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宮城の農業普及現地活動情報

県内9つの農業改良普及センターから,地域の特色ある取組や,宮城を元気にする農業普及情報をお届けします!

加美町オーガニックビレッジ宣言

2025年04月22日 15時33分11秒 | ⑧環境に配慮した持続可能な農業生産

 加美町では、令和7年4月21日、町内で有機食材を提供する農家レストラン「ふみえはらはん」において、石山町長による「加美町オーガニックビレッジ宣言」が行われました。宣言式には、「有機農業産地づくり推進事業」に取り組むため、令和6年度に生産者や流通事業者、関係機関等で組織した有機農業推進協議会のメンバーが出席しました。

初めに、「加美町有機農業実施計画」の説明があり、5年後に目指す目標として、有機農業への取組面積を現況53ha(R5)から60ha(R11)とすることを表明しました。生産段階では、有機農業の普及に向けた研修会、アイガモロボの検証と導入助成、有機認証取得経費の支援に取り組むほか、流通、加工、消費段階としては、やくらい土産センター等における有機農産物の販売促進や、販促イベント等への出店、加工・流通事業者と連携した販路拡大、学校給食への有機米提供を行うこととしています。

記念撮影の後に、囲炉裏を囲んで有機米ササシグレを用いたおにぎりの試食会が行われました。

大崎普及センターでは、加美有機農業推進協議会の一員として、引き続き「加美町有機農業実施計画」の実現に向けて支援を行ってまいります。

<連絡先>

 宮城県大崎農業改良普及センター      先進技術班 

 TEL:0229-91-0726    FAX:0229-23-0910


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気仙沼金のいぶき協議会の令和7年度総会が開催されました

2025年04月18日 11時20分35秒 | ⑧環境に配慮した持続可能な農業生産

 気仙沼金のいぶき協議会の令和7年度通常総会が、令和7年4月8日に気仙沼合同庁舎を会場に開催されました。同協議会は宮城県が育成した玄米専用品種「金のいぶき」のブランド化を推進するために令和5年4月に設立され、気仙沼市の金のいぶき生産者、卸小売業者、気仙沼市産業部農林課、JA新みやぎがメンバーとなっております。

 総会では、令和7年度も引き続き、マイクロプラスチック海洋汚染を防止し、プラスチックコーティングされた肥料を使用しない環境に配慮した「金のいぶき」の栽培に取り組むとともに、新たな製品開発に取り組むことを確認しました。

 普及センターでは、地域の新たな特産品として、稲作経営の発展につなげていけるよう、引き続き支援を行っていきます。

<連絡先>

宮城県気仙沼農業改良普及センター 先進技術班 TEL:0226-25-8069 FAX:0226-22-1606


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グリーンな栽培体系への転換サポート事業検討会が開催されました

2025年03月18日 14時42分03秒 | ⑧環境に配慮した持続可能な農業生産

 加美町の南鹿原地区と上区・城内地区では、令和4年度から「グリーンな栽培体系への転換サポート事業を実施しています。有機物を活用した化学肥料の削減、中干し延長による温室効果ガスの削減の環境負荷軽減技術と、乗用除草機やドローン追肥などの省力化技術に取り組み、最終年である本年度は概ね想定どおりの効果を得ることができました。普及センターでは、今後も農協等と連携し、これらの技術を組み合わせたグリーンな栽培体系の普及拡大を支援していきます。


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大崎市オーガニックビレッジ宣言

2025年03月14日 19時01分12秒 | ⑧環境に配慮した持続可能な農業生産

大崎市では、令和4年度より「グリーンな栽培体系への転換サポート事業」により、有機米栽培を推進するためのスマート農業技術として、自動抑草ロボット「アイガモロボ」や水管理システム「水田ファーモ」等の有効性について検証を進めてきました。この度、大崎・美里の両農業改良普及センターが中心となり、これらの成果を「水稲における有機栽培 栽培マニュアル」として取りまとめました。令和6年度からは、「有機農業産地づくり推進事業」において生産者、消費者、関係機関が連携して有機農業を推進する「大崎有機農業実施計画」を策定し、これを周知するために「大崎市オーガニックビレッジ宣言」が行われました。

