若手女性農業者や複式簿記講座に参加した女性を対象として,次世代を担う女性農業者の確保・育成を目的に,初めての「栗原ふぁーみんぐ女子会」を開催し,農業簿記記帳に関する事例の紹介と情報交換を通して女性農業者同士の交流を図りました。リラックスした雰囲気で話ができるように,今回は,市内の飲食店を会場に女子のみで行いました。
前半は,県指導農業士の坂井悦子氏より「農業簿記記帳を経営に生かす」と題してお話をいただきました。挫折を経験しながら3年かけて複式簿記を習得したこと,また「今では,決算書は我が家のバロメーター」「まずは家計費の把握が基本であり,そこから農業経営で得なければならない収入が理解できる」など,約20年間手書きで記帳してきた言葉には重みがありました。
後半は,参加者が自己紹介と現在の取組や思い,夢などを語り合いました。お互いに刺激を受け,有意義な時間を過ごすことができたことから,次回以降も,若手女性農業者が夢を語り合えるような女子会を企画していく予定です。
<連絡先>
宮城県栗原農業改良普及センター 地域農業班