宮城の農業普及現地活動情報

県内9つの農業改良普及センターから,震災の復旧・復興に向けた取組や,宮城を元気にする農業普及情報をお届けします!

環境保全型農業直接支払交付金に係るGAP研修会in丸森町

2018年07月09日 08時07分44秒 | ④環境と調和した農業生産に取り組む経営体

 平成30年7月4日丸森町役場を会場に,「環境保全型農業直接支払交付金に係るGAP研修会」が開催しました。
 主催は,大河原地方振興事務所農業振興部と丸森町の共催で,講師は大河原農業改良普及センターのJGAP指導員資格を持っている職員が行いました。
 今回の研修会は,環境保全型農業直接支払交付金(以降「交付金」)の支給要件が一部変更となり,国際基準GAPに取り組むことが必要となったため,これまで交付金を受けていた農業者団体及び個人を対象に行いました。
 参加者は,初めて聞くGAPという言葉にとまどっている様子でしたが,自分が今年取り組む内容を決める演習では,食品安全,環境保全,労働安全,農場経営管理の各項目について,隣の人と相談しながらも,参加者全員が記入することができました。
 大河原管内では丸森町の他,角田市と白石市内で取り組みがあり,近々「研修会in角田」が開催されます。今後も市町と県で協力し,環境保全型農業に取り組む農業者を支援していきます。

(GAP研修会風景)

〈連絡先〉大河原農業改良普及センター
     TEL:0224-53-3431 FAX:0224-53-3138


栗原のズッキーニがテレビで生中継されました

2018年06月14日 09時02分29秒 | ④環境と調和した農業生産に取り組む経営体

 平成30年6月5日,在仙のテレビ局により,栗原市金成地区のズッキーニほ場と生産者が調理したズッキーニ料理が生中継されました。
 ほ場では,生産者から,栗原市が県内一のズッキーニ生産量であり,地域をあげて生産拡大を進めていることや,ズッキーニの特徴・栽培方法について説明されました。また,リポーターによるズッキーニ収穫体験も行われ,光沢のある新鮮なズッキーニに感動した様子でした。
 続いて,生産者が調理したズッキーニのチーズ焼き,ズッキーニの肉まき,ペペロンチーノ風サラダ,ズッキーニの浅漬けの4種類のズッキーニ料理が紹介されました。生産者からはズッキーニがどんな料理にも使いやすい食材であることが説明され,試食したリポーターは高く評価していました。
 最後に,7月14日(土)から7月29日(日)に仙台市と栗原市の飲食店21店で開催されるズッキーニ料理フェア「くりはらズッキーニウィーク」を普及センター職員が紹介しました。当イベントについては,下記ウェブサイトで詳しく説明しています。
 栗原産ズッキーニの出荷ピークは6月から7月になります。ぜひ旬の野菜をご賞味ください。

※くりはらズッキーニウィーク紹介ウェブサイト
 http://www.pref.miyagi.jp/site/khnokai/event.html

<連絡先>
宮城県栗原農業改良普及センター 先進技術班     
TEL:0228-22-9437       FAX:0228-22-6144


平成30年産の水稲種子を全量合格に!!

2018年03月06日 15時26分43秒 | ④環境と調和した農業生産に取り組む経営体
 JAみやぎ登米水稲採種組合では「ひとめぼれ」と「だて正夢」の水稲種子を生産しています。平成30年産はそれぞれ55.5ha,5.5haで採種を行うことから,栽培が始まるのに先立ち,平成30年2月26日に栽培研修会を行いました。
 はじめに古川農業試験場作物保護部 宮野上席主任研究員から“宮城県におけるイネばか苗病発生の現状と防除対策”について講演があり,この中で温湯処理後の保管日数が長いとばか苗病が発生しやすいことから高水分での長期保存を行わないなど,ばか苗病の発病を助長させない管理方法について指導がありました。特に,消毒後の再汚染の可能性あることから,作業場はきれいにしておくことが必要であるとのことでした。続いて,普及センターからは種子の審査内容と平成30年産に向けた栽培の注意点について話をしました。
 平成29年に初めて採種した「だて正夢」は生育の特性等不明な点も多く苦労したところもありましたが,昨年以上に優良種子が生産されるよう普及センター,JA,採種組合と連携しながら指導していきます。










<連絡先>
宮城県登米農業改良普及センター 先進技術班
〒987-0511 宮城県登米市迫町佐沼字西佐沼150-5
電話:0220-22-6127
FAX:0220-22-7522

