宮城の農業普及現地活動情報

県内9つの農業改良普及センターから,震災の復旧・復興に向けた取組や,宮城を元気にする農業普及情報をお届けします!

RTKをテーマとした「アグリテック活用推進セミナー」が大郷町で開催されました

2023年06月08日 16時25分37秒 | ③先端技術等の推進・普及による経営効率化・省力化

 令和5年6月5日、大郷町のえだまめ生産ほ場において、RTKシステムの露地園芸への活用をテーマとしたセミナーが開催されました。当該ほ場では、㈲薬師農産がえだまめを栽培し、普及センターでえだまめの生産振興を目的としたプロジェクトを通して、排水対策などの栽培技術支援を行っています。

 RTKは,地上に設置した基地局から発信する補正信号を受信してGPS測位の精度を向上させる測位技術で、これにより農業機械の自動運転等で高精度(誤差数cm)の作業が可能となります。県では昨年度、このRTK基地局を県内7か所に整備し、活用を推進しているところです。

 当日は、ヤンマーアグリジャパン㈱の協力のもと、RTK装着トラクターによる耕起・播種・除草剤散布の作業が行われ、参加者は作業の速度や精度などを観察しました。このセミナーには、県内の農業者や関係機関などから約100名の参加があり、農業の高齢化や人手不足と今後予想される担い手の経営の大規模化などを見据え、RTKに関心が高まっている様子をうかがうことができました。

セミナー開催の様子

RTK自動操舵による播種作業

〈連絡先〉

宮城県仙台農業改良普及センター 先進技術第一班

〒981-8505 仙台市青葉区堤通雨宮町4番17号

TEL:022-275-8410

FAX:022-275-0296

E-mail:sdnokai@pref.miyagi.lg.jp


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大崎4Hクラブが大崎地域の小学生(親子)を対象に農業体験を開催しました。

2023年06月08日 15時42分13秒 | ②新たな担い手の確保・育成

   大崎4Hクラブが、令和5年6月4日(日)に大崎生涯学習センターとともに「親子でいっしょにかんたん家庭菜園 野菜を観察しながら育てよう」を開催しました。大崎地域在住の小学生とその親を対象に、農業へ興味を持ってもらうことや、食育を目的として毎年取り組んでいるイベントです。

今回は、身近な野菜栽培に取り組めるよう、ミニトマトの袋栽培とリーフレタスのポット栽培を体験メニューとして準備し、親子5組が苗の定植を行いました。イベントに使用した野菜苗や、栽培マニュアルはすべて、大崎4Hクラブ員の手作りです。参加した親子が栽培について4Hクラブ員に積極的に質問する姿が見られました。

次回以降は、親子で取り組むミニトマト・リーフレタスの観察記録作成の補助や、4Hクラブ員が考えた野菜クイズのイベントを行います。

 

<連絡先>

 宮城県大崎農業改良普及センター  地域農業班

 TEL:0229-91-0727   FAX:0229-23-0910


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地域計画策定に係る担当者会議を開催しました

2023年06月08日 08時53分17秒 | ⑦地域資源の活用等による地域農業の維持・発展

 令和5年5月24日に仙台地方振興事務所管内の市町村、農業委員会、土地改良区、JAの担当者等を参集し、令和5年度地域計画策定に係る仙台地域担当者会議を開催しました。まず、東北農政局から地域計画策定・実行までの流れ、協議の場の設置に向けた調整、関係機関の役割、目標地図作成手順などの説明を受けました。

 次に、各市町村等の担当者から工程表(作業予定表)に対する進捗状況等の報告がありましたが、工程表よりも進捗がやや遅れているような地域もあり、農地の出し手、受け手の把握や協議の場の持ち方などで検討を重ねている状況でした。

 昨今、どの地域でも農業の担い手不足が深刻化している状況の中、地域の担い手を明確にし、地域の合意や応援を受けながら、農地の集積や集約を行い効率的な農業を進めて行く事が大変重要です。このため、普及センターとしても、「地域計画」が計画的に策定されるよう市町村を支援してまいります。

 

 

