宮城の農業普及現地活動情報

県内9つの農業改良普及センターから,震災の復旧・復興に向けた取組や,宮城を元気にする農業普及情報をお届けします!

「河北せり」ブランド化へ向けて協議会を設立

2018年08月15日 11時07分27秒 | ⑦農村地域の振興に向けた取組支援

 平成30年7月27日に石巻市河北総合支所において,石巻市河北地区の伝統野菜「河北せり」のブランド化を目的とした「河北せり振興協議会」が設立されました。事務局はJAいしのまきで,農産物として県内初となる地理的表示保護制度(GI)の登録を目指します。
 河北セリは約300年前に栽培が始まったとされ,10月~2月に収穫する「根せり」と4~5月に茎葉を刈り取る「葉せり」があります。地下水に恵まれた山間のせり田で栽培され,爽やかな風味とシャキシャキとした食感が特徴です。
 設立総会には,いしのまき農協セリ部会など3団体の関係者ら約35人が参加しました。8月中にGIの申請手続きを開始する予定です。

宮城県石巻農業改良普及センター  先進技術第2班  TEL:0225-95-1435


ワークショップ「東鹿原の魅力再発見」を開催しました

2018年08月08日 08時25分50秒 | ⑦農村地域の振興に向けた取組支援

  加美町の中央部,中山間地帯に位置する東鹿原(ひがしかのはら)地区は稲作を中心とした農業が行われています。当地区は「薬師の湯」や「やくらい土産センター」などの有力な集客施設を有する加美富士「薬莱山」のすぐ近くの風光明媚な立地にあり,今後,グリーン・ツーリズムなどで都市部との交流を展開していくことにより,地域をより活性化させることができると考えられます。
 そこで普及センターでは,当地区の農観連携による魅力ある地域づくりを推進するため,平成30年7月31日にワークショップ「東鹿原の魅力再発見」を開催しました。
 講師には宮城県農村振興施策検討委員等国や県などの多くの公職を努められ地域振興の分野で活躍されている株式会社東北地域環境研究室の島谷留美子専務取締役をお迎えしました。
  はじめに「”住んで良し,訪れて良し”のまちづくり」~一歩踏み出す勇気が地域を変える~と題した講演をいただき,自分たちの地域をどういう地域にしたいのかについて目標を共有すること,農観連携を深め,域内調達率を高めることで地域に大きな力がつくこと,また,元気な地域をつくるには活性化の原動力となる「元気な人」をつくることなどのお話がありました。
 続いて行われた参加者全員で東鹿原の良いところを自由に意見発表する「我が東鹿原 ふるさと自慢」では,風光明媚,春夏秋冬の季節毎の風景の美しさ,清流,空気などの自然の美しさ,食材が豊富,イベントが多い,災害に強いなどの意見のほか,複数の参加者から地域の魅力として重要な「人柄の良さ」,「連帯感の良さ」という意見発表がありました。
  最後にまとめとして,来たい人に何を発信するか,どういうところに来てほしいのかを考え意見交換を行って良いところを集約してみることや老若男女を問わず集落の個人それぞれが活性化の主役であることなどを確認しました。
 普及センターでは,今後も東鹿原地区の活性化に向け,より具体的な活動内容の検討とその実践に向けた支援をしていきます。

<連絡先>
 宮城県大崎農業改良普及センター  地域農業班
 TEL:0229-91-0727   FAX:0229-23-0910


集落営農の法人化に向けた将来ビジョンの検討

2018年08月07日 16時20分11秒 | ⑦農村地域の振興に向けた取組支援

                                              <発表の様子>

  栗原市若柳地区の八木営農組合では,今年の春から法人設立準備委員会を組織し,営農組合の過去の営農収支の取りまとめや集落内の農業機械の保有状況の調査等を実施してきました。

 今般,法人設立準備委員会では,八木地区の農業の将来像を「集落ビジョン」として取りまとめるため,集落の構成員,特に集落の女性に呼びかけて,7月20日(金)に「集落ビジョン検討会」を開催しました。

