宮城の農業普及現地活動情報

県内9つの農業改良普及センターから,地域の特色ある取組や,宮城を元気にする農業普及情報をお届けします!

令和6年産 枝もの用クロマツの収穫が始まりました。

2024年10月24日 15時56分54秒 | ④園芸産地の育成・強化支援

 南三陸町の農業法人「株式会社南三陸Pine Pro(パインプロ)」で10月21日から令和4年に定植した枝もの用クロマツの収穫がはじまりました。
 当日は秋晴れの晴天で、心地よい汗をかきながらの収穫作業でした。
 枝もの用クロマツは、年末年始の門松、玄関用飾り、生け花などに利用される花材で、1メートル程度の若松、30センチ程度の小松に分けて出荷するため、ほ場で収穫したクロマツは出荷調製作業場に運びこまれ、余計な枝・葉を取り除く調整作業のほか茎の太さや枝の長さで選別する作業が行われます。
 1年ぶりに調整・選別作業をするパートの方々は、近くの人と相談し、思い出しながら作業を始めましたが、30分もすると、手慣れた様子で黙々と作業を行い、調整・選別されたクロマツが次々と山となっていきました。今年は約80アールのほ場を収穫する計画で、11月末まで作業が行われます。
 事故無く、怪我無く収穫作業が行われるように、普及センターでは適宜巡回しながら支援していきます。


(調製・選別作業打合せの様子)

<連絡先> 宮城県気仙沼農業改良普及センター
      先進技術班TEL:0226-25-8069、FAX:0226-22-1606


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加美町の若手農業者による地域活性化イベント「カミヤングイチ」が開催されました。

2024年10月23日 13時27分30秒 | ⑦地域資源の活用等による地域農業の維持・発展

 加美町の薬莱山にある「やくらい土産センター・山の幸センター」は農事組合法人やくらい土産センターさんちゃん会が運営する農産物直売所で、平成6年のスタート以来、中山間地である当地域の活性化に寄与しています。

 また、当直売所は加美町で地域おこし協力隊終了後に町内に定住、就農している若手農業者の活動拠点ともなっており、普及センターでは直売所の経営改善とともに若手農業者による地域活性化活動の支援を行っています。

 令和6年10月20日には、若手農業者と直売所が共同で地域活性化を目的としたイベント「カミヤングイチ」が開催されました。

 当日は若手農業者が生産した農産物、加工品などの販売や豚汁、杵つき餅のおふるまいが行われ、多くの来場者が訪れ、大盛況な1日となりました。

 普及センターでは、今後も若手農業者の活動支援を通じて、加美町の活性化に向けた支援を行っていきます。

<連絡先>

 宮城県大崎農業改良普及センター      地域農業班

 TEL:0229-91-0727   FAX:0229-23-0910


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色麻町えごま品種比較試験の現地検討を行いました

2024年10月23日 10時09分31秒 | ⑦地域資源の活用等による地域農業の維持・発展

 色麻町内で栽培しているえごまの従来品種は収穫適期が短く、生産拡大の課題となっていたため、今年度から町えごま栽培推進協議会と普及センターでは収穫時期の異なる5品種の導入試験を実施しており、令和6年10月17日に現地検討を行いました。

 色麻町のえごまの収穫は、例年10月中下旬に行われていますが、今回試験した5つの品種のうち、1番早い品種で9月下旬に収穫が始まり、現時点で残る3品種の収穫が11月上旬まで順次続く見込みです。

 試験ほ場の農業者からは、「従来品種の刈り取り後に続けて収穫できる品種があればよい。草丈が短い方がコンバインの作業性がよい。今回供試している中で有望な品種があれば来年から本格導入したい。」など意欲的な発言がありました。今後、栽培特性や収益性などをまとめ、導入の検討をしていく予定です。

 普及センターでは、引き続き町の特産物えごまの生産振興を支援していきます。

 

