宮城の農業普及現地活動情報

県内9つの農業改良普及センターから,震災の復旧・復興に向けた取組や,宮城を元気にする農業普及情報をお届けします!

栗駒山麓の深山牧野で放牧が始まりました

2020年05月29日 09時07分01秒 | ①先進的技術に取り組む経営体の育成・支援

<放牧前の体重測定>              

 令和2年5月26日,栗原市営深山牧野(栗原市栗駒文字地区)で放牧が開始されました。この日は,60頭の黒毛和種が入牧しました。
    深山牧野は栗駒山を望む眺望のすばらしい牧場です。昭和45年に開牧した歴史ある牧野で,県内でも有数の公共牧場であり,地域畜産の核となっています。毎年,約100頭が放牧され,広大な飼料基盤を活用するのみならず,繁殖機能回復や栗原市内繁殖牛飼養農家の生産コスト低減等に大きな役割を果たしています。
  和牛の経営は,新型コロナウイルス感染症による経済情勢の悪化,飼養管理者の高齢化や担い手の不足等,非常に厳しい状況にありますが,このような施設を積極的に活用しながら,経営が発展することが期待されます。
   

   <牧野から望む栗駒山>


<連絡先>
宮城県栗原農業改良普及センター 地域農業班      
TEL:0228-22-9437       FAX:0228-22-6144


湛水直播栽培グループの現地検討会が開催されました

2020年05月29日 09時07分01秒 | ①先進的技術に取り組む経営体の育成・支援

 5月26日に,美里町小牛田地区の生産者を中心とする湛水直播栽培グループの主催で,現地検討会が開催されました。
 生産者4人と農協営農指導員,農薬メーカー担当者等総勢12人が参加しました。
 今年は,5月中旬の低温の影響で例年より出芽期間が長くなりましたが,4人のほ場は概ね出芽が揃っており,順調な生育が見られました。
 今回の現地検討会のテーマは,初中期一発除草剤の処理時期を検討するもので,それぞれのほ場について,イネの生育や雑草の発生状況,水管理等について確認を行いました。
 生産者は積み重ねた経験を元に,関係機関からはそれぞれが持つ知見を総動員し,一筆ごとに熱心に意見交換を行いながら検討を行いました。
 総合討議でも熱い議論が飛び交い,有意義な検討会となりました。
 今後も生育のポイントごとに現地検討会が開催される予定です。

<問い合わせ先>
  美里農業改良普及センター  先進技術班    TEL 0229-32-3115,FAX 0229-32-2225
    

 


JAいしのまきぶどう栽培講習会

2020年05月28日 15時40分13秒 | ①先進的技術に取り組む経営体の育成・支援

  JAいしのまきでは直売所などの販売品目拡大のため以前から果樹の新植を進めており,新たに果樹の栽培を始める生産者も増えてきています。なかでも皮ごと食べられる食味に優れたぶどう「シャインマスカット」の栽培面積は水稲育苗ハウスへの作付けなどにより年々増えており,直売所に出荷する生産者も多くなっています。JAと普及センターではこのような生産者の栽培技術向上のため,毎年季節ごとに基礎的な栽培技術に関する講習会を開催しています。例年30名ほどの参加がありますが,今回の講習会は一度に参加する人数が10名以下となるよう5月22日,26日,28日の3回に分けて開催しました。
 5月下旬はまもなくぶどうの花が咲く時期となりますが,今回の講習会ではこの時期の重要な作業である無核化(いわゆる種なしぶどうにする作業)について普及センター職員から説明を行いました。
  9月中旬以降,管内の直売所では生産者の皆さんが丹精込めて育てた「シャインマスカット」をはじめ石巻圏域産のぶどうが販売されますので,是非お買い求めいただき御賞味くださいますようお願いします。

宮城県石巻農業改良普及センター  先進技術第2班
  TEL:0225-95-1435   FAX:0225-95-2999


Webサービスを活用したリモート栽培検討会

2020年05月27日 08時24分51秒 | ①先進的技術に取り組む経営体の育成・支援

 普及センターでは,新型コロナウイルス感染症による緊急事態宣言を受け,現地での活動を自粛していました。この間,栽培技術指導の新しい形として,タブレットを使用し,web上で栽培検討会を開催しました。
 今回は,環境制御システムを導入している経営体を対象に,ハウス内の環境データや生育調査データ,植物体の写真を共有画面で確認しながら,県庁園芸振興室担当者,普及指導員から栽培管理に関する助言を行いました。
 web上では,音声が聞き取りづらい等の機器の課題やハウス内の環境(温度,湿度など)を肌で感じられない等の課題はありましたが,緊急事態宣言下でもリアルタイムで技術支援を行う事ができました。
 普及センターでは,今後も状況に応じてwebを活用し,効率的かつ効果的な栽培技術支援を行っていきます。

