宮城の農業普及現地活動情報

県内9つの農業改良普及センターから,震災の復旧・復興に向けた取組や,宮城を元気にする農業普及情報をお届けします!

「JA栗っこ集落営農組織連絡協議会」第4回通常総会が開催されました

2011年06月30日 13時25分44秒 | ⑥地域農業の構造改革に向けた取組支援

 平成23年6月27日に「JA栗っこ集落営農組織連絡協議会」の第4回通常総会が栗原市内で開催されました。
 当日の開会挨拶で,岩渕会長から,この一年,法人化に向けてどう取り組むか組織ごとに検討してきたこと。また,「三田鳥営農組合」が第1号として法人化されたこと。などが報告されました。
 通常総会では,平成22年度の事業報告並びに収支決算の承認,平成23年度の事業計画並びに収支予算等が検討され承認されました。また,役員の改選も行われ,留任となった岩渕会長から「会員46組織,収益を上げて,地域振興に役立って行かなければならない。先頭に立って取り組んでいきたい。」旨の力強い就任挨拶がありました。
 今後も,土地利用型農業の推進やブロックローテーションの確立,園芸作物の拡大,組織の法人化など,地域農業の牽引役としての活動が期待されています。


<連絡先>
宮城県北部地方振興事務所栗原地域事務所農業振興部 地域調整班
TEL:0228-22-2268   FAX:0228-22-5795


中学校における農業体験学習の支援

2011年06月28日 17時03分38秒 | ⑥地域農業の構造改革に向けた取組支援

 大崎市の古川黎明中学校では,学校近くの田畑を借り「黎明田畑(れいめいでんぱた)」と名付け,農業体験学習を行っています。本年度で6年目を迎えるこの取組みは,全学年のカリキュラムに取り入れられ,栽培から加工,収穫祭での販売など,活動は年々広がりを見せています。
 平成23年5月17日に水田ほ場で2年生による田植え(ひとめぼれ,みやこがねもち)が行われました。
 また,6月13日には3年生によりとうもろこし,きゅうり等の播種・定植と,1年生による大豆,枝豆の播種が行われました。
 現地の栽培指導は,地元の指導農業士を中心に,JA古川や普及センターが協力して行っています。
 今後は各学年の田畑委員を中心に栽培管理を行い,収穫物は収穫祭での販売を予定しています。また,収穫した大豆で豆腐,きゅうりで漬物加工に挑戦するほか,お米は,西アフリカのマリ共和国へ国際支援米として贈られる予定です。

<連絡先>
 宮城県大崎農業改良普及センター 先進技術班
 TEL:0229-91-0726 FAX:0229-23-0910


若木ワラビを軸とした地域ブランドづくり

2011年06月27日 15時40分44秒 | ②競争力のあるアグリビジネス経営体の育成

 栗原市栗駒松倉の若木(おさなぎ)営農組合は,平成19年に水田経営所得安定対策への参加を契機として結成された集落営農組織です。これまで農地の利用集積を進めながら,転作田を利用して野菜やそばなどを栽培し,栗原市内の直売所等で販売してきました。

 平成21年からは,地区内に点在する山間丘陵水田の有効活用として,30aほどの面積でワラビの栽培を開始しました。ワラビの栽培が軌道に乗り始めた翌年には,地元の漬物加工会社へ委託しワラビ漬けを製作。直売所で販売を始めたところ好評を博し,口コミも手伝って注文に応じきれないほどの売れ行きとなりました。平成23年はさらに面積を拡大し,昨年の3倍の生産量確保を目標として,7月いっぱい続く収穫作業に励んでいます。

 今後は商品のバリエーションを増やすべく,新たな加工品の試作に取り組んだり,商品ラベルの考案なども進めながら,販売を通じて「若木」のイメージアップにもつなげていこうと頑張っています。普及センターでは加工品開発や販路拡大に向けた支援など,バックアップを進めていきます。

<連絡先>

宮城県栗原農業改良普及センター 先進技術班 

TEL0228-22-9437       FAX0228-22-6144

 

 


ほうれんそうでクロピクテープ処理実演会開催

2011年06月27日 11時48分10秒 | ①先進的技術に取り組む経営体の育成・支援

 管内はほうれんそうの周年栽培が盛んですが近年、萎凋病の発生が問題となっています。比較的規模が大きな一部生産者で、クロルピクリン液剤による土壌消毒が普及しています。萎凋病による被害が深刻なため、クロルピクリンによる土壌消毒を希望される生産者もありますが、本剤は劇物であり安全面で特に取り扱いに注意を要し、専用の灌注機も必要
です。そこで、成分が同じで取り扱いやすいクロピクテープの使用方法を研修するため、6月9日に涌谷町ほ場において、メーカーの協力を得て実演会を開催しました。テープ埋め込みのための溝は、実演会前日に、90cm巾、深さ15cm程に準備しておきました。灌水は、処理前前日に43t/10a散水しましたが、処理の段階では適正な土壌水分状態になっていました。園主からは「土質や灌水方法によって、散水時間が異なるので、各自水分状態を確認して水分調整する必要がある」と注意が呼びかけられました。

