宮城の農業普及現地活動情報

県内9つの農業改良普及センターから,震災の復旧・復興に向けた取組や,宮城を元気にする農業普及情報をお届けします!

気仙沼・本吉地域園芸振興研修会,みやぎ農業未来塾を開催しました

2016年03月31日 09時56分16秒 | ⑤地域農業を支える意欲の高い担い手確保
 平成28年3月17日,本吉公民館で施設野菜生産者や新規就農者の病害虫防除技術向上を目的とした,園芸振興研修会,みやぎ農業未来塾を開催しました。
 管内では,いちごやトマトなどの園芸施設が新たに建設され,施設野菜に注目が集まる一方,害虫の薬剤感受性低下,薬剤耐性菌の出現など病害虫防除が課題となっています(いちごのハダニ類,きゅうりのコナジラミ類,うどんこ病など)。
 そこで,若手生産者からの「病害虫防除を基礎から見直したい」という要望に応えるとともに,薬剤抵抗性管理の考え方を普及するため,研修会を企画しました。
 研修では,デュポン(株)水野氏から,薬剤散布の基礎や,対象害虫の世代を考慮して薬剤を選定し,交差抵抗性(※)発達リスクを軽減させる「ブロック式ローテーション」についての講義や,農業・園芸総合研究所から病害虫防除の研究成果報告がありました。
 天敵の導入や,育苗期の効果的な防除など,今後の防除に活用できる情報が多く提供され,生産者からは「育苗期の防除を見直したい」,「今年は早めに天敵を使用したい」という声が聞かれました。
 普及センターは,今後も生産者の技術向上を支援していきます。

(※)交差:ある薬剤に抵抗性や耐性が発達した病害虫が,その殺虫剤と類似性を持つ他の薬剤に対しても抵抗性や耐性を示すこと。

<連絡先>
宮城県本吉農業改良普及センター 地域農業班
〒988-0341 気仙沼市本吉町津谷桜子20-2
0226-29-6044

「登米地域 郷土食の伝承活動」 ~中田町農産加工クラブ「農産加工作品展示会」~

2016年03月30日 15時41分04秒 | ⑦農村地域の振興に向けた取組支援
 「中田町農産加工クラブ連絡協議会」(会長:鈴木ミヤ子 会員数:150人)は農産加工技術の向上のため,農産加工品展示会を開催しました。
 中田農村環境改善センターを会場に3月14日には審査会,15日には表彰式と試食会が行われました。4部門で132点(漬物部門23点,梅干し部門20点,味噌部門39点,アイディア加工部門50点)の出品があり会員相互の技術研鑽の場となりました。
 審査は,登米市農産加工者連絡協議会会長主藤とよ子会長と普及センターの2人で行 い,各部門3点ずつ,金・銀・銅賞を選定し12人が表彰されました。活動歴30年の 組織とあって「技術」,「味」,「創意工夫」等優れた作品が多く,郷土の伝統食として 伝承されていかれることと思います。
 永い年月をかけて築きあげてきた登米の食文化やこれら伝統の技は,大変貴重な財産 です。加工クラブの皆さんは,次世代に引き継いでいきたいという強い「思い」を込め て活動しています。

長ネギ生産拡大に向けたネギ先進地視察研修会が開催されました。

2016年03月30日 13時03分26秒 | ①先進的技術に取り組む経営体の育成・支援
平成28年3月17日(木)にJAみやぎ仙南角田営農センターが主催する長ネギ視察研修会が行われました。当日は,角田営農センター管内の長ネギ生産者7名とJA,角田市及び県の関係機関合わせて13名が参加して行われました。角田営農センター管内には,若手メンバーと農事組合法人(集落営農)が長ネギ栽培を行っており,今後,生産拡大と安定生産を図るため実施されました。
 視察研修先は,JA加美よつばで行われ,はじめにJA加美よつば営農センターにおいて,JAの営農担当から産地化までの経緯,苦労した点,取組の現状及び今後の展開について,次に,営農センターに隣接している集出荷施設の予冷庫,真空予定庫の利用状況について,さらに出荷された長ネギを見ながら出荷状況について説明を受けました。
生産現地へ移動後,共同調製施設について長ネギの生産を行っている農業生産法人の代表から説明があり,生産面積に合わせた機械導入が重要であるとのアドバイスをいただきました。
長ネギ生産に関する機械化体系について,長ネギほ場に隣接する機械格納庫に移動し,耕起から定植床,定植,追肥,土寄せ,収穫まで使用する機械について説明を受けました。
参加者からは,今後の面積拡大を図る上で大変参考となった。また,生産者から角田地域の長ネギ部会又は研究会を設立してはどうかとの提案がだされるなど,今回の視察研修会が今後の生産拡大につながる内容となりました。
普及センターでは,今後も生産拡大に向けた支援を行っていきます。







〈連絡先〉大河原農業改良普及センター  地域農業第一班
       TEL:0224-53-3519 FAX:0224-53-3138

緑肥でセンチュウ退治なるか! ラジヘリ播種もできました~!

