宮城の農業普及現地活動情報

県内9つの農業改良普及センターから,地域の特色ある取組や,宮城を元気にする農業普及情報をお届けします!

筆甫の地域資源活用,商品開発研修会を開催しました

2020年09月29日 15時06分08秒 | 農村地域の振興に向けた取組支援

 令和2年9月9日(水)に丸森町筆甫の地域資源を活用し,商品開発に取組むこととしている一般社団法人筆甫地区振興連絡協議会の研修会を山元町の田所食品株式会社で開催いたしました。
 今年度,普及センターでは農業者等と協働で県事業を活用し,筆甫地区の農林産物の加工特性を活かし,地域資源として活用した商品を開発する活動を支援しています。
 研修には,一般社団法人筆甫地区振興連絡協議会等の5人が参加して山元町のブドウ栽培,ジュース加工の歴史や東日本大震災からの復旧復興,6次産業化への取組についてほ場の案内も含めて田所代表にお話しいただきました。
 町に人を呼び込む取組はとても参考になり,今後の地域活性化に向けた活動の励みとなりました。
 今後,筆甫地区の地域資源を活用して開発した商品の試食検討会を開催することにしています。

  連絡先〉大河原農業改良普及センター  地域農業第二班
     TEL:0224-53-3519 FAX:0224-53-3138


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「吟のいろは」現地視察・交流会を開催しました

2020年09月29日 15時02分46秒 | 先進的技術に取り組む経営体の育成・支援

 「吟のいろは」は,2007年に古川農業試験場で交配された酒造好適米品種で,令和2年2月に品種登録出願公表され,同月に日本酒がデビューしました。
 やわらかく・ふくよかな味わいのお酒ができると,県内の多くの蔵元から期待されています。
 松山町酒米研究会では,今年度「吟のいろは」を約7ha作付しており,栽培管理技術の早期確立に向け,展示ほを4か所設置し,生育調査を行ってきました。
 稔りの秋を迎え,酒造関係者と酒米生産者,関係機関が一堂に会し,栽培状況を視察してもらい,「吟のいろは」に親しんでいただく機会とするため,9月16日(水)に「吟のいろは」現地視察・交流会を開催しました。報道機関を含め,43名が参加しました。
 参加者は,稲穂を手に取って籾の充実具合や玄米の心白発現の様子などを確かめ,酒米生産者と情報交換するなど交流を深めていました。
 「吟のいろは」の刈り取りは順調に進んでおり,間もなく初検査を迎えます。

  <10月1日は日本酒の日!「宮城の純米酒」で乾杯しよう!>
   宮城県酒造組合HP https://miyagisake.jp/info/

現地視察・交流会の様子          

   <問い合わせ先>
  美里農業改良普及センター  先進技術班    TEL 0229-32-3115,FAX 0229-32-2225


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栗原の農業士が互いの経営を学び合う視察研修会が開催されました

2020年09月29日 10時11分27秒 | 地域農業を支える意欲の高い担い手確保

    
        【水耕施設野菜の視察】
 
 令和2年9月18日(金)に,栗原農業士会(会長:大場照彦氏,会員20人)による令和2年度栗原農業士会経営状況相互視察研修会を開催しました。
    本研修会は,会員の農業経営発展に役立てるため,お互いの経営状況を視察し合うもので,今回は,一迫地区の指導農業士・青年農業士3人(施設野菜農業法人,水稲農家,酪農法人)を訪問しました。
    当日は,栗原4Hクラブ員,栗原市内の農家で先進農業体験学習中の宮城県農業大学校の学生等も参加し,農業士の経営状況や今後の営農展望について視察研修しました。
    規模も経営形態も違う3つの経営体ですが,それぞれにこだわりをもって経営を行っており,法人では従業員のモチベーションを高める働き方に工夫を凝らしていることなど,農業士には今後の経営発展の参考になり,農大生には将来の就農計画立案のヒントとなった様です。
    農業士,4Hクラブ員,農大生と一緒に地域や世代,作目の違いを越えて栗原の農業について学ぶ有意義な研修会となりました。

 
  【酪農の視察】

 

<連絡先>

宮城県栗原農業改良普及センター 地域農業班   

TEL:0228-22-9437     FAX:0228-22-6144

 

 

 


