宮城オリジナルの酒米品種「吟のいろは」について、令和6年産の作柄を振り返って次作に生かすため、3月18日に県みやぎ米推進課の主催で「吟のいろは」の栽培研修会が開催され、生産者や関係機関など約20名が出席しました。普及センターからは今年度の生育の経過を中心に説明をし、産業技術総合センターからは玄米品質や酒米としての分析結果について説明がありました。令和6年産の特徴としては、やや硬い米であるものの溶けやすい傾向にあるとのことで、高温で経過した天候にも関わらず高い1等米比率となっており、継続して安定した需要が見込まれると期待が高まっています。
同日には普及センター主催で松山町酒米研究会のメンバーを対象に、今年度の「吟のいろは」等の酒米の調査結果の振り返りと次年度に向けた検討会を開催しました。普及センターからは関係機関の協力により生育調査等を実施でき、次年度につながる結果が得られたことなどを説明しました。参加者からはメーカーと連携した次作の試験設計に関する意見等が出されました。
普及センターでは、引き続き酒米の品質安定化や生産性向上に向けて研究会の活動を支援していきます。
<連絡先>
美里農業改良普及センター 先進技術班 TEL 0229-32-3115、FAX 0229-32-2225