いちごの高濃度炭酸ガスくん蒸処理の現地研修会の開催

2017年09月15日 19時16分36秒 | ④環境と調和した農業生産に取り組む経営体

平成29年9月14日,石巻管内のいちご生産者を対象にナミハダニ防除技術の一つである高濃度炭酸ガスくん蒸処理の現地研修会を開催しました。高濃度炭酸ガスくん蒸処理とは,苗を定植前に「二酸化炭素くん蒸剤」で処理することで,ナミハダニ成幼虫の防除と同時に卵の孵化が抑制され,本ぽへの持込みを防ぐための技術です。研修会は,今回処理装置を導入した東松島市のいちご生産者ほ場で行いました。 研修会には,生産者や農協職員,県関係で20名程度の参加者があり,ナミハダニ防除への関心の高さがうかがえました。(株)アグリクリニック研究所の担当者から処理装置の仕組みや殺虫メカニズム,処理時の注意点などについてくわしく説明を受けました。また,実際に処理を行いながら説明を聞くことができたため,装置の規格や作業手順についてじっくり学ぶことができました。
 また,普及センターで平成28年度に他の生産者で処理を行った際の害虫調査や薬剤散布回数の比較の結果を配布し,防除効果の高さや殺虫剤散布回数の削減につなげられたことを説明しました。
 現場では,説明を聞きながら熱心にメモをとる姿が多くみられ,処理装置に関する質問や自身のほ場でナミハダニの発生が毎年多く,対策に苦慮するなどの意見が出ました。ナミハダニの防除に関しては様々な技術があり,今回の技術はそのうちの選択肢の一つです。生産者のほ場の規模や毎年の発生状況,薬剤散布回数の頻度に応じて自身のほ場にあった対策を選んでいく必要があります。


いちごにおける新たなIPM技術研修会の開催

2017年08月17日 10時10分36秒 | ④環境と調和した農業生産に取り組む経営体

平成29年7月21日,石巻管内のいちご生産者を対象に「いちごにおける新たなIPM技術研修会」を開催しました。IPM(総合的病害虫管理)とは化学合成農薬のみの防除ではなく,生物的,耕種的,物理的防除など様々な手法を組み合わせて行なう病害虫管理方法です。研修会には,生産者をはじめJAや県の関係機関等60名近い参加者があり,病害虫防除への関心の高さがうかがえました。
 最初に「高濃度炭酸ガス処理におけるハダニ類防除と普及」と題し,(株)アグリクリニック研究所の村井保氏から高濃度炭酸ガス処理の概要や防除効果,その他害虫への可能性など幅広く講演いただきました。次に,栃木県農業環境指導センターの小山田浩一氏から「栃木県におけるIPM技術への取組事例」として,天敵の活用状況や生産者の取組,高濃度炭酸ガス処理の導入状況や課題等先進地の事例について講演いただきました。その他,農業・園芸総合研究所からは,「紫外線照射(UV-B)によるいちごうどんこ病防除」,「バンカーシートを利用したハダニ類防除」と題して,防除効果や現場での実証試験の結果について情報提供いただきました。
 会場では講演を聞きながら熱心にメモをとる姿が多くみられ,質問や会場からの話題提供があるなど,積極的な意見交換の場となりました。今後もIPMに取り組む経営体がさらに増加することを期待します。


JAあさひな稲作講習会~宮城米“特A奪還”キャラバン現地研修会~

2017年07月04日 14時19分40秒 | ④環境と調和した農業生産に取り組む経営体

  JAあさひな総合営農センターにおいて,平成29年6月22日にJAあさひな稲作講習会が開催され,38名の農家が出席しました。
 当講習会では,県で実施しているひとめぼれ「特A奪還」に向けた食味レベルアップの取り組みや,米食味向上のための基本技術,環境保全米栽培の今後の管理について説明されました。
 普及センターからは,同センター発行の「仙台稲作情報」から仙台管内の水稲の生育概況と水稲栽培における今後の管理について説明しました。ほ場内の残苗の処理や有効茎数を確保したほ場における中干しの実施などを農家に呼びかけました。
 普及センターでは,今後も宮城米の食味向上に向けた技術対策の浸透と実施を推進します。

〈連絡先〉
  宮城県仙台農業改良普及センター 先進技術第一班
  〒981-8505 仙台市青葉区堤通雨宮町4番17号
  TEL:022-275-8374
  FAX:022-275-0296
  E-mail sdnokai@pref.miyagi.lg.jp


JA仙台部会協議会で宮城米“食味レベルアップ”重点対策を説明

2017年06月23日 16時41分38秒 | ④環境と調和した農業生産に取り組む経営体

 JA仙台本店において,平成29年6月12日にJA仙台稲作部会協議会が開催され,12名の委員が出席しました。当JA稲作部会は支店単位に活動を行っています。
 当協議会では,JA仙台独自に行っている米食味コンクールの進め方,環境保全米の取組み及び共同防除について話し合われました。
 普及センターからは,水稲生育状況に関する情報提供,「だて正夢」栽培管理の要点及び「ひとめぼれ」特A奪還に向けた“食味レベルアップ”重点技術対策の概要について説明を行いました。
 普及センターでは,これからも宮城米の食味向上に向けた支援を継続していきます。

〈連絡先〉
  宮城県仙台農業改良普及センター 先進技術第一班
  〒981-8505 仙台市青葉区堤通雨宮町4番17号
  TEL:022-275-8410
  FAX:022-275-0296
  E-mail sdnokai@pref.miyagi.lg.jp