〈連絡先〉
宮城県仙台農業改良普及センター 先進技術第一班
〒981-8505 仙台市青葉区堤通雨宮町4番17号
TEL:022-275-8410
FAX:022-275-0296
E-mail:sdnokai@pref.miyagi.lg.jp

 


スマートな種子生産をめざして,実証事業に取り組みます。

2020年05月25日 13時10分43秒 | ①先進的技術に取り組む経営体の育成・支援

  令和2年度より,農事組合法人いかずちを実証農場として,新たな「スマート農業実証プロジェクト」がスタートしました。(農)いかずちは水稲種子生産を担う集落営農法人で,中山間地域におけるスマート農業技術を活用した精密,省力な種子生産をめざして,2年間の実証を行います。
  種子生産では,異物の混入を防ぐために,徹底した漏生株や雑草の除去(異株抜き)が必要であり,大きな労力となっております。この実証事業では,直進アシスト田植機による正確な田植えと,自動操舵付き水田除草機による異株抜きを組み合わせることによって,異株抜きにかかる労働時間を削減することを目標の一つとしています。
 直進アシスト田植機による田植え作業は5月中旬から始まり,5月21日にはコンソーシアムメンバーを参集した実演会が行われました。実際に作業したオペレーターからは,「直進作業が一番気を遣うので,疲労軽減につながった。また,株間や条間の間隔が正確なので,使用する苗箱の数が減ったようだ」との話でした。6月には自動操舵付き水田除草機による除草作業を行い,作業精度について実証を行う予定です。
 実証事業では他にも,経営管理システムによる採種ほ場管理の効率化や水田遠隔水管理制御装置による水管理作業の効率化,散布用ドローンによる病害虫防除なども計画しています。中山間地域の種子生産におけるスマート農業の実用化に向け,きめ細やかな支援を行っていきます。

<連絡先>
 宮城県大崎農業改良普及センター      先進技術班
 TEL:0229-91-0726   FAX:0229-23-0910


みょうがたけ現地巡回を行いました!

2020年05月25日 10時54分33秒 | ①先進的技術に取り組む経営体の育成・支援

 令和2年5月19日に,JA名取岩沼のみょうがたけを出荷する組合員4名で現地巡回を行いました。各生産者の種株増殖ほ場を巡回しながら,生育状況等を確認しました。総合検討では,種株が出芽しないことが話題になり,暖冬や降水量が少ないことなどの気象状況を絡めて,対策を検討しました。

 名取市のみょうがたけは国内有数の産地となっています。種株養成から収穫するまで1年半ほどかかるみょうがたけは5月24日に初出荷を迎え,6月頃に出荷最盛期となります。

 普及センターでは,今後も巡回等を通して,みょうがたけ栽培を支援していきます。

 

<連絡先>

 宮城県亘理農業改良普及センター 先進技術班

 TEL:0223-34-1141 FAX:0223-34-1143

 


亘理地域にて「りんごの摘果講習会」が開催されました

2020年05月25日 10時53分09秒 | ①先進的技術に取り組む経営体の育成・支援

 亘理管内は県内有数のりんご生産地で,この時期,各りんご園では,摘果作業が精力的に進められています。
この作業に先立ち,令和2年5月21日にJAみやぎ亘理逢隈支所果樹部主催で実施され,22名の生産者の出席がありました。
 今年はりんごの出芽時期が早かったものの,その後,低温等が続き,開花始めは昨年とほぼ同時期になりました。開花期間は天候にも恵まれ,生育は順調に進み,結実は概ね良好で,りんごの生育も順調に進んでいます。
講習会では,普及センターから,摘果の目的や予備摘果の重要性,その後に実施する仕上げ摘果のポイント等を指導しました。また,講習会会場では,新型コロナ感染症対策として,参加者のマスク着用を厳守し,過密を控え,講師はマイクを利用して説明を行いました。
 亘理農業改良普及センターでは,今後も定期的な巡回指導や各地域で開催される現地研修会等で技術指導を行い,当地域の高品質なりんごの安定生産を支援していきます。

写真:りんご摘果講習会の様子

<連絡先>
 宮城県亘理農業改良普及センター 先進技術班
 TEL:0223-34-1141 FAX:0223-34-1143

 


