宮城の農業普及現地活動情報

県内9つの農業改良普及センターから,震災の復旧・復興に向けた取組や,宮城を元気にする農業普及情報をお届けします!

草地更新視察研修会 in 一関

2012年06月29日 18時26分06秒 | ③安全安心な農畜産物の生産に取り組む経営

 東京電力福島第一原発事故に起因する放射性物質の除染のため,管内牧草地は全面的に草地更新が必要となっている中,特に傾斜地などの更新作業が困難なほ場を持つ畜産農家を対象に,普及センターと登米市の共催で,平成24年6月19日(火)に草地更新視察研修会を開催しました。
 研修会には畜産農家及び関係機関職員13名が参加し,岩手県一関市の室根高原牧場へ現地視察に行きました。現地では千葉場長と一関農業改良普及センターの山本上席農業普及員から,岩手県で実施している草地除染事業の及び草地除染試験の概要並びに途中経過について説明していただきました。当日はあいにくの天候のため現地での更新作業を見学することができませんでしたが,時間一杯まで情報交換や今後の更新作業の進め方について検討し,除染の効果についても理解を深めることができました。
 最後に登米普及センターから,今後の更新作業にあたっての留意点,特に雑草対策について紹介し,放射能除染対策だけでなく優良草地造成に必要な事項についても研修しました。
 普及センターでは今後とも安全・安心な畜産物生産を支援してまいります。

〈連絡先〉
 宮城県登米農業改良普及センター
  宮城県登米市迫町佐沼字西佐沼150-5
  電話:0220-22-8603
  FAX:0220-22-7522


JAあさひなりんご部会現地検討会

2012年06月29日 16時09分16秒 | ①先進的技術に取り組む経営体の育成・支援

 JAあさひなりんご部会は,9名の部会員がおり,黒川郡4町村あわせて6haほどの栽培面積があります。部会では普及センター職員を講師に年3回の巡回講習会を開催しており,6月22日に今年1回目の講習会を開催しました。
 当日は参加者のほ場を全員で巡回しながら各々の着色管理の状況や病害虫の発生状況の確認を行いました。
 今年は昨年,一昨年と同様に春の低温の影響でその後の生育の遅れが心配されましたが,6月10日現在の果実肥大はほぼ平年並みにまで回復してきています。
 梅雨に入って比較的低温の期間が続いていますが,特に目だった病害虫の発生もなく,着果量も平年並みから平年よりもやや多い程度となっており,現段階ではほぼ平年作が期待されます。
 普及センターからは,
・仕上げ摘果について
・今後の気象予想と病害虫の発生予想について
・放射性物質対策について
等の説明を行いました。
 普及センターでは今後もJAあさひなりんご部会員の技術向上を支援していきます。

 

 〈連絡先〉
  宮城県仙台農業改良普及センター 先進技術第一班
  〒981-8505 仙台市青葉区堤通雨宮町4番17号
  TEL:022-275-8410
  FAX:022-275-0296
  E-mail sdnokai@pref.miyagi.jp


色づいた穂が風になびく麦秋を迎え、収穫適期を診断中!

2012年06月29日 16時08分40秒 | ①先進的技術に取り組む経営体の育成・支援

 美里地域は県内で最も小麦作付けが多く,現在 700haを超えています。
 平成23年産の収量はシラネコムギが301kg/10a,ゆきちからが233kg/10a,1等麦と2等麦の割合は99%以上と,収量・品質とも県内トップクラスです。
 今年も麦の穂が色づいてきましたが,収穫適期をより的確につかむため,普及センターではJAみどりのと協力して収穫前の穂水分測定を実施しています。これは北海道中央農業試験場が開発した技術で,小麦の穂水分は成熟期までは1.5%/日,成熟期以降は3~5%/日ずつ低下するという規則性を利用して,採取した穂の水分と,乾燥機に入れた後の水分の差から収穫適期を診断するもので,収穫の半月位前から予想が可能です。
 今年は6月19日~22日にかけて76点の測定を実施しました。最も早いものは6月27日頃から,多くは7月1日頃から収穫適期という診断になり,積算気温から見た収穫適期とほぼ同じとなりました。
  管内では,6月25日から刈取り前の現地検討会が開催されており,この測定結果も活用しながら適期収穫を呼びかけ,高品質麦が収穫できるよう生産者を支援しています。

