宮城の農業普及現地活動情報

県内9つの農業改良普及センターから,震災の復旧・復興に向けた取組や,宮城を元気にする農業普及情報をお届けします!

地域食材研修会にて石巻地域の食材を発信

2014年12月26日 17時52分45秒 | ②競争力のあるアグリビジネス経営体の育成
 12月4日に農業・園芸総合研究所で開催された,「地域食材試食研修会~秋冬 野の恵み in みやぎ~」において,石巻地域からも3法人が出展し,それぞれ食材や加工品のPRを行いました。本研修会は,県内各地や試験研究機関で開発・研究中の食材を試食により紹介することで,産地と実需者であるレストランやホテル旅館等の料理関係者,食材流通関係者等をつなぎ,県内農産物の生産振興を図る目的で開催されたものです。
管内からは,(株)アルコバレーノファームの「西洋野菜(ダルディーボ,カリフラワーロマネスコ,フェンネル)」,(有)アグリサービス勝の「ペットボトル無洗米」,(一社)コミュニティスペースうみねこの「いちじく加工品,とうがらし」を出品しました。
それぞれ出展社は,実需者の方々から試食の感想をいただいたり,アドバイスを受けたりして,今後につながる出会いや刺激など得るものが多かったようでした。被災した高齢者の活動として作っている,いちじくの甘煮を出展した参加者からは,「プロのシェフの皆さんに美味しいと言ったもらえたことが何よりうれしい」と話していました。
これからも普及センターでは,農産物の高付加価値化やアグリビジネス経営体の支援を行っていきます。

 いちじくとトウガラシをPR

 西洋野菜と無洗米はいかがですか?

<連絡先>
 宮城県石巻農業改良普及センター 先進技術第二班
 TEL:0225-95-7612  FAX:0225-95-2999

奥松島営農再開プロジェクト報告会が開催されました

2014年12月26日 16時52分50秒 | ⑧東日本大震災からの復興に関する支援
 平成26年12月16日に東松島市小野市民センターにおいて,地元代表者や各関係機関の約50名が出席し,奥松島地域営農再開実証プロジェクト(事務局:東松島市農林水産課)の報告会が行われました。当プロジェクトでは,東日本大震災により壊滅的な被害を受けた奥松島地域において,本格的な営農再開に向けて,復旧した農地での塩害対策等の課題を抽出し,今後の基盤整備に反映させるため,洲崎地区においては水稲・ソバ・大麦等を,宮戸地区においてはねぎ等野菜の試験ほ場を設置しました。
 洲崎地区において,水稲では復旧工事の影響で通常よりも1か月程度遅い6月5日に田植えを行いましたが,その後の高温多照で生育が促進され,塩害も見られず,震災前同等以上の収量がありました。ソバでは除塩回数(0~2回)によりほ場を区分けし,生育の差異を調査しましたが,除塩2回のほ場では周辺地区並の収量となりました。大麦も順調に生育しており,今後の基盤整備にあたっては,十分な用水確保と排水対策,継続した土づくりの重要性が示唆されました。
 宮戸地区においては,農業・園芸総合研究所の協力を得て,ねぎやキャベツ等の試験を行いました。復旧工事の影響により定植時期が遅れ,土壌分析結果等により塩害は見られなかったものの,排水不良,台風の大雨による冠水で,湿害による生育不良が見られました。海岸近くの特異な地形でもあることから,十分な排水対策を講じる必要があります。
 報告会では,地元JA女性部の支援により試験ほ場で収穫された米やソバ等の試食会も開催され,4年ぶりの収穫の喜びをかみしめていました。
 普及センターでは関係機関と連携して復旧農地の栽培技術や担い手育成の支援を継続し,地域農業の復興に取り組んでいきます。

〈連絡先〉宮城県石巻農業改良普及センター 地域農業班 TEL0225-95-1435

トルコギキョウの現地検討会が開催されました

2014年12月26日 15時19分47秒 | ①先進的技術に取り組む経営体の育成・支援
12月18日(木)にJAみやぎ仙南花卉部会によるトルコギキョウの現地検討会が柴田町で開催されました。
はじめに普及センターから今後のトルコギキョウの温度管理のポイントや,注意すべき病害についての説明を行い,続いて,JAより今後の出荷計画や活動計画,平成26年度の販売実績の説明がありました。

その後,参加者全員でトルコギキョウのほ場を巡回しながら,生育状況の確認と栽培方法についての情報交換を行いました。
普及センターでは,今後とも仙南の花きの良品生産を支援していきます。




〈連絡先〉大河原農業改良普及センター  地域農業第二班 
       TEL:0224-53-3159 FAX:0224-53-3138

管内の3農事組合法人の創立総会が開催されました。

2014年12月26日 12時50分47秒 | ⑤地域農業を支える意欲の高い担い手確保
当普及センターでは,将来的に渡って安定的で活力ある集落農業が営まれるよう関係機関と連携しながら,土地利用型の3つの集落営農組織を対象に法人化を支援してきましたが,12月に入ってそれぞれの農事組合法人の創立総会が開催され,平成27年1月に法人登記を予定しています。

