宮城の農業普及現地活動情報

県内9つの農業改良普及センターから,地域の特色ある取組や,宮城を元気にする農業普及情報をお届けします!

秋晴れの下、「グリーンな栽培体系」について紹介しました

2024年10月29日 11時26分25秒 | ⑧環境に配慮した持続可能な農業生産

    普及センターでは、プロジェクト課題として、「慣行よりも減肥を行ったペースト二段施肥」と、「非プラスチックコーティングの緩効性肥料栽培」及び「堆肥入り肥料+流し込み施肥」を設置し、従来の環境保全米から一歩進んだ「グリーンな栽培体系」と、生産者の選択肢拡大に向けた検討・検証を行っています。

   去る10月20日、JAみやぎ登米本店を会場に開催された「JAみやぎ登米アグリフェスタ」で、「グリーンな栽培体系」を紹介しました。

    会場ではパネル展示とチラシの配布を行いましたが、パネルを見た来場者からは、減肥の量や非プラスチックコーティング肥料の仕組みなどの質問があり、関心をもってもらえたのではないかと感じました。

 今後も様々な機会を通じて「グリーンな栽培体系」の周知を図ってまいります。

パネルの内容を来場者に説明する様子

<連絡先>
宮城県登米農業改良普及センター 先進技術班
〒987-0511 宮城県登米市迫町佐沼字西佐沼150-5
電話:0220-22-6127 FAX:0220-22-7522


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登米市第1号の「みどり認定」農業者が誕生しました

2024年09月26日 09時43分58秒 | ⑧環境に配慮した持続可能な農業生産

 令和6年9月5日に環境負荷低減事業実施計画等認定地方認定委員会が開催され、登米市内初となる環境負荷低減事業実施計画の認定(みどり認定)農業者が誕生しました。

 認定された品目は「水稲」で「土づくりと化学肥料・化学農薬の削減を一体的に行う事業活動」に取り組む計画となっています。

 今回認定された登米市中田町の門馬一郎氏は、これまでに「みやぎの環境にやさしい農産物・認証表示制度」に取り組んだこともあり、環境に配慮した農作物の生産に意欲的に取り組んでいる農業者です。

 認定申請に当たり、普及センターとしても地域調整班と連携しながら、申請書の作成等について支援し、今回の認定に至りました。

 普及センターでは、みどり認定について、更なるPRを行うとともに、環境負荷低減に取り組む農業者の支援を続けてまいります。

「みどり認定」を受け取った門馬氏

 

<連絡先>
宮城県登米農業改良普及センター 先進技術班
〒987-0511 宮城県登米市迫町佐沼字西佐沼150-5
電話:0220-22-6127 FAX:0220-22-7522


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水稲における「グリーンな栽培体系展示ほ」の現地説明会を開催しました

2024年09月10日 19時06分07秒 | ⑧環境に配慮した持続可能な農業生産

    普及センターでは、昨年度から、従来の環境保全米から一歩進んだ「グリーンな栽培体系」と生産者の選択肢拡大に向けた検討・検証を行っています。

    令和6年度は、昨年度に続き、「慣行よりも減肥を行ったペースト二段施肥」3ほ場と、「非プラスチックコーティングの緩効性肥料栽培」及び「堆肥入り肥料+流し込み施肥」各1ほ場 計5ほ場を設置し、関係機関と一緒に調査を行っています。

    8月29日、JAみやぎ登米稲作部会員を対象に、水稲の出穂後の調査と合わせる形で現地説明会を開催しました。うち「堆肥入り肥料+流し込み施肥」の展示ほには、部会員及びJAみやぎ登米の担当者7名が出席しました。

    当日の調査では、「堆肥入り肥料+流し込み施肥」展示ほでは水尻でやや葉色が薄い傾向がみられたものの、全体の生育は周辺のほ場と同等であること、昨年度の調査では肥料費も慣行の環境保全米を下回ったこと、などを説明しました。参加者は「グリーンな栽培体系」の普及の可能性を感じたようでした。

    今後も様々な機会を通じて「グリーンな栽培体系」の周知を図ってまいります。

看板の前で部会員に説明を行う

 

<連絡先>
宮城県登米農業改良普及センター 先進技術班
〒987-0511 宮城県登米市迫町佐沼字西佐沼150-5
電話:0220-22-6127 FAX:0220-22-7522


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JA新みやぎあさひな水稲部会「環境保全米現地検討会」が開催されました!