<問い合わせ先>
 美里農業改良普及センター 先進技術班
  TEL 0229-32-3115         FAX 0229-32-2225


有限会社耕佑が先進地視察研修を開催しました

2011年06月21日 11時02分05秒 | ②競争力のあるアグリビジネス経営体の育成

  有限会社耕佑(代表取締役山村喜久夫氏)は,栗原市一迫地区において水耕栽培のサラダ菜やサンチュ生産に取り組む農業法人です。
  毎年社員教育の一環として先進地視察研修を開催していますが,今年は6月14日(火)に社員22名で市内と登米市の三つの農業法人を視察しました。
  最初は栗原市内でしいたけ栽培に取り組む農事組合法人水鳥を訪問しました。ここでは菌床から始まるしいたけの出荷先ごとに包装を変える製造工程を見学するとともに,経営理念,公平が求められる従業員待遇等について説明を受けました。
  次に登米市迫地区で食肉加工,レストラン,農家直売所を経営する有限会社伊豆沼農産を訪問しました。代表取締役から会社の歴史や経営理念について説明を受けるとともに,地域資源を有効活用することや商品に付加価値を付けること,ターゲットを絞った販売に努めることの重要性を学びました。
 最後に登米市東和地区で養鶏を営む縄文ファームを訪問しました。地鶏・シャモ・アローカナ等を放し飼いにして卵・肉・加工品(プリン)を生産・製造する農場です。代表からは付加価値の高い商品の生産販売にこだわっていることや,鶏ふんで鶏のえさとなる野菜作りを行うという循環型農業を実践していることなどについて説明を受けました。
  研修内容はかなり難しい部分もあり,社員全員が熱心に説明に聞き入る姿が大変印象に残りました。


JAみやぎ仙南蔵王地区いちじく部会現地検討会

2011年06月20日 16時51分51秒 | ①先進的技術に取り組む経営体の育成・支援

  平成23年6月16日(木),JAみやぎ仙南蔵王地区いちじく部会員を対象に,現地検討会を開催しました。
 蔵王町はいちじく栽培が盛んな地域で,生産されたいちじくは仙台市場等に出荷されています。
 講習会当日は,部会員12名,JA担当者が出席し,部会員園地で樹齢や樹勢に応じた新梢管理(芽かき)やいちじくを加害するカミキリムシ類の防除対策等について指導しました。
 検討会では,芽かきの程度や結果枝の配置,病害虫防除などについて,多くの質問が出されるなど,部会員の栽培意欲の高さがうかがえました。また,参加した部会員からは「実際の芽かきの程度を確認することができ,自園地での作業に役立つことができた。」と,栽培技術の向上につながりました。
 普及センターでは,いちじくの高品質・安定生産へ向けた取り組みを継続的に支援していくこととしています。

〈連絡先〉大河原農業改良普及センター 先進技術第二班
     TEL:0224-53-3431 FAX:0224-53-3138

   


ぶどうの房づくり技術の向上のために~丸森町市民農園管理組合不動直売会ぶどう栽培講習会~

2011年06月20日 16時47分42秒 | ①先進的技術に取り組む経営体の育成・支援

  平成23年6月15日(水),丸森町市民農園管理組合不動直売会員を対象に,栽培講習会を開催しました。
 直売会では平成13年から水稲育苗ハウス等を活用したぶどう栽培に取り組み,会員が生産したぶどうは不動直売センターで販売されています。
 講習会当日は,会員9名,丸森町農業創造センター担当者が出席し,ぶどうの房づくり技術を中心に,現地ほ場での摘房・整房等の実技指導を交えながら講習を行いました。
 摘房・整房等の管理は,ぶどう栽培にとって重要な管理作業であり,作業のタイミングや良否は果実の商品性を左右します。それらの点等についてポイントを置きながら指導しました。
 参加者からは,房づくりや病害虫防除に関すること等について質問が出されるなど,栽培技術向上の意欲が伺えました。
 普及センターでは,ぶどう栽培技術向上に向けた取り組みを支援していくこととしています。

〈連絡先〉大河原農業改良普及センター 先進技術第二班
     TEL:0224-53-3431 FAX:0224-53-3138

   