村田町の農事組合法人Nature(構成員3人,代表理事組合長 山家文雄)は,前身の集落営農組織Natureとして平成16年から大豆・稲WCS等の農作業受託により,土地利用型農業の効率的な生産を図ってきましたが,地域の不耕作地の解消を進め,農用地の保全・利用集積等を図るために法人化を目指し,検討を重ねてきたところ,12月1日に創立総会が開催されました。


また,村田町の農事組合法人北向結(きたむきゆい)ファーム(構成員3名,代表理事組合長 的場正一)は,前身の北向担い手生産組合が平成15年から大豆・麦等の生産や作業受託に取り組んできましたが,結(ゆい)の精神を持って地域の農用地の保全や利用集積を図りながら地域農業の担い手として効率的かつ安定的な持続可能な農業経営を目指し,法人化の準備を進めてきたところ,12月2日に創立総会が開催されました。


さらに12月20日に創立総会を開催した柴田町の農事組合法人下名生ファーム(9世帯・構成員13名 代表理事組合長 水戸光男)は,昭和46年から協業を図ることによりその生産性を向上させ、組合員の共同の利益を増進させるため,下名生生産組合として土地利用型作物の栽培を中心に行ってきましたが,下名生地区のより一層の営農基盤と生産環境の保全を目的に、農業法人を設立するという構想を立て検討してきました。


3農事組合法人の総会では,各発起人会で検討された事業目論見書・役員選任案・設立に関する事項が原案とおり承認され,今後出資金の引受等の必要な事務手続きを各組合で行いながら,法務局の年始の第一営業日である1月5日(月)に登記申請を行う予定です。

〈連絡先〉大河原農業改良普及センター  地域農業第一班 
       TEL:0224-53-3519 FAX:0224-53-3138

てんろ石灰施用によるキャベツの根こぶ病抑制技術の実証

2014年12月26日 12時24分57秒 | ①先進的技術に取り組む経営体の育成・支援
 キャベツは,栗原市の園芸振興品目として,集落営農組織等へ作付け誘導が行われています。
 しかし,転作田での排水不良や根こぶ病発生による収量の低下が問題となっています。
 そこで,普及センターでは,JA栗っこや栗原市と連携して,伊豆野農業生産組合のキャベツ連作ほ場に根こぶ病抑制技術の実証ほを設置しました。
酸性土壌が「根こぶ病」発生要因の一つになっていることから,「てんろ石灰」を土壌分析に基づき,10a当たり3,300kg施用することで土壌酸度をpH7.5に矯正し,「根こぶ病」の発生が抑制を実証されるのを確認するのが実証ほの内容です。   
11月11日に実証ほの収量調査を実施し,「てんろ石灰」を施用すると根こぶ病発生率は0%で,その効果が実証されました。また,栗原市の堆肥センターの堆肥を施用した効果,収量が増加しました。
 普及センターでは,今後もキャベツの安定生産技術と作付面積拡大を支援していきます。


無病株の根


根こぶ病発生株の根

<連絡先>
宮城県栗原農業改良普及センター 先進技術班 
TEL:0228-22-9437       FAX:0228-22-6144




マネジメントゲームで経営戦略を学ぶ

2014年12月26日 12時23分13秒 | ①先進的技術に取り組む経営体の育成・支援
 12月4日,5日の2日間にわたり栗原合同庁舎で農業法人,集落営農組織,認定農業者を対象に,「くりはらMMN塾」農業経営コースマネジメントゲームを開講しました。
 マネジメントゲームは,参加者それぞれが社長となり,盤上で経営のシミュレーションを行い経営戦略の大枠を学ぶことができる講座です。マネジメントゲームインストラクターの秋山信勝税理士らの指導のもと,2日間で5期分のゲームを行い,参加者は未知のゲームに始めは戸惑いながらも徐々に慣れ,最終ゲーム(5期目)では,いかに利益をあげるか経営戦略を立てながらゲームを進めていました。
 講師からは,「自由な発想でゲームを進めて新境地を開き,実際の経営では経験できない様々なリスクへの対応を体験してほしい」とのアドバイスがありました。
 参加者からは,「ゲームでありながら経営戦略を疑似体験できる内容は,実際の経営に大いに役立つ。」との意見があり,経営への活用が期待されます。
 普及センターでは,今後も農業者等の経営管理能力向上への支援をしてまいります。



