や今年の生育概況,そして予察活動への支援体制について説明を受け,視察園地の北田健氏より,発生予察技術の実際について話を伺いました。
 予察活動は決まった予察日に,予察員280名が予察野帳とルーペを片手に,各園地でキンモンホソガ,ギンモンハモグリガ,ハダニ類を観察します。その夜に数字を持ち寄り,関係機関を交えた予察会議を開き,薬剤を選定し,管内一斉防除をします。北田氏はその予察員を長年つとめ,観察のポイントを熟知しており,樹のどの部分を見るのか,特にハダニ類は,品種間差があり,草生管理方法,除草剤とハダニ剤の関係,越冬成虫が多い場合の防除体系などについて教えていただき,すぐに現場で役立つ視察内容となりました。
 JAいわて中央ではこのように防除管理をされたりんごを特別栽培りんごとして有利な販売展開をしており,特別栽培りんごの生産体制の確立と有利販売への戦略が高く評価され平成24年農林水産祭の園芸部門で内閣総理大臣賞を受賞しています。
 今回の視察を参考に,発生予察技術を習得し,効果的で効率的な防除を実施して,品質の良いりんごづくりをしていく上で,非常に有益な視察となりました。

<連絡先>
宮城県栗原農業改良普及センター 先進技術班    
TEL:0228-22-9437       
FAX:0228-22-5795・6144


南三陸町入谷地区で長ねぎの現地検討会を開催しました!

2013年07月24日 17時05分07秒 | ①先進的技術に取り組む経営体の育成・支援

 平成25年7月4日に,南三陸町入谷地区のほ場において,今シーズン2度目となる長ねぎの現地検討会が開催されました。
 はじめに,ねぎの出荷先担当者より,今後の管理について「株が5cm伸びるごとに土寄せと追肥をして下さい。水はけが悪いほ場は特に軟腐病に注意してください。」と栽培管理と病害虫防除における注意点について実践的な指導がありました。
 普及センターからは,「黒斑病やべと病が出始めているので,治療剤で対応してください。病害虫防除の目安は2週間おきですが,湿度が高く気温の高い日は特に病気が広がりやすいので,こまめに防除作業を実施してください。」と防除のポイントを説明しました。
 参加者から,作業方法,使用する薬剤,追肥の方法など質問があり,長ねぎ栽培に対する関心の高さや熱意が伺えました。今後も月1回の割合で現地検討会を開催し,高品質な南三陸産長ねぎが収穫できるようにサポートしていきます。


白石刈田地区酪農組合連合会視察研修会

2013年07月23日 16時25分56秒 | ①先進的技術に取り組む経営体の育成・支援

農業分野において,生産だけでなく加工・流通・販売まで取り入れることで経営の体質強化を目指すべく6次産業化に取組む動きが国内で浸透しています。昨今の酪農情勢は飼料高騰,生乳の消費低迷,高齢化による離農の他に震災による生産基盤の弱体化やTPP交渉等の大きな問題を抱えており,依然として厳しい状況にあります。

この逆境に立ち向かうべく,白石刈田地区酪農組合連合会では,酪農王国栃木県で生乳生産に加え,フレッシュチーズと熟成チーズの加工や販売までも手掛け,経営の多角化と体質強化を図っている(有)今牧場に視察研修に行きました。当牧場は関東の中では大規模な牧場で乳牛の他にも山羊の飼育をしたり,研修生や一般の方々の酪農体験も受け入れている教育ファームとしての活動も盛んです。 

現在では乳牛,和牛,ヤギなど合わせて約320頭を広々とした清潔な環境で飼育しており,昨年度完成したチーズ工房と販売店を敷地内に構え,多くの観光客で賑わう名所としても有名です。農場で生産された元気一杯のミルクは,直接パイプラインで送ることで衛生的かつ新鮮な状態のまま製造されることを特徴としており,搾りたてのフレッシュなミルクで作った7種類のチーズがその場で楽しめます。主に後継者の高橋夫婦がチーズ製造に携わっており,それぞれが本場ドイツやイタリアでチーズ作りを学び,チーズ職人の全国大会でも上位入賞した輝かしい経歴もある程の腕前です。  

また,当牧場では優れた農業者に贈られる天皇杯などを幾度となく受賞し,99年には皇太子夫妻,昨年度には天皇陛下夫婦も訪れたそうで,この農場のレベルの高さが伺えます。

高橋さんは,現地を案内しながら「地元に密接に関わり,観光とチーズを組み合わせたイベントを開催し,地域の活性化に繋げたい。」と熱く抱負を語ってくれました。

参加者は皆,真剣に説明に耳を傾けながら施設を見学し,チーズの試食を通しての意見交換も活発に行われる等一定の成果が得られたようです。

普及センターでは,今後も白石刈田地区酪農組合連合会会員相互の技術と経営能力向上の一助となるべく活動を支援していきます。

〈連絡先〉大河原農業改良普及センター  先進技術第一班 

       TEL:0224-53-3496 FAX:0224-53-3138