スマート農業の取組~小麦の可変施肥が行われました~

2020年05月21日 10時21分18秒 | ①先進的技術に取り組む経営体の育成・支援

   5月11日にスマート農業の実証事業(スマート農業技術の開発・実証プロジェクト)の一環として,リモートセンシングに基づく小麦の可変施肥技術の実証が,東松島市の(有)アグリードなるせのほ場にて行われました。
 同じほ場内でも,地力のムラによって,作物の生育のムラが発生します。まず,カメラを搭載したドローンでほ場上空から作物を撮影し,撮影データを基に生育診断し,ほ場内における作物の生育のばらつきを,色分けしマップ画像として可視化します。このリモートセンシングを行ったのち,穂揃期という小麦の品質向上に重要な時期に,ラジコンヘリコプター(ラジヘリ)で可変施肥を行いました。ラジヘリはリモートセンシングで作成したマップ画像データに基づいて,肥料の吐出量を調節しながら飛行し,生育量に合わせた施肥を行います。生育のムラを可視化し,生育量に合わせた施肥を行うことで,収量と品質の一層の向上を図ります。
 注目を集めるスマート農業は,農業経営の低コスト化,省力化技術として効果が期待されます。今後実証を通じて,スマート農機導入の効果や課題を把握しスマート農業を推進していきます。(図は生育のばらつきを可視化した画像で,生育量に合わせて施肥を行います(青:生育量小 赤:生育量大))

<連絡先> 宮城県石巻農業改良普及センター  先進技術第一班 TEL:0225-95-7612   FAX:0225-95-2999
 

          

 

          

 


台風被害からの再起に向けて 丸森町で令和2年産の田植え開始

2020年05月19日 18時01分36秒 | ①先進的技術に取り組む経営体の育成・支援

 令和元年東日本台風により甚大な被害を受けた丸森町において,田植え作業が本格化しています。
 丸森町小斎地区の大内喜博氏は,水稲を大規模に作付けしている中心的な担い手です。
 令和元年東日本台風により,田植え機やコンバイン等全ての農作業機械や施設に加えて,収穫したばかりの米が浸水し,甚大な被害を受けました。また,収穫前の水田にも稲わら等が大量に流入し,収穫を断念せざるを得なかった水田も多くありました。
 営農再開に向けて,多くの困難がありましたが,普及センターでは各種支援策を提案してきました。大内氏は国の補助事業等を活用し,農業機械や施設を再整備するとともに,水田の整備や育苗の準備をすすめ,ようやく昨年と同程度の面積の水稲を作付けできる目処が立ちました。
 大内氏は,「大変な被害で,ここまで来るのに例年の倍以上のやるべきことがあったが,今年は我慢の年と思って前向きに頑張っていきたい。」と話しています。田植え作業は今月末まで続く予定で,今年もおいしいお米の収穫が期待されます。
 


〈連絡先〉大河原農業改良普及センター 先進技術第一班
       TEL:0224-53-3496 FAX:0224-53-3138


登米地域での自動飛行ドローンによる防除作業始まる

2020年05月19日 15時22分15秒 | ①先進的技術に取り組む経営体の育成・支援
 登米地域では,平成30年度から自動飛行ドローンによる病害虫防除の実証を行っており,今年度は,新たに小麦の赤かび病防除と水稲の雑草防除の実証に取り組んでいます。

 有限会社かわつらグリーンサービスでは,5月13日から15日まで自動飛行ドローンによる小麦(あおばの恋,夏黄金)の赤かび病を対象とした殺菌剤散布(シルバキュアフロアブル 16倍液0.8㍑/10a:13ha)が行われ,また,5月15日には自動飛行ドローンによる水稲の除草剤散布(ベッカク豆つぶ250 250g/10a:6ha)が行われました。

 液剤による殺虫・殺菌剤散布は,水稲,大豆に続き,麦類でも実証され,また,今回初めて粒剤(豆つぶ剤)が水稲除草剤の実証に供試されるなど,今後も利用拡大による省力化等が期待されます。

 登米地域の令和元年度の自動飛行ドローンによる病害虫防除は,水稲が延べで410ha,大豆が延べで159haの実績となっており,普及センターでは,今後もドローン等を活用したスマート農業の普及拡大を支援してまいります。


小麦の殺菌剤散布(赤かび病)


水稲の除草剤散布

<連絡先>
宮城県登米農業改良普及センター 先進技術班
〒987-0511 宮城県登米市迫町佐沼字西佐沼150-5
電話:0220-22-6127 FAX:0220-22-7522