宮城県栗原農業改良普及センター 先進技術班   
TEL:0228-22-9437       FAX:0228-22-5795・6144

「地域の農地守り隊」を合言葉に!農事組合法人iファーム設立

2014年12月26日 12時21分05秒 | ①先進的技術に取り組む経営体の育成・支援
平成26年12月11日に,栗原市志波姫で「農事組合法人i(アイ)ファーム」の設立総会が開催されました。
 「農事組合法人iファーム」は,平成19年3月に設立した「伊豆野農業生産組合」から発展した組織で,志波姫伊豆野地区の担い手5名で法人経営をスタートすることになりました。
 地域の農業を守り,後継者へ繋ぐことなどを目指し,前身の営農組織で平成24年度から本格的に法人化勉強会や話し合いをすすめ,地域の合意形成を図ってきました。普及センターでは平成26年度から集落営農組織の経営体質強化を目指すプロジェクト課題において,「伊豆野農業生産組合」を対象に営農計画作成や法人化勉強会開催を支援するとともに,栗原市,JA栗っこ,宮城県担い手育成総合支援協議会等の関係機関と連携して専門家派遣による指導を行うなど,法人へのスムーズな移行について支援してきました。
 設立総会では,設立発起人で代表理事に就任した三浦章彦さんから「地域の農業を将来にわたって守ります」「安全で美味しい農産物を提供します」という法人の理念が説明され,構成員も決意を新たにしました。
 現在,水稲,大豆,飼料用米のほか,キャベツの生産にも取り組んでいますが,今後法人では約60haの経営を目標に掲げ,農地集積,作業受託,施設園芸品目導入等を計画しており,地域農業を担う経営体としての発展が期待されます。


農事組合法人iファームのメンバー

<連絡先>
宮城県栗原農業改良普及センター 地域農業班
TEL:0228-22-9404 FAX:0228-22-5795・6144

複式簿記を学んで経営管理能力向上を目指す

2014年12月26日 12時13分34秒 | ①先進的技術に取り組む経営体の育成・支援
 12月8日,10日,12日の3日間,栗原合同庁舎でくりはらMMN塾農業簿記基礎講座冬の部を開講しました。
 講座では,複式簿記の概要を学んだ後,振替伝票の作成などの演習を行いました。受講生は青色申告の際に必要な書類の作成まで1年間の流れを通して学び,「講座の内容は難しかったけれど,これから復習してしっかり身につけたい」と語っていました。参加者それぞれ目標達成に向けて活用していって欲しいと思います。
次に,12月24日と26日の2日間,パソコン農業簿記講座冬の部を開講しました。受講生は,「前回の農業簿記講座で学んだ内容を活かし,パソコン農業簿記講座では,早く正確に記帳できたので,自分の経営に取り入れたい。」と好評でした。
 普及センターでは,今後も農業者の経営目標達成への支援を行ってまいります。



<連絡先>
宮城県栗原農業改良普及センター 先進技術班    
TEL:0228-22-9437       FAX:0228-22-5795・6144

プンタレッラでイタリアを感じる交流会が開催されました

2014年12月26日 09時56分54秒 | ⑤地域農業を支える意欲の高い担い手確保
 12月19日,大河原合同庁舎で西洋野菜プンタレッラの採種に協力した柴田農林高等学校3年4組園芸施設班の生徒,プンタレッラの生産者,関係機関の約35名が出席し,交流会を行いました。
 交流会では,柴田農林高校のプロジェクトチーム員による「イタリア野菜プンタレッラの採種」に関する発表や,西洋野菜研究会会長の菅野氏によるプンタレッラの栽培に至る経緯やプンタレッラ以外で栽培している西洋野菜の紹介が行われました。


プロジェクト発表

その後,生産者兼野菜ソムリエである宍戸氏を講師に,プンタレッラの魅力の紹介とや宍戸氏監修のプンタレッラを使ったパスタやサラダ,ミネストローネの試食会も行われ,楽しい交流会となりました。


プンタレッラの魅力


本日のメニュー3品

 種子の引き渡し式では,柴田農林高校の生徒が「苦労して採種した種子です」と菅野会長に手渡すと,菅野会長も「若い方ががんばって作ってくれた種子を大切に育てます」と感謝し,受け取りました。
普及センターでは,特産野菜の安定良品生産に向けた技術指導を通して,産地の知名度向上と地域の活性化を支援していきます。

〈連絡先〉大河原農業改良普及センター  先進技術第二班 
       TEL:0224-53-3431 FAX:0224-53-3138

地域の郷土食伝承講習会を開催

2014年12月24日 11時03分02秒 | ②競争力のあるアグリビジネス経営体の育成
 平成26年12月9日,南三陸町歌津の直売所「みなさん館」で,「地域の郷土食伝承講習会~おばあちゃんの煮染めを学ぼう~」を開催しました。
みなさん館で農産物加工品を出荷している生産者を中心に,8名が参加しました。
講師の佐藤貞子氏は,南三陸町入谷地区で遊休農地を活用して大豆や枝豆等を栽培している女性グループ「ビーンズくらぶ」のメンバーで,農作業の合間に出される漬け物やお煮染め等が美味しいと評判の方です。
 こんにゃくの下ごしらえや,調味料の入れる順番・煮汁の足し方など,微妙なさじ加減を実践しながらの熱心な指導に,参加者からは,「聞くだけと実践で見るのは大違い。大変参考になった」という声が挙がっていました。
普及センターは,今後も農産加工技術の向上や,アグリウーマンの人材発掘・育成を支援していきます。