 当日は八木集会所を会場に,準備委員の7人の他に,集落から15人が参加(うち8人が女性)し,土地改良区や普及センター,農業農村整備部職員の支援のもと,検討会が実施されました。検討会では,参加者はテーマ別(農地,農作業,ひと,もの)に4班に分かれて意見やアイデアを出し合い,最後は取りまとめた結果について各班の代表者から発表しました。

 検討会の最終的な取りまとめは,改めて準備委員会で丁寧に整理し,「八木集落農業ビジョン(案)」として営農組合の構成員に示すこととしました。八木営農組合のこの取り組みは,今後の法人設立に向けて大きな一歩となりました。

<連絡先>
宮城県栗原農業改良普及センター 地域農業班    
TEL:0228-22-9404     FAX:0228-22-5795・6144


JA仙台トルコギキョウ生産組合視察研修が開催されました

2018年08月06日 16時04分23秒 | ⑦農村地域の振興に向けた取組支援

                                                 9月出荷のトルコギキョウ

 平成30年7月4日にJA仙台トルコギキョウ生産組合の視察研修会が開催され,JAあさひな花き部会の八鍬 光 組合長のトルコギキョウ・宿根かすみそう栽培とを視察しました。
 参加者は,JAあさひなにおけるトルコギキョウと宿根かすみそう栽培の歴史や出荷体制について研修しました。八鍬組合長の経営面積や,切り花品質の高さに感激していました。
 視察研修により,先進地の技術の高さに刺激を受け,これからの生産技術の参考にしたいとの感想がありました。

〈連絡先〉
  宮城県仙台農業改良普及センター 先進技術第二班
  〒981-8505 仙台市青葉区堤通雨宮町4番17号
  TEL:022-275-8374
  FAX:022-275-0296
  E-mail sdnokai@pref.miyagi.lg.jp


【ふさすぐりプロジェクト】第2回アドバイザー派遣を行いました!

2018年08月06日 13時00分56秒 | ⑦農村地域の振興に向けた取組支援

     
              <研修会の様子>                   <「花山」と「ふさすぐり」のキャッチフレーズ>

 平成30年7月19日(木),今年度普及センタープロジェクト課題「中山間地域における小果樹類の加工品開発及び生産振興」の活動の一環として,ふさすぐりの栽培者,加工取組者及び関係機関の方々計14名を集めた第2回目の研修会を開催しました。

 今回もアサーティブ&シーエス代表の桜井真理子先生を講師に,「ふさすぐりの加工」と「花山のブランディング」について研修しました。参加者は,加工品の開発にあたっては,供給力の把握や販売期間の設定,商品開発に至ったストーリー設定等が必要であること,既存のもの同士の組合せや既存のものの上位化・洋風化,シリーズ化,素材のランクアップ等がキーワードになること,パッケージのラベルの書体等も重要であること等を学びました。また,ブランディングについては,「花山地区」を一言で表現するキャッチフレーズと「花山産ふさすぐり」のブランド名のアイデア出しを行い,次回以降の研修会でのロゴマーク作製につなげることとしました。その後,前回からの宿題である,ふさすぐり加工品のアイデアや試作品を各参加者が披露しました。「ふさすぐりの種のジャムとロールパン」や乾燥させたふさすぐりを使った「ふさすぐりのバターケーキ」等のほか,一迫のさとう洋菓子店さんが既に販売している「リンツァートルテ」も味わいました。ふさすぐりの鮮やかな赤色と酸味をうまく活用できれば,良い加工品に仕上がると思われました。

                      
                            <参加者の試作品と販売商品>

 普及センターでは,栽培者や加工取組者の個々の取組を支援し,花山のふさすぐりの付加価値向上を図っていきます。

<連絡先>
宮城県栗原農業改良普及センター 地域農業班    
TEL:0228-22-9404  FAX:0228-22-5795・6144

 