伊藤市長からの宣言が行われたのち、来賓が市内の有機農産物等を手に取り記念撮影、引き続き、これらの食材を利用した「おおさき有機ランチ試食会」が行われました。有機JAS認証米の「ふゆみずたんぼ米」や環境保全米「ささ結」をしゃり玉とした寿司、SDGsの取組みであるジビエ(イノシシ)肉を加工したフランクフルトやシチュー、無農薬の西洋野菜等を用いた多くの料理が振舞われました。

午後には「大崎市オーガニックビレッジ宣言」を記念して、「有機・グリーン化農業講演会」が開催されました。アイガモロボの開発者である(株)NEW GREEN取締役兼副社長の中村哲也様より、アイガモロボの開発経緯や全国・海外における検証活動、抑草に留まらない様々な効果や新たな活用方法等についてご紹介いただきました。

大崎・美里良普及センターでは、「大崎有機農業実施計画」の実現に向けて、大崎市有機農業・グリーン化推進協議会の一員として引き続き支援を続けていきます。

 

<連絡先>

 宮城県大崎農業改良普及センター      先進技術班 

 TEL:0229-91-0726    FAX:0229-23-0910

 


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令和7年サンサンメイトの研修会が開催されました

2025年03月13日 10時08分02秒 | ⑧環境に配慮した持続可能な農業生産

 

 名取市の野菜直売グループ「サンサンメイト」では、毎月定例会を行い、会員全員が集まる情報交換と打合せを行っています。3月5日に開催された定例会に合わせて、これから各種野菜の作付けが始まること、農薬登録の作物分類が最近変更されたこともあり、当普及センターから野菜の「農薬登録作物区分」について情報提供する研修会が開催されました。

 研修会では、基本的な農薬の使用方法を確認した後、トマトとミニトマト等の身近な例を出しながら、出荷している野菜の農薬登録作物区分について、農薬適正使用に関するパンフレット3種類を用いて研修しました。また、最新の分類表を用いて出荷している野菜の使用区分を確認しました。最も出荷の多い「非結球アブラナ科葉菜類」については、登録のある農薬についても数剤紹介し、農薬のローテーション散布の提案を行いました。

研修後には、農薬を混用する場合の順番や、農薬を用いない以外の各種病害虫対策について幅広く質問があり、活発な研修会となりました。

当普及センターでは農薬の適正使用を含め、栽培技術や病害虫防除等について引き続き支援していきます。

サンサンメイト研修会の様子

<連絡先>

 宮城県亘理農業改良普及センター 先進技術班

 TEL:0223-34-1141 FAX:0223-34-1143


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「みどり認定とJ-クレジットセミナー」を開催しました。

2025年01月22日 10時27分31秒 | ⑧環境に配慮した持続可能な農業生産

 令和7年1月15日午後、JAいしのまき農業情報センターで、「みどり認定とJ-クレジットセミナー」を開催しました。          

 まず、当事務所から、「みどり認定の概要」を説明後、「㈲大郷グリーンファーマーズ」西塚代表から会社のこれまでの歩みや、有機農業、みどり認定に取り組んでみての話をいただきました。また、みどり認定やJ-クレジットは、生産者メリットが見えづらい課題があるが、時代に合致した取組だとのお話もありました。

 また、農業由来の温室効果ガス排出低減した農家と温室ガスを排出する企業との仲立ちを行う「株式会社フェイガー」の松谷達馬氏からJ-クレジットについて紹介があり、対象技術である水稲の中干延長の方法について説明がありました。宮城県内においても5つのJAが取組んでいるとのことでした。

 今後も普及センターでは、環境に配慮した持続的な農業生産を支援していきます。

 

<連絡先>

 宮城県石巻農業改良普及センター TEL0225-95-7612 FAX0225-95-2999


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秋晴れの下、「グリーンな栽培体系」について紹介しました

2024年10月29日 11時26分25秒 | ⑧環境に配慮した持続可能な農業生産

    普及センターでは、プロジェクト課題として、「慣行よりも減肥を行ったペースト二段施肥」と、「非プラスチックコーティングの緩効性肥料栽培」及び「堆肥入り肥料+流し込み施肥」を設置し、従来の環境保全米から一歩進んだ「グリーンな栽培体系」と、生産者の選択肢拡大に向けた検討・検証を行っています。