2016年03月28日 15時03分27秒 | ①先進的技術に取り組む経営体の育成・支援
 登米管内の一部地域では,長年の大豆連作によりダイズシストセンチュウの発生が見られるようになってきています。一部のマメ科緑肥作物の作付がセンチュウ対策に有効であることから,今年から大規模作付に取り組むことになり,3月17日,管内生産者が集まり播種実演会が行われました。
 
 通常,今回取り組む緑肥作物(クリムゾンクローバー・ヘアリーベッチ)は背負動力散布機で播種することが多いのですが,実演会では,広い面積に対応するためラジコンヘリコプターによる播種が可能かどうか試しました。結果,穴の大きさを調節することで粒剤散布用のラジヘリを用いてほ場に均一に播種できることがわかりました。

 今後約2ヶ月の生育期間を経てすきこみ,後に播種する大豆のセンチュウ被害が減少するか調査する予定としています。すきこみ前にはクリムゾンクローバーは赤の,ヘアリーベッチは紫のきれいな花じゅうたんが見られる予定で,担当者は試験結果に加えてこちらも楽しみにしています。






<連絡先>
宮城県登米農業改良普及センター 先進技術班
〒987-0511 宮城県登米市迫町佐沼字西佐沼150-5
電話:0220-22-6127 FAX:0220-22-7522

迫施設胡瓜組合促成現地検討会が開催されました。

2016年03月25日 17時01分54秒 | ③安全安心な農畜産物の生産に取り組む経営
 去る3月22日に,迫施設胡瓜生産組合の促成現地検討会が開催されました。JAみやぎ登米管内のきゅうり生産部会は迫施設胡瓜生産組合の他3組織があり,各部会ごとにきゅうりの生育ステージに合わせて現地検討会が開催されています。
 当日は(株)ときわ研究場より,巡回したほ場ごとの栽培管理上の問題点と今後の対応策について助言があり,参加した部会員は熱心に聞き入っていました。
 また,普及センターからはアザミウマ類,褐斑病,うどんこ病などの難防除病害虫に関する効果的な防除対策について情報提供を行いました。
 今年度,JAみやぎ登米では選果機の再整備,(株)なかだ農業開発公社では育苗用施設の増設など,きゅうり生産体制の大幅な強化が図られました。これらの動きを踏まえ,普及センターでは,引き続き関係機関と連携しながら,きゅうりの生産振興に向けて支援してまいります。

<連絡先>
宮城県登米農業改良普及センター 先進技術班
〒987-0511 宮城県登米市迫町佐沼字西佐沼150-5
電話:0220-22-6127 FAX:0220-22-7522

そらまめ部会現地検討会が開催されました

2016年03月25日 09時17分26秒 | ④環境と調和した農業生産に取り組む経営体
 去る3月22日に,JAみやぎ登米そらまめ部会の現地検討会が開催されました。部会では毎作,年明けの前後に現地検討会を開き,その後の管理について普及センターからの情報提供や生産者同士の情報交換を行い,より品質の高いそらまめの生産と収量の増加を図っています。
 今年度の冬期間は積雪が少なく,気温も比較的暖かかったため,生育が良く,側枝も多く発生していました。普及センターからは,3粒莢率を高めるために不要な枝の除去を勧めました。また,温暖な天候により害虫の早期発生も予想されるため,不織布の除覆後はアブラムシ防除の徹底を呼びかけ,アブラムシが潜む周辺雑草の除草なども併せて行なうよう伝えました。他にも追肥や葉面散布の施用時期などについて積極的に質問を受けました。
 今後も普及センターでは,生産力の向上を目指す意欲ある産地の支援を行なっていきます。

登米の女性農業者がますます活き活きします!