 <問い合わせ先>
  美里農業改良普及センター 先進技術班
   TEL 0229-32-3115         FAX 0229-32-2225


塩竃市寒風沢島で水田除塩後の水稲栽培を支援

2012年06月29日 16時00分03秒 | ③安全安心な農畜産物の生産に取り組む経営

  塩竃市寒風沢島では津波浸水後、水田の復旧工事及び除塩作業が完了し、平成24年5月下旬から6月上旬に待望の水稲作付け(栽培面積2.3ha)が行われました。地元農業者及び及びNPO法人浦戸アイランド倶楽部並びに多数のボランティアによって田植えされた苗が塩害に負けず、無事に収穫の秋を迎えられるよう、普及センターでは水稲の生育状況調査及び水田土壌の採取・分析や田面水の塩分測定を行いました。その結果、塩分濃度が高く水稲に塩害を生じる可能性のあることがわかりました。当地は島のために天水に頼っており、十分な水管理ができないという制約があることから、梅雨時の降水をタイミングよく利用する水管理方法を指導しています。
 多くの方々の努力と願いがかなうように、普及センターでは引き続き支援していきます。

写真:NPOが田植えした水田で田面水の塩分を測定

〈連絡先〉
  宮城県仙台農業改良普及センター 地域農業班
  〒981-8505 仙台市青葉区堤通雨宮町4番17号
  TEL:022-275-8320
  FAX:022-275-0296
  E-mail sdnokai@pref.miyagi.jp


平成24年度みやぎ農業未来塾「就農予定者~5年目コース」を開催しました!

2012年06月29日 14時49分10秒 | ⑤地域農業を支える意欲の高い担い手確保

本県農業を担う青年農業者育成の一環として,平成24年6月21日にみやぎ農業未来塾「就農予定者~5年目コース」を開催しました。当日は21~31歳までの青年農業者7名が参加しました。
 始めに,有限会社小山牧場を視察しました。小山牧場は,経産牛50頭を主体に酪農経営を行っており,平成19年からは,消費者との関わりをより深めたいという思いからアイスクリームショップ「あいすむら」を設立,乳製品の直接販売にも力を入れています。講師の小山寛記専務からは,新しいことに挑戦することや情報収集の大切さ,農業の厳しさや魅力などを参加者たちに対してとてもわかりやすく熱心に説明していただきました。また,参加者一人一人の現状や目標を声に出させることで,塾生達に農業に対するやる気を促していたように感じました。塾生達は,小山氏の講義にとても熱心に耳を傾けており,農業経営者として生きる何か大切なものが得られたのではないかと思います。
 次に,有限会社川口グリーンセンターを視察しました。川口グリーンセンターは,機械利用組合のオペレーターを中心に平成13年に法人化,約55haの水田を中心に水稲,大豆,花き(スプレーぎく)の生産,農産物直売所や米粉パンshopの経営など多角的に事業展開をしています。「農業を地場産業に変える!!」という経営理念を基に地域の活性化に大きく貢献しています。講師の白鳥正文代表取締役からは,「将来の目標を強く持つ」こと,「実行・反省・改革の繰り返し」を行うことが大切だとの話がありました。農業経営者としての心構えが,塾生達一人一人の心に残ったのではないかと思います。
 最後に,輪ぎくを栽培している白鳥拓也氏の施設を視察しました。今回参加した新規就農者(小ぎく生産者)も,白鳥氏の説明に対して聞き漏らしのないようメモをとるなど熱心さが伺えました。
 今回参加した塾生達は,野菜,果樹,花き,酪農などそれぞれ部門が異なりますが,農業経営における先輩方の貴重な体験談を聞くことによって,新しい目標が持てたのではないかと思われます。
 普及センターでは,青年農業者の経営安定化が図られるよう,今後も支援を続けていきます。