   去る10月20日、JAみやぎ登米本店を会場に開催された「JAみやぎ登米アグリフェスタ」で、「グリーンな栽培体系」を紹介しました。

    会場ではパネル展示とチラシの配布を行いましたが、パネルを見た来場者からは、減肥の量や非プラスチックコーティング肥料の仕組みなどの質問があり、関心をもってもらえたのではないかと感じました。

 今後も様々な機会を通じて「グリーンな栽培体系」の周知を図ってまいります。

パネルの内容を来場者に説明する様子

<連絡先>
宮城県登米農業改良普及センター 先進技術班
〒987-0511 宮城県登米市迫町佐沼字西佐沼150-5
電話:0220-22-6127 FAX:0220-22-7522


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登米市第1号の「みどり認定」農業者が誕生しました

2024年09月26日 09時43分58秒 | ⑧環境に配慮した持続可能な農業生産

 令和6年9月5日に環境負荷低減事業実施計画等認定地方認定委員会が開催され、登米市内初となる環境負荷低減事業実施計画の認定(みどり認定)農業者が誕生しました。

 認定された品目は「水稲」で「土づくりと化学肥料・化学農薬の削減を一体的に行う事業活動」に取り組む計画となっています。

 今回認定された登米市中田町の門馬一郎氏は、これまでに「みやぎの環境にやさしい農産物・認証表示制度」に取り組んだこともあり、環境に配慮した農作物の生産に意欲的に取り組んでいる農業者です。

 認定申請に当たり、普及センターとしても地域調整班と連携しながら、申請書の作成等について支援し、今回の認定に至りました。

 普及センターでは、みどり認定について、更なるPRを行うとともに、環境負荷低減に取り組む農業者の支援を続けてまいります。

「みどり認定」を受け取った門馬氏

 

<連絡先>
宮城県登米農業改良普及センター 先進技術班
〒987-0511 宮城県登米市迫町佐沼字西佐沼150-5
電話:0220-22-6127 FAX:0220-22-7522


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水稲における「グリーンな栽培体系展示ほ」の現地説明会を開催しました

2024年09月10日 19時06分07秒 | ⑧環境に配慮した持続可能な農業生産

    普及センターでは、昨年度から、従来の環境保全米から一歩進んだ「グリーンな栽培体系」と生産者の選択肢拡大に向けた検討・検証を行っています。

    令和6年度は、昨年度に続き、「慣行よりも減肥を行ったペースト二段施肥」3ほ場と、「非プラスチックコーティングの緩効性肥料栽培」及び「堆肥入り肥料+流し込み施肥」各1ほ場 計5ほ場を設置し、関係機関と一緒に調査を行っています。

    8月29日、JAみやぎ登米稲作部会員を対象に、水稲の出穂後の調査と合わせる形で現地説明会を開催しました。うち「堆肥入り肥料+流し込み施肥」の展示ほには、部会員及びJAみやぎ登米の担当者7名が出席しました。

    当日の調査では、「堆肥入り肥料+流し込み施肥」展示ほでは水尻でやや葉色が薄い傾向がみられたものの、全体の生育は周辺のほ場と同等であること、昨年度の調査では肥料費も慣行の環境保全米を下回ったこと、などを説明しました。参加者は「グリーンな栽培体系」の普及の可能性を感じたようでした。

    今後も様々な機会を通じて「グリーンな栽培体系」の周知を図ってまいります。

看板の前で部会員に説明を行う

 

<連絡先>
宮城県登米農業改良普及センター 先進技術班
〒987-0511 宮城県登米市迫町佐沼字西佐沼150-5
電話:0220-22-6127 FAX:0220-22-7522


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JA新みやぎあさひな水稲部会「環境保全米現地検討会」が開催されました!

2024年07月30日 15時22分01秒 | ⑧環境に配慮した持続可能な農業生産

  7月16日に、JA新みやぎあさひな水稲部会「環境保全米現地検討会」が開催され、環境保全米の生産者8名が参加しました。

 普及センターから管内の生育状況と、これからの栽培管理のポイントとなる水管理や追肥、病害虫防除等について説明しました。

  現地検討では、「だて正夢」と「ひとめぼれ」のほ場で、葉色や幼穂長を測定し、現在の生育ステージを確認し、出穂期に向けた適期管理について確認を行いました。また、追肥のタイミングや病害虫防除等について、参加者同士で活発に意見の交換が行われていました。

 今後も普及センターでは、環境にやさしい米づくりの推進を図るため、生産者を支援していきます。


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