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令和2年度第1回普及活動検討会を開催しました

2020年09月29日 08時53分07秒 | 農村地域の振興に向けた取組支援

 大河原農業改良普及センターでは,普及指導の計画と活動実績を検討し,よりよい活動につなげるため,9月3日(木)に外部評価委員である普及活動検討委員を招いて第1回普及活動検討会を開催しました。
  当日は,令和元年度東日本台風で被災した丸森町内の農地を視察し,指導対象者である地元の営農組合役員から,被災の状況と営農再開に向けた取組について説明をしていただきました。
 その後は検討会場に移動し,丸森町の被災地域における営農再開支援を目的とした2つのプロジェクト課題について各課題リーダーから,今年度前半の活動経過と今後の活動計画を報告しました。
  普及活動検討委員の方々からは,「被災農家の離農を食い止めるための被災者に寄り添った活動は普及ならではの活動だった」「担い手育成に気を配りつつ国の支援を有効に活用している」といった評価を頂く一方で,「長い月日を要する農地整備の完了まで指導を継続して欲しい」という御意見も頂いています。
 普及センターでは今回の普及活動検討会の結果を受けて,今後の活動に反映させるとともに,将来に向けた地域農業の推進に向けて活動を展開していきます。

 

〈連絡先〉大河原農業改良普及センター 地域農業第一班
     TEL:0224-53-3519 FAX:0224-53-3138


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三陸道本吉パーキング軽トラ市のワークショップが行われました。

2020年09月28日 10時45分47秒 | 農村地域の振興に向けた取組支援

 令和2年9月8日,気仙沼市本吉公民館において「本吉農林水産物軽トラック販売者の会」を対象としたワークショップが,講師を(株)東北農都共生総合研究所として開催されました。昨年度から活動を始めた「軽トラック販売者の会」は,三陸自動車道の本吉パーキングで,隔週土曜日に農産物の直売を行っている農業者グループです。
 今回のワークショップは,限られた販売機会を有効に活かすため,メンバー内の出荷可能品目を整理し,理想的な年間計画を作ることを目的に実施しました。
 各メンバーの出荷可能な野菜や山菜,加工品について,模造紙を活用して年間計画に落とし込み,さらに,季節に合わせた目玉商品やイベントのアイデアも出し合って,意見交換を行いました。議論は和気あいあいと楽しい雰囲気で行われ,今後につながる有意義なワークショップとなりました。
 
 
<連絡先>
 宮城県気仙沼農業改良普及センター  地域農業班
 TEL:0226-25-8068   FAX:0226-22-1606


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トルコギキョウ現地検討会を開催

2020年09月28日 10時17分44秒 | 先進的技術に取り組む経営体の育成・支援

 JA新みやぎあさひな花き部会では,令和2年9月11日に大衡村でトルコギキョウ現地検討会を開催しました。
 秋出しのトルコギキョウは,生育期が高温長日にあたるため,早期出蕾(しゅつらい)して切り花品質が低下しやすいことが課題です。そこで,普及センターでは,定植から出蕾まで赤色LEDを終夜照射し,開花を抑制して切り花品質を向上するため,実証ほを設置ました。現地検討会では,その結果を踏まえて,普及センターから赤色LEDの効果を説明し,出荷規格のランクアップが見込めることをほ場で確認してもらいました。
 実証ほを設置していただいた部会長からは,「開花時期をずらせることも大きなメリットで,需要期における出荷の危険分散として取り入れたい」「今年は開花が進んでいたが,電照したことによりお彼岸に新鮮な花を提供することができる」との評価をいただきました。
  電照効果は品種によって異なるため,次年度は違う品種での電照効果を確認することとなりました。 
 
〈連絡先〉
宮城県仙台農業改良普及センター 地域農業班
〒981-8505 仙台市青葉区堤通雨宮町4番17号
TEL:022-275-8320
FAX:022-275-0296


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JA古川そらまめ栽培講習会が開催されました

2020年09月25日 14時56分11秒 | 安全安心な農畜産物の生産に取り組む経営

 令和2年9月16日にJA古川本店においてそらまめ部会栽培講習会が開催されました。講習会には18人の生産者が参加し,普及センター職員が講師となり,そらまめの栽培管理や病害虫防除について説明しました。
 令和2年のそらまめ栽培では,ウイルス病の多発,出荷前の高温と収穫時期の降雨による品質低下が問題となったことから,対策として媒介虫であるアブラムシ防除の徹底とほ場の変更,葉面散布による品質向上に重点的に取組むよう指導しました。その他,施肥や育苗管理,越冬前後の管理,追肥と土寄せ等の栽培のポイントについて説明しました。
 講習会終了後は生産者から多くの質問があり,そらまめ栽培に対する意気込みが伝わってきました。さらに今年から新規の生産者が1名加わり,そらまめの増産や今後の部会の活性化などが期待されます。
 普及センターでは今後もそらまめの安定生産のため継続して支援していきます。