平成28年度JA仙台・米食味コンクール表彰式

2016年12月14日 17時10分03秒 | ④環境と調和した農業生産に取り組む経営体

 平成28年度JA仙台・米食味コンクール表彰式が12月2日,仙台市農業園芸センターで開催され,各部門の受賞者が表彰を受けました。
 コンクールは,「品質・安全・良食味米」を消費者に提供することを目的として開催されているもので,4年目となる今年は719点(昨年比+113点)の応募がありました。審査は食味成分・特性及び外観品質等の数値データを基に行われました。
 表彰式では,菅野育男組合長が,「全農改革に伴い,委託販売から買取販売への転換が求められている。食味は,販売段階で,ますますその重要性を増している。全生産者(2,400人)が出品して欲しい。」と訴えていました。
 この後,環境保全米ひとめぼれ,ひとめぼれ,環境保全米ササニシキ,ササニシキ,まなむすめ及びその他部門ごとに受賞代表者がステージに登り,菅野組合長から表彰状を受け取りました。
 表彰式終了後,最優秀賞受賞を獲得した環境保全米ひとめぼれ,環境保全米ササニシキ及びまなむすめ部門の米がおにぎりとして参加者全員に振る舞われました。

〈連絡先〉
  宮城県仙台農業改良普及センター 先進技術第一班
  〒981-8505 仙台市青葉区堤通雨宮町4番17号
  TEL:022-275-8410
  FAX:022-275-0296
  E-mail sdnokai@pref.miyagi.jp


平成28年度亘理名取果樹共同防除担当者研修会が開催されました

2016年11月08日 14時29分34秒 | ④環境と調和した農業生産に取り組む経営体

亘理農業改良普及センター管内のりんご生産者組織で構成されている亘理名取果樹振興協議会では,当年産りんごの病害虫発生状況と防除の総括と翌年産りんご病害虫防除暦の検討を行う亘理名取地区果樹共同防除担当者研修会を毎年実施しています。
本年も10月27日に,亘理農業改良普及センター会議室を会場に管内共同防除担当の生産者や農薬メーカー等の関係機関が集まり,研修会が開催されました。

平成28年産りんごで特に目立った病害虫被害として,リンゴ心かび病や果実腐敗病(リンゴ輪紋病,リンゴ炭疽病)が挙げられました。特にリンゴ輪紋病を主とする果実腐敗病は被害が慢性化しています。そこで,平成28年の降雨量と薬剤防除履歴を基に,感染時期の推定と今後の対策について検討しました。その結果,平成28年産りんごにおける果実腐敗病被害の大きな原因は,(1)リンゴ輪紋病の重点防除時期にあたる6月後半と8月後半に2度長雨に遭遇した,(2)薬剤防除間隔が10日を大きく開いた時期が数回あったことによるものではないかと総括されました。次いで生産者から,リンゴ輪紋病の感染経路や防除暦採用の殺菌剤の効果について質問があり,当所果樹担当職員や農薬メーカーからそれぞれ回答しました。

次に,平成29年産りんごの病害虫防除暦の検討が行われました。今回は,殺虫剤の効果の見直しが行われ,併せて殺虫剤の一部で登録内容の変更があったことを受け,殺虫剤を中心に大幅な見直しが提案されました。新たに提案された薬剤の特性への質問があり,採用時期の見直しが一部提案されました。提案された意見を反映して,平成29年1月前半の農薬登録情報で登録内容を確認した上で,来春までに関係者に配布することになりました。

 

<連絡先>

宮城県亘理農業改良普及センター先進技術班

TEL:0223-34-1141,FAX:0223-34-1143


東松島市宮戸地区の被災農地に果樹が植栽されました

2016年04月18日 11時28分19秒 | ④環境と調和した農業生産に取り組む経営体
東松島市の宮戸地区では,5年前の東日本大震災の津波により農地が大きな被害を受けましたが,順次復旧が進んでいます。これらの農地は用水の確保ができず,水稲の栽培ができないことから汎用水田として整備されることとなっています。
 地域の農地を再生させるため,復旧した農地の利用方法について地元の方々とJA,東松島市,普及センターなどの関係機関で検討を重ねた結果,比較的管理が容易ないちじく等の果樹を栽培する事となり,その担い手として鳴瀬地区復興組合宮戸支部から有志を募り平成27年4月に宮戸里浜地区の漁業者8名からなる「奥松島果樹生産組合 いちじくの里」(以下,組合)が結成されました。組合では植栽前から先進地視察やせん定講習会など研究活動を行って技術の習得に努めてきました。
 植栽準備が整った去る3月30日に復旧農地の宮戸6分区(奥松島縄文村歴史資料館南側)1haに苗木の植栽を行いました。阿部東松島市長ほか多くの御来賓にお祝いのお言葉をいただいた後,組合員や関係機関職員がもも70本といちじく50本を定植しました。
宮戸地区では平成29年,平成30年にも順次農地が復旧する予定となっており,組合ではさらにいちじく,うめ,かきの植栽を行う計画となっています。
 宮戸地区は奥松島という観光地であることから,観光果樹園としての活用や生産物を利用した特産品の開発等,地域産業への貢献も大きく期待できます。
 全ての植栽が行われれば2ha以上の比較的大規模な果樹園となるため,普及センターでは今後技術向上や組織運営,生産物の利活用等について重点的に支援を行っていきます。