<連絡先>

 宮城県大崎農業改良普及センター  地域農業班

 TEL:0229-91-0727   FAX:0229-23-0910


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WCS用稲「リーフスター」を収穫しました

2024年10月23日 09時05分36秒 | ⑤収益性の高い水田農業・畜産経営の展開支援

 令和6年10月13日にWCS用稲の展示ほとして蔵王町で栽培した極晩生品種「リーフスター」の収穫を行いました。

 収穫は、デントコーン専用機械を転用し、直径100cmのロールを成型。その後、別の機械でラッピングを行いました。

 9.1ロール/10aの収穫を得ることができました。また、坪刈り調査では、総生草重換算で約3,600kg/10aでした。

 飼料高騰に対して、自給飼料の増産は喫緊の課題であり、今後もWCSの増産が畜産農家から期待されています。

 普及センターでは、関係機関と連携し、更なる単収の増加や自給飼料の生産振興が図られるよう支援してまいります。

刈取後のロール

〈連絡先〉大河原農業改良普及センター 先進技術第一班

     TEL:0224-53-3496 FAX:0224-53-3138


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JA名取岩沼ハウス胡瓜部会 促成胡瓜栽培講習会が開催されました。

2024年10月22日 11時21分52秒 | ④園芸産地の育成・強化支援

 名取岩沼地域は、きゅうりの周年産地となっており、このたび冬春期のきゅうり栽培に向けて、令和6年10月8日(火)に「JA名取岩沼ハウス胡瓜部会 促成胡瓜栽培講習会」が開催されました。

 当普及センターからは、昨年から被害が拡大し、現在栽培されている抑制栽培でも問題となっているタバココナジラミの防除について情報提供を行いました。

 タバココナジラミは多発すると防除が困難になることから、これまでに使用してきた薬剤のローテーション散布を発生初期から徹底することや管内で防除効果が高いと生産者から報告があった、気門封鎖剤や還元水あめ等、これまでにあまり使用されてこなかった農薬の使い方のコツ等についてお話しました。

 参加者からは、「多発すると本当にやっかいで防除が出来なかった」「防除に苦慮していたので、参考になる」等のお話がありました。

 当普及センターでは、きゅうりの安定生産に向け、また菅内での難防除害虫の防除について引き続き支援していきます。

 <連絡先>

 宮城県亘理農業改良普及センター 先進技術班

 TEL:0223-34-1141 FAX:0223-34-1143

 


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農業大学校の先進農業体験学習終了式が開催されました

2024年10月22日 09時47分30秒 | ②新たな担い手の確保・育成

 令和6年10月11日、亘理普及センターを会場として、農業大学校における先進農業体験学習の終了式が開催されました。本学習は農業大学校1年生が、先進的な農業経営を実践している農業者のもとで、33日間、農業技術や経営について学ぶものです。当普及センター管内では、水田経営学部、園芸学部及びアグリビジネス学部の9人の学生が、土地利用型や園芸経営をされている9経営体から指導を受けました。

 開始式では、緊張した面持ちで式に挑んでいた学生達でしたが、終了式では達成感に満ちた様子が伺えました。学生からは「インターネットでは学ぶことのできない貴重な勉強をさせていただき、ありがとうございました。」等、受入経営体にお礼の言葉が述べられました。受入経営体からも「最後までよく頑張りました。この経験を今後に活かして欲しい。」等の励ましの言葉がありました。

 普及センターでは、今後も農業大学校等と連携して担い手育成を行っていきます。

 <連絡先>

 宮城県亘理農業改良普及センター 地域農業班 

 TEL:0223-34-1141 FAX:0223-34-1143

 


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スマート農機とほ場管理システムの活用により水田農業を「見える化」!

2024年10月22日 08時46分18秒 | ③先端技術等の推進・普及による経営効率化・省力化

 清々しい秋晴れの空の下で、有機栽培米の刈取が行われました。こちらのほ場では、県庁農業振興課と連携して、ほ場管理システム「ザルビオ フィールドマネージャー」を活用した可変施肥を実施したほか、移植後には、遠隔で推移の確認や水の出し入れが可能な「ファーモ 水位センサーと給水バルブ」、水田の除草作業の負担を軽減する「アイガモロボ」を投入するなどのスマート農機を活用して栽培に取り組んできました。

 刈取作業はヤンマーアグリジャパンの協力により、作業と連動してほ場ごとの収穫量やほ場内の収量のばらつきが「見える化」する、収量マッピングのためのデータ取得を同時に行えるコンバインによって進められました。さらに、このコンバインは外周部分を刈り取ることで、その後は自動走行が可能となり、運転者の負担軽減を図ることができます。

 普及センターでは、様々なスマート農機の実証に参画し、生産者の負担軽減につながる様々な技術の実証や普及に努めていきます。

 