<連絡先>
 宮城県大崎農業改良普及センター 先進技術班
 TEL:0229-91-0726 
 FAX:0229-23-0910


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仙台市の根白石果樹生産組合のりんご現地検討会が開催されました

2020年09月25日 11時56分11秒 | 安全安心な農畜産物の生産に取り組む経営

 仙台市の根白石果樹生産組合では,令和2年9月15日に普及センター職員を講師に現地検討会を開催しました。当日は参加者6名のほ場を巡回し,各々の管理状況や病害虫の発生状況の確認を行いました。
 普及センターからは,これまでの生育状況や今後の管理について説明を行いました。また,今年は7月の長雨の影響で病気の発生が多かったことから,来作に向けて,薬剤散布を効果的に行うための注意点と方法について指導を行いました。さらに,省力化に向け,半わい性台木への改植や草刈り機ロボットについても情報提供を行いました。
 今年は開花期間中に好天が続き,全体的に十分な結実が確保されており,果実肥大も良好となっています。今後,りんごの旬を迎えますが,おいしいりんごがみなさんに届くよう継続して組合員の技術向上を支援していきます。


〈連絡先〉
宮城県仙台農業改良普及センター 先進技術第二班
981-8505 仙台市青葉区堤通雨宮町417
TEL022-275-8374FAX022-275-0296E-mailsdnokai@pref.miyagi.lg.jp


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仙南地区生研グループ移動研修会を開催しました

2020年09月24日 16時24分35秒 | 地域農業を支える意欲の高い担い手確保

 令和2年9月8日(火)丸森町国民宿舎あぶくま荘大ホールを会場に「令和2年度仙南地区生活研究グループ連絡協議会役員会及び移動研修会」が開催されました。
 昨年の台風被害や新型コロナウィルス感染拡大により研修会等の開催が見送られていたので協議会が主催する研修会も久しぶりの開催となり,会場は令和元年東日本台風の甚大な被害からの復興途中の丸森町となりました。研修では「令和元年東日本台風豪雨により被災して」と題し佐藤ゆり子グループ員の体験談を聞きました。
 佐藤ゆり子さんは丸森町で柿渋工房を主宰しており繭細工やマスコット,雑貨の製作販売・体験交流を行っています。自宅も隣接する工房も台風で浸水して後片付けのたいへんだったことや受講していた社会教育講座の仲間が片付けを手伝ってくれたことへの感謝など実体験に基づいた話にグループ員はうなずきながら聞き入っていました。
 新型コロナ感染対策のため今後の研修会等は開催を見送ることとしましたが,会員交流のために機関紙「ろまん」は発行することになりました。

  連絡先〉大河原農業改良普及センター  地域農業第二班
     TEL:0224-53-3519 FAX:0224-53-3138


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中山間地のための草刈り省力化機械実演会を開催しました!

2020年09月24日 13時58分38秒 | 先進的技術に取り組む経営体の育成・支援

 当普及センター管内の農地の多くは中山間地域にあり,経営規模が小さい上,担い手不足や高齢化により農地の維持管理が難しいという課題を抱えています。特に,管内の農地は中山間地特有の長大な法面が多く,高齢者が草刈作業等を行うのは重労働であり,危険を伴うものでした。そこで当普及センターでは,草刈作業の省力化の一助になるよう,ラジコン式草刈り機を中心とした実演会を開催しました。
 当日は朝まで雨が降っており,開催が危ぶまれましたが,実演会場である南三陸町志津川入谷地区の農業者を中心に20名が参加しました。
 ラジコン式草刈り機は2社から実演にご協力いただき,40度の傾斜でも作業可能,バッテリー式で静か,アタッチメントにより樹木や壁側の際や畦畔の小さな法面も可能等々,各々の特徴についてPRしました。また,実演だけではなく,希望した参加者には操作を体験させてもらい,「コツをつかめばもっと上手に刈れるようになるだろう。」と興味を持った参加者もありました。
 当日は他にドローンによる農薬散布の実演も行い,「このような機械を使いこなせれば,若い世代の就農にもつながるかもしれない。」と手応えを感じているようでした。

<連絡先>
 宮城県気仙沼農業改良普及センター 地域農業班
   TEL:0226-25-8068 FAX:0226-22-1606


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