2024年07月30日 15時22分01秒 | ⑧環境に配慮した持続可能な農業生産

  7月16日に、JA新みやぎあさひな水稲部会「環境保全米現地検討会」が開催され、環境保全米の生産者8名が参加しました。

 普及センターから管内の生育状況と、これからの栽培管理のポイントとなる水管理や追肥、病害虫防除等について説明しました。

  現地検討では、「だて正夢」と「ひとめぼれ」のほ場で、葉色や幼穂長を測定し、現在の生育ステージを確認し、出穂期に向けた適期管理について確認を行いました。また、追肥のタイミングや病害虫防除等について、参加者同士で活発に意見の交換が行われていました。

 今後も普及センターでは、環境にやさしい米づくりの推進を図るため、生産者を支援していきます。


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「グリーンな栽培体系への転換サポート事業」の現地検討を行いました

2024年07月25日 10時11分25秒 | ⑧環境に配慮した持続可能な農業生産

 6月19日に、加美町の南鹿原グリーン協議会と上区・城内集落営農組合連絡協議会が水稲で取り組んでいる「グリーンな栽培体系への転換サポート事業」の現地検討を行いました。
 南鹿原グリーン協議会では、環境にやさしい技術として堆肥の活用による化学肥料の低減や中干期間の延長、省力化に資する技術として水管理システムやドローン追肥に取り組んでいます。上区・城内集落営農組合連絡協議会では、環境にやさしい技術として基肥への有機質肥料の活用や中干し期間の延長、省力化に資する技術として乗用除草機に取り組んでいます。
 当日は協議会メンバーである地元農家(事務局)、農協、普及センターで、当初計画の実施状況の確認や実証ほ場における検討を行いました。概ね計画通り取組は進んでおり、実証ほ場の水稲の生育も順調なことから、これらの取組の成果が期待されます。

<連絡先>

 宮城県大崎農業改良普及センター      先進技術班

 TEL:0229-91-0726 ,0727   FAX:0229-23-0910


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みどりの食料システム戦略に関する研修会が開催されました

2024年07月11日 11時03分57秒 | ⑧環境に配慮した持続可能な農業生産

 令和6年6月28日、大和町吉岡でJA新みやぎあさひな青年部正副支部長・事務局合同会議及びリーダー研修会が開催され、20名の参加がありました。研修会では、県担当から“みどりの食料システム戦略について”と題して講義を行い、推進ビジョン概要やみどり認定などについて説明しました。

 出席者からは、「良い取組と思うので、農業者のみならず消費者にも理解を図っていく必要がある。」との意見や、みどり認定の要件などの質問がありました。副支部長からは、「環境意識を農業経営に取り入れていきたい。」との話があり、講義を通して理解を深めたようでした。

 今後とも県では、みどりの食料システム戦略への理解促進、みどり認定取得などを支援してまいります。


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新型アイガモロボがお披露目!スマート農機の活用で環境にも人にも優しい農業を!

2024年06月20日 17時35分13秒 | ⑧環境に配慮した持続可能な農業生産

 大崎市や県、JA、生産者などで組織する「大崎市有機農業・グリーン化推進協議会」は、稲作で環境にやさしい農業に取り組むうえでネックとなる、水田の除草作業の負担を軽減するアイガモロボなどのスマート農機の現地講習会を大崎市松山で開催し、約30人が参加しました。

講習会では、国の「みどりの食料システム戦略」に対応した、有機農業に取り組む生産者に役立つ技術として、水田雑草の成長を抑えるアイガモロボと、スマートフォンを活用した水管理システムが紹介されました。さらに、新型のアイガモロボのデモンストレーションが行われ、参加者の注目を浴びていました。

開発中の新型のアイガモロボは、従来型と同様にソーラーパネルとバッテリーを搭載し、水田を自動で移動しながら雑草の発生を抑えるもので、従来型のスクリューの水流で泥を巻き上げる方式から、ブラシで泥を直接かき回す方式に変更されました。また、従来型より軽量化され、速度も向上したことから、より広い面積に対応できるとのことです。

通信方式の変更などで価格が従来型より安くなる見込みとの説明もあり、参加者は水田で稼働するアイガモロボを関心高く見つめていました。

普及センターでは、講習会を主催した協議会に参画し、生産者や関係機関と共に環境にやさしい技術の実証や普及に努めていきます。

 