〈連絡先〉

宮城県仙台農業改良普及センター 地域農業班

〒981-8505 仙台市青葉区堤通雨宮町4番17号

TEL:022-275-8320

FAX:022-275-0296

E-mail:sdnokai@pref.miyagi.lg.jp


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仙台市農作物有害鳥獣対策協議会の総会が開催されました

2023年06月08日 07時52分09秒 | ⑥時代のニーズに対応した農畜産物の安定供給

 

 令和5年5月30日に仙台市農作物有害鳥獣対策協議会の総会が開催されました。協議会では、猟友会や宮城県自然保護員などが会員となり、防護柵の設置と合わせ、有害鳥獣を積極的に捕獲することで、仙台市内の有害鳥獣による農作物への被害を減らそうとしています。
 特に、狩猟免許を所持する者しかできないわなによるイノシシ等の捕獲を、地区に1人でも免許を所持する者がいれば、免許を持っていない方々も捕獲に参加できる制度である「地域ぐるみの捕獲対策」に注力しています。
 「地域ぐるみの捕獲対策」を実施する場合には、年に1回以上仙台市が開催する技術講習会を受講する必要がありますが、令和4年度も市内42地区で延べ568名の方々が参加し対策を実施しています。
仙台普及センターとしても、中山間地域における営農を継続させるため協議会の取組を支援してまいります。

〈連絡先〉
宮城県仙台農業改良普及センター 地域農業班
〒981-8505 仙台市青葉区堤通雨宮町4番17号
TEL:022-275-8320
FAX:022-275-0296
E-mail:sdnokai@pref.miyagi.lg.jp


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JA新みやぎあさひな ぶどう部会の栽培講習会が開催されました。

2023年06月07日 09時02分11秒 | ④園芸産地の育成・強化支援

 令和5年5月30日に、大和町のぶどう「シャインマスカット」ハウスを会場に、JA新みやぎあさひなぶどう部会の栽培講習会が開催され、部会員15名が参加しました。

 当普及センターが講師となり、花穂整形作業、無核化処理、新梢管理等について説明しました。花穂整形作業については、作業を開始するタイミングや房の選別など実際の花穂を比べながら説明しました。普及センターでは2年前から作業の進捗確認を確実に実行するため、チェックシートを取り入れていますが、特に今年は、発芽から開花にかけて平年より10日ほど早いことから、チェックシートを活用し適期に作業が終わるよう促しました。

普及センターでは今後も、高品質なぶどうの生産に向けて同部会を支援していきます。

〈連絡先〉

宮城県仙台農業改良普及センター 先進技術第2班

〒981-8505 仙台市青葉区堤通雨宮町4番17号

TEL:022-275-8374

FAX:022-275-0296

E-mail:sdnokai@pref.miyagi.lg.jp


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大崎市田尻地区の農業法人がさつまいも栽培に挑戦!

2023年06月06日 12時57分55秒 | ①先進的経営体等の育成・経営安定化・高度化

 令和5年5月26日に、大崎市田尻地区の農事組合法人おおぬき彩土里ファームがさつまいもの定植作業を行いました。

 今回、農業・園芸総合研究所が、管理機を使った畝立て・マルチ張りを実演し、定植方法や今後の栽培管理について説明を行いました。生産者は、実際に作業を行いながら、管理機の設定や定植のポイント等を確認し、さつまいもの栽培管理について理解を深めました。

 普及センターでは、持続的な法人運営を目指した経営管理や栽培技術の支援を行っており、農事組合法人おおぬき彩土里ファームでは、高収益作物としてさつまいもの試験栽培を行い、周年作業の平準化や収益向上を検討しています。

 普及センターでは、引き続き地域を担う農業法人の高収益作物の導入に向けた支援を行っていきます。

畝立て・マルチ張りの実演

 

定植作業の様子

 

<問合せ先>

  美里農業改良普及センター  先進技術班    TEL 0229-32-3115、FAX 0229-32-2225


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JA新みやぎみどりの地区「田尻ブロッコリー・そらまめ現地検討会」が開催されました

2023年06月06日 11時37分26秒 | ④園芸産地の育成・強化支援

令和5年5月29日にJA新みやぎみどりの地区田尻営農センター主催の「田尻ブロッコリー・そらまめ現地検討会」が開催され、生産者10名が参加し、積極的な情報交換等が行われました。