2016年03月25日 08時27分27秒 | ⑦農村地域の振興に向けた取組支援
平成28年3月17日,登米市内にあるアルテラスおおあみを会場に,平成27年度活き活きパートナーシップ研修会を開催しました。
毎年,農業経営や生活改善の工夫について,管内の女性農業者を対象に開催している研修会です。今回は,「登米市地域活性化に期待される農村女性の役割」という内容で,登米市の地域活性化で活躍している足立千佳子氏(特定非営利活動法人とめタウンネットプロデューサー)を講師にお話を伺いました。
足立氏は登米市内の恵まれた自然と美味しい農産物をもっとたくさんの人に知ってもらいたい,そのためには,女性農業者の皆さんが農村で培った技や文化をどんどん発信して欲しい,今後,市内外の方との交流の場で披露してもらえないかと,提案されました。参加者からは,年間を通した農産加工や農作業のアイデアが出され,盛んに意見交換されました。
普及センターでは,女性農業者の技や文化をいろいろな場面で発信できる機会を今後も支援していきたいと考えています。



<連絡先>
宮城県登米農業改良普及センター 地域農業班
〒987-0511 宮城県登米市迫町佐沼字西佐沼150-5
電話:0220-22-6127 FAX:0220-22-7522

改めて経営者としての資質と心構えを学びました

2016年03月25日 08時27分27秒 | ⑤地域農業を支える意欲の高い担い手確保
平成28年3月4日,宮城県登米合同庁舎を会場に,登米地域農業法人セミナーを開催しました。
本研修会は,経営内容が複雑化し,雇用管理や継承者の確保・育成など新たな課題に直面している登米管内の農業法人の社長を対象に改めて,経営発展を目指すためのマネジメントを学んでもらうことが目的です。
講師である前(株)ベガルタ仙台代表取締役社長の白幡洋一氏の実体験に基づいた社長としての心構えや人材育成の考え方,社員のやる気こそ会社の生産性向上につながるという話に参加者は熱心に耳を傾けました。
また,事例発表では市内若手経営者の目指すべき農業経営の話を聞き,逆に元気をもらった,自分も負けられないと言った意欲的な感想をいただきました。
普及センターでは今後も法人経営者に共通する課題の解決に向け,支援を継続していきます。





<連絡先>
宮城県登米農業改良普及センター 地域農業班
〒987-0511 宮城県登米市迫町佐沼字西佐沼150-5
電話:0220-22-6127 FAX:0220-22-7522

石巻地域園芸作物振興研修会を開催

2016年03月24日 13時15分40秒 | ①先進的技術に取り組む経営体の育成・支援
管内では,東日本大震災からの園芸産地復興にむけて,新たに設立した法人を含め雇用型経営を行う法人が増加しています。法人経営において,パート等従業員の効率的な作業体制や生産性の向上が課題となっています。
 そこで,平成28年2月25日,管内の雇用型経営を行っている経営者を対象に,東松島市大曲市民センターにおいて「石巻地域園芸作物振興研修会」を開催しました。「人づくりとカイゼン」と題し,中小企業診断士としてトヨタ生産方式による経営コンサルを行っている株式会社経営技術研究所の藤井春雄氏から講演をいただきました。講演では,従業員自らに気づかせることや,一緒に考える姿勢がカイゼンに結びつくことが事例を交えて紹介がありました。
 また,経営には生産性やコスト,品質など各項目ごとに具体的な問題点や改善方向を示していく目標管理とともに,”目標の見える化””役割の明確化”の必要性を話されました。
 翌2月26日には,管内の1法人を対象に藤井氏による現地指導会を開催しています。今後も,普及センターでは園芸振興のため,JA等関係機関と協力しながら法人経営を支援していきます。

<連絡先>
 宮城県石巻農業改良普及センター  先進技術第二班
  TEL:0225-95-7612  FAX:0225-95-2999

震災後の南三陸町ほ場整備地区で六番目の担い手組織誕生

2016年03月23日 10時31分06秒 | ⑧東日本大震災からの復興に関する支援




現在,農地復旧の一環で,ほ場整備事業が管内10地区で進められています。
 このうち南三陸町廻館工区(工事面積15ha)で,平成28年3月15日に「廻館(まわりたて)営農組合」の設立総会が開催されました。
本組合は,ほ場整備地区の担い手であり,水稲部門の共同販売経理を行う集落営農組織として営農開始します。
担い手の地区外への流出や高齢化の進展,未作付農地の増加などの課題を乗り越え,この廻館営農組合の取り組みが新たな営農モデルとして地区に定着することが期待されています。
気仙沼・南三陸地域のほ場整備事業は,平成27年4月から7工区で営農が再開されました。しかし,工区全面積の引渡,営農再開を果たした工区は少なく,普及センターでは,全面積での営農再開,経営安定に向け,地域営農体制の構築を支援していきます。

<連絡先>
本吉農業改良普及センター 地域農業班
〒988-0341 宮城県気仙沼市本吉町津谷桜子20-2 電話 0226-29-6044