 


仙南地区生活研究グループ連絡協議会が移動研修会を開催しました。

2018年07月31日 13時14分13秒 | ⑦農村地域の振興に向けた取組支援

 平成30年7月2日(火)に仙南地区生活研究グループ連絡協議会が移動研修会を開催しました。
 震災復興の状況を直接知ることを目的に開催したところ,会員と事務局合わせて26名の参加を得て亘理町内のアセロラ農家と直売所を視察しました。
 最初に亘理アセロラ園を視察し,園主夫人である伊藤あけみ氏から講話を受けました。本州で唯一のアセロラ生産農家で,最盛期には年間約4tの出荷を実現し,加工品のバリエーション化も果たしました。しかし,東日本大震災による津波で農園と自宅を飲み込まれ,一時はアセロラ栽培を諦めましたが果樹は奇跡的に芽吹き,生産を再開できたそうです。参加者は感慨深げに講話に聴き入り,講話後にはジャム等の加工品を買い求める姿もありました。
 次いで亘理町の直売所であるおおくまふれあいセンターを視察しました。温暖な気候で育った、亘理の新鮮な野菜や花,加工品等がところ狭しと陳列されており,会員はその多様な品揃えと加工品の多さに目を見張り,自分達の生産活動に役立てようと見入っていました。

〈連絡先〉大河原農業改良普及センター 地域農業第二班
     TEL:0224-53-3519 FAX:0224-53-3138


蔵王町向山上地区で鳥獣被害の集落点検を行いました

2018年07月31日 08時09分10秒 | ⑦農村地域の振興に向けた取組支援

 7月14日(土),今年度普及センタープロジェクト課題「集落ぐるみによる鳥獣被害軽減対策の実践」の活動として,蔵王町向山上地区の集落環境点検を開催し,地域の住民,関係機関等含めて25名の参加がありました。
 集落環境点検は,関係者全員がイノシシの出没原因を正しく認識することにより,地域の課題を整理・再認識し,実情に応じた対策を選択・実施することを目的に実施しました。
 5班体制で農作物の被害状況,イノシシの侵入経路や隠れ場所,イノシシのエサとなる集落内の未収穫果実や農作物残渣等の確認を行い,得られた情報から点検マップを作成し,みんなで確認し合いました。その後,合同会社東北野生動物保護管理センターの鈴木淳研究員から,点検結果を踏まえた対策のポイントについてアドバイスをいただきました。
  蔵王町向山上地区では,イノシシの被害が非常に深刻な問題となっていることから,今後,集落が一丸となりイノシシ対策を実施することにしています。
  当管内は鳥獣被害の発生が問題となっており,今後もイノシシ被害の軽減に向けて,効果的な対策ができるよう支援していきます。

〈連絡先〉大河原農業改良普及センター  地域農業第二班
      TEL:0224-53-3519 FAX:0224-53-3138


生活研究グループで視察研修を開催しました

2018年07月20日 13時57分18秒 | ⑦農村地域の振興に向けた取組支援

                 