 岩沼市玉浦地区,水稲作付自粛エリアで大豆播種始まる

2011年06月17日 14時20分56秒 | ①先進的技術に取り組む経営体の育成・支援
岩沼市の集落営農組織「玉浦中部地区生産組合」は,大豆の作付を予定していたほ場が,東北地方太平洋沖地震に伴う津波により,大豆の作付ができない状況になりました。また,一部の農業機械も被害を受けました。
しかし,組合では,5月に開催した総会で,津波の被害を受けなかったものの水稲の作付を自粛しなければならないほ場約10ヘクタールで大豆の栽培に取り組むことを決定しました。ほ場の状況や天気予報などを確認し,6月はじめから大豆の播種を開始しました。今後6月10日頃までには,播種を終える予定です。
 作付面積は,当初の計画22ヘクタールの約半分となりましたが,復興に向けて少しでも前に進みたいとの想いで,大豆の播種にあたっているとのことです。
 農業の復興に向けて収量,品質等の目標を達成できるよう,亘理普及センターでも支援してまいります。

連絡先:亘理農業改良普及センター 地域農業班 0223-34-1141

震災復興の願いを込めて「2011瀬峰農場発信!田んぼアート」開催

2011年06月16日 17時21分13秒 | ④環境と調和した農業生産に取り組む経営体

 6月4日,栗原市瀬峰地区の水田1.2ha(JR東北本線沿い)を会場に田んぼアートの田植えが行われました(主催:瀬峰地区循環型農業推進会議(愛称エコせみね))。
 4年目となる今年のテーマは東北楽天ゴールデンイーグルスと震災被害者への激励。当日は球団の公式チアリーダー,東北ゴールデンエンジェルスの3人とベースボールスクールの鷹野コーチが参加し,地元の小学生や市民約170名とともに水田に苗を手植えしました。アートのデザインはイーグルスのロゴマークに「日本一に向かって真っすぐ」「がんばろう東北!!」「エコ・せみね」の文字をあしらったもので,事前に小牛田農林高校農業技術科2年の41名が測量・マーキングしました。7月中旬には葉が緑,紫,黄,白になり,田んぼにアートが浮かび上がります。
 普及センターでは同地区において,耕畜連携による循環型農業づくりを支援してきました。現在,「安全・安心・おいしい!瀬峰農場=循環型農場のまちせみね」を合い言葉に,良質堆肥を使った環境にやさしい栽培方法による農産物「エコ・せみね」のブランド化に取り組み,平成22年度には「第40回日本農業賞大賞」を受賞しました。田んぼアートは,「エコ・せみね」ブランドの認知度を高め,循環型農業システムの取組みとして広くPRする目的で平成20年度から開催してきました。今後も側面から活動を支援するとともに「耕畜連携」「農産物のブランド化」の取り組み成果を栗原市全体に波及させていきたいと考えています。

楽天ゴールデンエンジェルスと地元の小学生が仲良く手植え

<連絡先>
宮城県栗原農業改良普及センター 地域農業班 
TEL:0228-22-9404       FAX:0228-22-5795・6144


これからの上片馬合の集落と営農を考えよう!

2011年06月16日 17時13分26秒 | ⑥地域農業の構造改革に向けた取組支援

 栗原市金成地区の上片馬合営農組合(組合長:菅原 等,組合員15名)は平成20年4月に設立した集落営農組織で,普及センターでは平成21年度からプロジェクト課題に取り上げ,集落営農の発展へ向けた活動を支援しています。これまでに,畜産部門で組合員7戸が和牛の共同哺育育成を行う農事組合法人「上片モーちゃんクラブ」を平成21年4月に設立しましたが,水稲の担い手や耕作放棄地をどうするかなど課題も多く,営農組合活動のステップアップが求められています。
 そこで,集落営農のモデル事例を勉強し,目指す方向についてお互いの意見を交換し合うことが大切であると考え,平成23年6月2日上片馬合集会所において,「これからの上片馬合の集落と営農を考えよう!」をテーマに全体検討会を開催しました。当日は,組合員15人のうち13人が出席し,営農の現状や今後取り組むべき課題等について熱心に話し合いが行われました。
 最初に,JA会津みどり管内にある4つの集落営農の事例をDVDで放映した後,普及センターが座長役となり,意見交換をしました。
 当地区の農業機械は個々の組合員が揃えており,直ちに共同化が進まないと考えている反面,機械利用の在り方について話し合いが行われていないため,個人で購入してしまうという意見や,当地区では女性による自給野菜の漬物づくりの取り組みが熱心で,品質も極めて良く,集落営農の活性化につなげることができるのではないかという意見,さらに集落の心を一つにして営農を進める必要性があるなど前向きな意見が多く出されました。今後,これらの意見を役員で集約し,集落営農組合の実践活動へつなげていきます。
<連絡先>
宮城県栗原農業改良普及センター 地域農業班    
TEL:0228-22-9404     FAX:0228-22-6144