 <問い合わせ先>

  美里農業改良普及センター  先進技術班    TEL 0229-32-3115、FAX 0229-32-2225


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病害虫防除に関する研修会を開催しました。

2024年06月18日 15時30分40秒 | ⑧環境に配慮した持続可能な農業生産

 国道47号線沿い、大崎市岩出山地区に位置する道の駅「あ・ら・伊達な道の駅」は2020年、2021年のじゃらんの道の駅ランキングで1位となるなど、全国的にも人気の高い道の駅です。道の駅には、池月道の駅農産物出荷組合が運営主体となっている農産物直売所があり、新鮮な青果物や農産加工品の売り場は連日多くのお客様でにぎわっています。

 普及センターでは、令和6年6月14日に出荷組合の組合員に対して安全・安心で環境にやさしい農産物生産をより一層推進するための研修会を開催しました。当日は普及センターの職員等3名を講師として、「みやぎの環境にやさしい農産物認証・表示制度」や農薬のみに頼らない病害虫防除法などについて説明を行いました

 普及センターでは、今後も安心・安全な農産物を皆様にお届けするため、このような研修会を随時開催し、生産者の方々の技術向上支援を行っていきます。

<連絡先>

 宮城県大崎農業改良普及センター      地域農業班

 TEL:0229-91-0727   FAX:0229-23-0910


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「グリーンな栽培体系」を目指して、ペースト二段施肥田植が行われました

2024年05月27日 17時10分19秒 | ⑧環境に配慮した持続可能な農業生産

 登米市は環境保全米の栽培が県内一盛んな地域です。

 昨年度は、「ペースト肥料の田植同時施用によるプラスチック被覆肥料の利用削減及び減肥栽培」や「ペースト肥料以外の非プラスチックコーティング肥料を用いた栽培」等、従来の環境保全米から一歩進んだ「グリーンな栽培体系」と生産者の選択肢拡大に向けた検証を行い、従来の環境保全米とほぼ同等の品質・収量が得られることを実証しました。

 今年度も、「グリーンな栽培体系」の普及拡大に向け、JAみやぎ登米、肥料・農機メーカーの協力のもと5か所の展示ほを設置しました。

 このうち5月20日の登米市豊里町の展示ほでは、「田植えと同時に、10a当たり2.1kgの窒素成分量のペースト肥料を3cmと9cmの深さに施肥」という設計のもと、最新式の8条田植機で田植を実施しました。

 当日はあいにくの雨となりましたが、大きなトラブルもなく、60aの田植えは約1時間で終了しました。また,「雨でも肥料補給が可能」というペースト肥料のメリットも確認することができました。

 今後は、定期的な生育等の調査でグリーンな栽培体系の検証を行うとともに、情報発信により普及拡大を図っていきます。

雨の中行われた田植えの様子

<連絡先>
宮城県登米農業改良普及センター 先進技術班
〒987-0511 宮城県登米市迫町佐沼字西佐沼150-5
電話:0220-22-6127 FAX:0220-22-7522

 

 

 


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気仙沼金のいぶき協議会の令和6年度通常総会が開催されました

2024年05月01日 16時31分00秒 | ⑧環境に配慮した持続可能な農業生産

 気仙沼金のいぶき協議会の令和6年度通常総会が、令和6年4月19日に気仙沼合同庁舎オープンラボを会場に開催されました。同協議会は「金のいぶき」のブランド化を推進するために令和5年4月に設立され、気仙沼市の金のいぶき生産者6者、卸小売業者、気仙沼市産業部農林課、JA新みやぎがメンバーとなっております。

 総会では、令和5年度の取組として、牡蠣やホタテの貝殻を土づくりに使用するとともに、マイクロプラスチック海洋汚染を防止し、プラスチックコーティングされた肥料を使用しないで栽培した「金のいぶき」を「港町玄米(気仙沼金のいぶき)」として商品開発し、商品米袋やリーフレット等を作成したほか、試食会の開催等が報告されました。

 令和6年度も引き続き、海のまち気仙沼ならではの米づくりをPRし、ふるさと納税の返礼品としての利用も検討しながら、気仙沼産米のブランド力、認知度の向上による販売拡大を目指していくことを確認しました。

 また、気仙沼市内の米小売業者等2者が新規会員として加わることになりました。

 地域の新たな特産品として、稲作経営の発展につなげていけるよう、引き続き支援を行っていきます。

<連絡先>

宮城県気仙沼農業改良普及センター 先進技術班 TEL:0226-25-8069 FAX:0226-22-1606


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