       

   視察(1)小山牧場          視察(2)川口グリーンセンター  

 視察(3)白鳥拓也氏施設                 

<連絡先>
宮城県栗原農業改良普及センター 地域農業班    
TEL:0228-22-9404 FAX:0228-22-6144


加美郡りんご協議会の総会が開催される

2012年06月29日 10時11分49秒 | ⑧東日本大震災からの復興に関する支援

 6月8日に色麻町南山果樹生産組合事務所で加美郡りんご協議会総会が開催され,今後の果樹生産に関する話し合いが行われました。
  加美郡りんご協議会は昭和50年に結成されて以来,加美郡内のりんご生産振興を目的に掲げ,各町,JA等の支援を受けながら活動しています。
  今年度の総会では,東日本大震災と異常気象による結実不良や大雪に悩まされた前年のりんご生産を振り返り,これらの被害から復興し農業経営を再建する会員らを支援してゆくという協議会の方針が打ち出されました。
 なかでも,今後も長い年月にわたって影響が残ると見られる原発事故由来の放射性物質問題についてはりんご農家の関心が高く,普及センターがこれまでの経過と今後の見通しについて説明をしました。
  これからも,農業改良普及センターは果樹産地の維持発展へ向けた支援を行っていきます。

<連絡先>
 宮城県大崎農業改良普及センター      先進技術班
 TEL:0229-91-0726 FAX:0229-23-0910


中新田水稲採種組合通常総会の開催

2012年06月28日 17時07分05秒 | ①先進的技術に取り組む経営体の育成・支援

 中新田水稲採種組合の「平成23年度通常総会」が平成24年6月8日に開催され,昨年度の採種組合の活動が報告されるとともに,今年度の活動について協議が行われました。
 総会後に行われた優良な水稲種子の生産に向けた研修会では,平成25年度播種用種子の需給計画や採種ほの設置についてJA加美よつばの担当者から説明がありました。当普及センターからは,稲種子品質向上対策について説明し,昨年の水稲採種における問題点や課題を再度確認し,今年の種子生産において必要な対策を指導しました。
 今年は,中新田水稲採種組合が採種に取り組み始めてから20年となる節目の年です。採種組合員は,全採種ほ場合格,契約数量達成,全量正種子を目指して水稲種子生産に取り組んでいます。
 当普及センターでは,優良な種子生産のために厳正な審査を行うと共に,採種組合が優良な種子を生産できるよう,支援を行っていきます。

<連絡先>
 宮城県大崎農業改良普及センター     先進技術班
 TEL:0229-91-0726 FAX:0229-23-0910


「宮城学院女子大生が大崎地域の食材の魅力を学ぶ見学会」を開催

2012年06月28日 17時04分04秒 | その他

 平成24年6月16日,大崎地域の食材の利活用を促進するため,宮城学院女子大学と北部地方振興事務所,美里農業改良普及センターが協力し,「おおさき食材の利活用の促進に向けた現地調査・見学会」を開催したところ,学生・教職員計28名の参加がありました。
 デリシャスとまとの生産に取組む大崎市鹿島台地区のデリシャスファーム(株)では,訪れ今野文隆代表取締役から,おいしいとまと品種「玉光デリシャス」に対する強いこだわりと手づくりとまと加工品の紹介・試食後,とまと温室と農園カフェを見学しました。
 次に,美里町の菜園レストラン「野の風」へ移動し,昼食をいただきながら女性起業の先駆者である(株)はなやか伊藤惠子代表取締役から,地域の農畜産物による郷土料理にこだわった農家レストラン経営に取り組んだ経緯を聞き,昼食後には近接する農産物直売所「花野果市場」を見学しました。
 最後に,大崎市田尻地区で赤毛の乳牛「ジャージー種」の酪農にこだわり,アイスなど乳製品の加工と直売所を経営するハートフルランド・ジャージー牧場(株)の佐藤秋広代表取締役から,酪農を始めたときの苦労話やおいしい乳製加工品などの説明と試食が行われました。
 栄養学を学ぶ学生らは,大崎地域の農畜産物や加工品,調理法など熱心に質問を行い,学生食堂や大学祭,ボランティア活動などに大崎地域の食材の活用や商品企画を提案したいなどの声がありました。今回を契機に商品開発など,産学の新たなつながりが期待できる見学会となりました。