 平成30年7月12日に石巻地域生活研究グループ連絡協議会が,くらしの講座として,県南地区の農村レストランおよび直売所の視察研修を開催しました。当日は9名の会員が参加し,柴田町 ぷち道の駅「とみかみ」,蔵王町 ヨーグルト工房「Atreyu」,村田町 道の駅「村田」を視察し,柴田町 農村レストラン「縄文の幸」でお昼を食べながら,上川名地区活性化推進組合女性部および平間組合長から講話をいただきました。
 ぷち道の駅「とみかみ」は槻木小富上分校跡地の一部を活用した直売所です。小さい売り場ながらも季節の野菜が多品目並べられ,生産者の方の意欲的な活動状況を見ることができました。
 農村レストラン「縄文の幸」は,上川名地区活性化推進組合の女性部が運営しており,もちお膳や郷土料理などを8人以上の完全予約制でランチや弁当,宴会などの注文に応じて提供しています。新鮮な夏野菜をふんだんに使った料理は彩り豊かで盛り付けも美しいものでした。
 また,上川名地区活性化推進組合では,この春からは,「縄文の幸」に隣接する上川名濁酒製造所でどぶろく「上川名」の製造と販売を始めており,6月には上川名ホタル鑑賞会を開催するなど,地域に人を呼び込むための取り組みを進めています。現在も農村部で営農活動や地域活動を行う参加者にとって,少子高齢化に伴う地区活動や活動への参加者の減少は共通の課題です。
地域活性化への意欲的な取り組み事例を聞くことで,今後の参考になる良い刺激を得られたようです。
 2つめの視察先のヨーグルト工房「Atreyu」では,店頭で,自社製のヨーグルトやソフトクリームをその場で食べられるカフェメニューとして提供しています。若い女性客の利用が見られ,直売所の利用層とはまた違った年齢層をターゲットとした直売形態を見学することができました。
 3つめの視察先である道の駅「村田」は,県内有数のそら豆の生産地である村田町の道の駅であり,そら豆とフルーツコーンと呼ばれるトウモロコシの「味来(みらい)」の販売が盛んです。店内では,利用客の多くが「味来」を手に取るなど,特産品の魅力や強みが分かる機会となりました。 
  普及センターでは,今後も生活改善研究グループの活動について,継続的に支援を行っていきます。

 <連絡先>
 宮城県石巻農業改良普及センター  地域農業班
  TEL:0225-95-7612   FAX:0225-95-2999

 

 


イノシシ対策用電気柵の設置研修会を開催!

2018年07月19日 10時07分35秒 | ⑦農村地域の振興に向けた取組支援

 平成30年7月4日に仙台市大倉川土地改良区会議室及び実際のほ場を会場に「仙台市西部地区鳥獣被害対策研修会」を開催しました。仙台市西部地区では,平成28年度には819頭のイノシシが捕獲されるなど,イノシシによる農作物の被害が年々増加しています。これに伴い,イノシシ対策用として電気柵の設置が増えてきています。しかし,適切に設置されていない箇所から農地への侵入が見受けられることから,効果的な鳥獣対策を学ぶため,電気柵の正しい設置についての研修会を開催しました。
 ほ場での電気柵設置の実習では,参加者から「電線が緩んだ場合の補正方法」「電気柵の撤去時期」等多くの質問が寄せられ関心の高さがうかがえました。
 普及センターでは,今後も個々の鳥獣被害対策の徹底に加え,地域全体で取り組む必要性,重要性についての意識向上を図っていきます。


蔵王町で鳥獣害被害対策勉強会を行いました

2018年07月13日 15時23分22秒 | ⑦農村地域の振興に向けた取組支援

 6月27日(水)に蔵王町向山上研修センターにおいて,今年度普及センタープロジェクト課題「集落ぐるみによる鳥獣被害軽減対策の実践」の活動として,イノシシの被害対策勉強会を開催し,地域の住民,関係機関等含めて20名の参加がありました。
 この勉強会は地域住民のイノシシに対する理解を深め,効果的な被害対策手法の習得を目的に開催したもので,合同会社東北野生動物保護管理センターの鈴木淳研究員より,イノシシの生態と集落ぐるみの被害対策について講話いただきました。
  プロジェクト課題の対象である蔵王町向山上地区では,イノシシの被害が非常に深刻な問題となっていることから,当研修後に集落が一丸となったイノシシ対策を実施することにしています。
  今後,ワイヤーメッシュによる侵入防止柵を設置する予定であり,次回は,集落の環境点検を実施し,効果的な設置方法を検討することにしています。
  イノシシの被害は管内外で年々拡大する傾向にあり対策が急がれていることから,当地区の活動を関係機関と情報共有することで,効果的な対策ができるよう支援していきます。


〈連絡先〉大河原農業改良普及センター
     TEL:0224-53-3519 FAX:0224-53-3138