 <問い合わせ先>

  美里農業改良普及センター  先進技術班    TEL 0229-32-3115、FAX 0229-32-2225


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南三陸米図画コンクール表彰式と新米試食会が開催されました

2024年10月21日 15時46分43秒 | ⑤収益性の高い水田農業・畜産経営の展開支援

 「南三陸米」は、気仙沼市、南三陸町、登米市津山町で生産された「ひとめぼれ」で、農産物検査で1等に格付けされた品質の良いお米です。この「南三陸米」を題材にした図画コンクールの表彰式と新米試食会が、令和6年10月12日、南三陸米地産地消推進協議会の主催で開催され、入賞者児童15人と保護者、関係者を含め約60人が出席しました。

 表彰式では、入賞者一人一人にJA新みやぎ代表理事組合長から賞状と副賞が授与され、入賞者からは誇らしげな表情が伺えました。また、新米試食会では、炊きたての「南三陸米」が地元の食材とともに提供され、入賞者から「甘くてモチモチしている」、「おかわりしたい」、「つやつやしている」といった感想が聞かれ、「南三陸米」の美味しさを味わっていました。

 普及センターでは、今後も「南三陸米」の生産振興とブランド化を支援していきます。

<連絡先>

宮城県気仙沼農業改良普及センター 先進技術班 TEL:0226-25-8069 FAX:0226-22-1606


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宮城県農業大学校の先進農業体験学習が終了しました。

2024年10月21日 08時41分27秒 | ②新たな担い手の確保・育成

 令和6年9月9日から10月11日までの33日間、宮城県農業大学校の先進農業体験学習が実施されました。これは、同校の1年生が先進的な経営を営む農業者のもとで技術や経営のノウハウを学ぶとともに農村生活を体験するもので、当管内では登米市出身の学生3人が学習に取り組みました。

 体験学習実施前はどことなく不安げな表情をしていた学生でしたが、終了式には、地域の方々や同業者・取引先とのつながりの中で、様々な人との交流も体験し、充実した表情が伺えました。

 学習を通して学生からは、「コンバインの操作や、堆肥づくりも体験できてうれしかった。受入農家に感謝している。」、「家畜市場や角切作業も体験できた、特に会社内の農大生の先輩にお世話になり感謝している。」、「農業の現場に出た時に役に立つ事がたくさん体験できた。」、「肥育の技術、給餌、籾殻運搬など、実家では体験した事がないことをたくさん学ぶ事ができた。優しく教えていただき安心できた。」などの感想が述べられました。

 また、受入農家の方々からは、「暑い中、慣れない環境での生活や、仕事は大変だったと思う。お疲れ様」との労いの声や、「将来は様々な選択肢があり、自分の経験や勉強によって考え方が変化し、形づくられると思うので、これからの生き方を考える基礎としてほしい。」といった励ましの声をかけていただきました。

 今後も、この体験学習の経験を活かし将来の目標に向かって勉学に励んでほしいと願います。

<連絡先>
宮城県登米農業改良普及センター 地域農業班
〒987-0511 宮城県登米市迫町佐沼字西佐沼150-5
電話:0220-22-8603 FAX:0220-22-7522  


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秋まき直播たまねぎの栽培実証が行われました

2024年10月17日 15時25分55秒 | ④園芸産地の育成・強化支援

 現在たまねぎ栽培は、ほとんどが移植栽培で行われており、育苗期間が2か月程度、育苗本数が2.5万~3.5万本/10aと多いため、多くの育苗時間と資材費がかかることが課題となっています。

 この課題を解決するため、(株)久保園芸では、昨年度から試験的にたまねぎの直播栽培に取り組んでいます。降雨の影響もあり、播種日はやや遅れたものの、9月30日に畝立て、直下施肥、溝底播種を同時にできる作業機を用いて播種作業が行われました。作業は一畝当たり(長さ約80m)10分前後で進み、スムーズに作業ができていました。今回播種した玉ねぎは、来年の6月ころに収穫される予定です。

 普及センターでは、今後も関係機関と連携し、たまねぎの直播栽培技術の確立に向けて支援を行ってまいります。

<連絡先>
宮城県登米農業改良普及センター 先進技術班
〒987-0511 宮城県登米市迫町佐沼字西佐沼150-5
電話:0220-22-6127 FAX:0220-22-7522

 


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