<問い合わせ先>
  美里農業改良普及センター 地域農業班  TEL 0229-32-3115    FAX 0229-32-2225


平成24年度石巻地域肉用牛共進会開催される

2012年06月28日 14時59分54秒 | ①先進的技術に取り組む経営体の育成・支援

 

 6月22日,「平成24年度石巻地域肉用牛共進会」が,開催されました。

 平成22年度は,口蹄疫,23年度は東日本大震災及び福島原発事故の影響により,開催を見合わせており3年ぶりの開催でした。開催場所についても例年は石巻市追波川河川運動公園で開催されていましたが,現在仮設住宅が立てられており,美里町のみやぎ総合家畜市場での開催となるなど,震災の影響が残る中での開催となりました。

 このような中で,宮城県総合畜産共進会のへの予選区及び石巻地域単独開催の区が設定され,延べ41頭の出品があり,日ごろの改良・飼養管理の成果を競いました。

 特に第1区(石巻単独開催の区-未経産牛10~20ヶ月齢未満)では,出品牛15頭全てが「茂洋」号の産子と管内基礎雌牛群整備に対する姿勢が伺えました。また,出品牛全体を見ても発育・資質に優れていました。これは,震災等の影響を最小限に抑えるよう,飼養管理等を実施してきた努力が伺えたものでした。

 なお,今回第2~4区で入賞した牛は,来る宮城県総合畜産共進会に出品を予定しており,その中から今年の全国和牛能力共進会の県代表に勝ち抜くよう,飼養者の一層の研鑽が期待されます。

 普及センターでは,石巻地域の和牛改良の推進を図るため関係機関と連携し,管内基礎雌牛群の整備への支援を今後も継続して実施していきます。

 

                                   石巻農業改良普及センター

                                           先進技術第1班

                                     TEL 0225-95-7612

 

 


加工品の衛生管理について学びました。

2012年06月28日 09時19分31秒 | ②競争力のあるアグリビジネス経営体の育成

 平成24年6月21日(木)に,農産加工品の安全・安心に必要な「衛生管理」を再確認するため,女性農業者起業化支援事業キャリアアップ研修会(第1回目)を開催しました。
 JAみやぎ亘理の直売所である「おおくまふれあいセンター」に加工品を出荷している生産者14名と関係機関職員8名の計22名が出席し,熱心に研修を受講しました。
 講師に財団法人宮城県公衆衛生協会保健衛生部衛生管理支援課の濱名徹課長を迎え,「食品製造における衛生管理の基本」と題し研修を行いました。
 内容は,食品の安全・安心と基本的な衛生管理の他に,放射能関係,アレルギー食品規制など多岐にわたり,基本的事項と重要なポイントについて講話がありました。
 生産者は熱心にメモをとりながら,改めて自身の製造する食品の安全性確保の重要性と,その具体的手法について認識を新たにしていました。
 質疑応答では,賞味期限の設定方法である「保存試験」について詳細かつ具体的な説明があり,微生物規格や安全係数について,より深く知ることができ,参加者から「非常に参考になった」との声が聞かれました。
 普及センターは今後も地域の加工品の安全・安心を確保する支援を続けていきます。

連絡先 宮城県亘理農業改良普及センター 先進技術班

Tel 0223-34-1141   FAX 0223-34-1143