現地検討は、そらまめ4カ所、ブロッコリー3カ所のほ場で行い、収穫・出荷時期が迫ったそらまめと春植えのブロッコリーの生育状況等を確認しました。今年は平年よりも温暖な気候のため、生育がやや早く、病害虫も発生しやすい環境でしたが、そらまめ、ブロッコリーともに目立った病害虫の発生は見られず、順調に生育していました。

ほ場巡回後、普及センターから、品目ごとの総評を行うとともに今後の管理等について説明しました。生産者からは父の日に向けたそらまめの収穫・出荷や今後のブロッコリーの栽培管理に一層励みたいという声がありました。

普及センターでは、各園芸品目の安定生産に向けた取組を支援していきます。

現地検討会の様子

<問い合わせ先>

  美里農業改良普及センター  先進技術班    TEL 0229-32-3115、FAX 0229-32-2225


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あ・ら・伊達な道の駅販売拡大研修会

2023年06月05日 15時34分42秒 | ⑦地域資源の活用等による地域農業の維持・発展

 普及センターでは「直売所の運営強化支援」として、これまで管内の直売所出荷者を対象に収益性の高い品目の導入を提案する研修会を開催してきました。

 大崎市岩出山地区の「あ・ら・伊達な道の駅」は全国でも有数の販売額を誇り、その農産物直売所はこの地区の農業者にとって重要な出荷先となっています。

そこで出荷品目の拡大による出荷者の所得向上と地域の活性化を推進するため、令和5年5月31日に「あ・ら・伊達な道の駅販売拡大研修会」を開催しました。

 研修会では、主にこの秋から冬にかけて収穫・販売可能な品目を中心に取り上げ、林業振興部職員によるハタケシメジ「みやぎLD2号」の簡易施設栽培、普及センター職員による収益性の高い秋冬作の野菜や花き、果樹の有望品目について解説を行いました。

 普及センターでは、今後も管内の農産物直売所活性化に向けた支援を行っていきます。

<連絡先>

 宮城県大崎農業改良普及センター      地域農業班

 TEL:0229-91-0727   FAX:0229-23-0910


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そらまめの現地検討会と研修会を開催しました

2023年06月05日 09時46分35秒 | ④園芸産地の育成・強化支援

5月11日~12日にかけてそらまめを初めて栽培する農業法人の圃場 (4箇所)の巡回と生育調査を行いました。生育や着果にばらつきがありましたが,総じて病害虫は少なく早期に出荷が可能であることが判りました。この結果を踏まえ,5月17日,JAみやぎ仙南村田地区そらまめ部会の目ぞろい会の中で現在の生育状況と今後の病害虫対策について講習を行いました。

 生育が良好で昨年より早めに収穫できることから,生育が良い株の摘芯や支柱による倒伏防止,今後発生が予想されるアブラムシや赤色斑点病対策として早めの薬剤防除を徹底するよう呼びかけました。

道の駅村田の農産物直売コーナーでは5月18日頃からそらまめが出回り始めましたが,主に市場向けを扱うJAみやぎ仙南では,昨年より2日早い5月23日からの荷受・出荷を予定しており,出荷のピークは例年よりやや早まって6月上旬になる見込みです。

普及センターでは,宮城の特産品であるそらまめの産地育成のため,引き続き支援していきます。

 

〈連絡先〉大河原農業改良普及センター

     TEL:0224-53-3431 FAX:0224-53-3138


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JA古川春ブロッコリー現地巡回指導会が開催されました。

2023年06月05日 09時38分19秒 | ④園芸産地の育成・強化支援

 令和5年5月22日JA古川主催の春ブロッコリーの現地巡回指導会が開催されました。7人の生産者が参加し,各生産者のほ場を巡回して,生育状況や今後の管理等について検討を行いました。

 定植は4月4日~23日の間に実施され,早い生産者では6月から収穫が始まる予定です。アオムシによる食害も見られましたが,生育は概ね順調でした。病害虫防除への関心が高く,薬剤の作用機構に基づいた散布方法や組み合わせ等についての質問が積極的に出され,生産者同士でも活発な情報交換が行われました。

 普及センターでは引き続き,巡回等を通して,ブロッコリーの栽培技術支援を行っていきます。

 

<連絡先>

 宮城県大崎農業改良普及センター      先進技術班

 TEL:0229-91-0726   FAX:0229-23-0910


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