令和4年3月17日,18日の2日間かけてJA古川そらまめ部会の現地巡回が開催されました。生産者15名のほ場を巡回し,生育状況の確認と越冬後の栽培管理について指導しました。
JA古川では10月に播種する秋まき栽培が一般的で,父の日需要に合わせて6月中旬の出荷に向けてそらまめを栽培しています。そらまめは生育初期は耐寒性がありますが,生育が進むにつれて寒さに弱くなるため,春先の被覆資材を外すタイミングが重要になります。今年は低温予報が出ているため4月にはいってから被覆資材を外すように指導しました。また,被覆資材を外す4月以降は気温上昇に伴い,ウイルス病を媒介するアブラムシ類の発生が急激に増えるため,病害虫防除を徹底することや,肥切れを起こさないように追肥を実施すること等を指導しました。
普及センターでは作付前の9月に栽培講習会を行い,今回,越冬後の3月に現地巡回を実施しました。今後もJA古川と連携し,高品質なそらまめ出荷に向けて支援を継続していきます。
<連絡先>
宮城県大崎農業改良普及センター 先進技術班
TEL:0229-91-0726 FAX:0229-23-0910