宮城の農業普及現地活動情報

県内9つの農業改良普及センターから,地域の特色ある取組や,宮城を元気にする農業普及情報をお届けします!

株式会社イグナルファーム大郷で栽培振り返り検討会が開催されました

2022年03月18日 14時46分12秒 | ①先進的経営体等の育成・経営安定化・高度化

 令和4年3月10日,株式会社イグナルファーム大郷で,今作3回目の栽培振り返り検討会が開催されました。検討会には,当普及センターや農業・園芸総合研究所の職員が出席し,これまでのミニトマトの栽培管理状況や収量の推移,作業時間等を確認し,次作に向けて生産面の課題の洗い出しを行う意見交換を実施しました。

 課題の洗い出しでは,栽培,防除,収穫・選別,労務管理の各担当から,それぞれの視点で問題提起が行われましたが,担当者によって課題の捉え方が様々でした。そのため,普及センターでは,法人で設定している収量や売上等の目標との関連性を軸に,重要性や緊急性に応じた課題整理について助言を行いました。これを受け,同法人では再度課題の洗い出しを行い,改めて3月中に課題整理に向けた検討を行うこととしています。

 普及センターでは,今後も引き続き生産性の改善に向けて支援を行っていきます。

 

〈連絡先〉

宮城県仙台農業改良普及センター 先進技術第一班

〒981-8505 仙台市青葉区堤通雨宮町4番17号

TEL:022-275-8410 FAX:022-275-0296

E-mail:sdnokai@pref.miyagi.lg.jp


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穂数確保に向けた麦現地検討会が開催されました。

2022年03月18日 14時26分52秒 | ⑤収益性の高い水田農業・畜産経営の展開支援

 令和4年3月9日に石巻市河北地区で,JAいしのまき転作部会河北支部主催の麦現地検討会が開催されました。検討会には生産者約10名が参加し,古川農業試験場作物栽培部が講師となって,ほ場を巡回しながら茎の中にある幼穂の長さを計測し,追肥の適切な時期を予測して追肥時期の検討を行ったり,生育状況やほ場条件から,麦踏みの可否を確認しました。この時期の追肥は穂数増加効果があり,麦踏みは穂の生長をそろえたり,倒伏による品質低下を防ぐ効果があるため,収量・品質向上につながる大切な作業です。生産者は熱心に麦の生育状況を確認し,今後の管理について積極的に意見交換をしていました。
 令和4年産麦類は,は種後の天候に恵まれて初期生育が良好であったため,概ね生育は順調です。普及センターでは今後も高収量・高品質の麦生産を支援していきます。

 

<連絡先>
 宮城県石巻農業改良普及センター  先進技術第一班
  TEL:0225-95-7612   FAX:0225-95-2999


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令和4年産水稲乾田直播栽培の播種が始まりました!

2022年03月18日 13時08分53秒 | ③先端技術等の推進・普及による経営効率化・省力化

 亘理農業改良普及センター管内では,東日本大震災後,法人等の大規模経営で水稲乾田直播栽培が注目され,取組面積が徐々に増加しています。管内における令和4年度の取組面積は,令和3年度から約40ha増加し,200haを超える見込みです。

 乾田直播栽培では,育苗や代掻きに要する労力を削減するとともに,移植栽培との作期分散が可能となります。管内における播種作業は,例年3月中旬から始まり,移植栽培の管理が始まる4月中旬には終わります。今年は,年明けから3月にかけての降水量が少なくほ場準備が順調に進んだため,例年に比べ前倒しで播種が進んでいるようです。令和4年度は,古川農業試験場が岩沼市で早期(2月上旬)播種の実証試験に取り組んでおり,播種可能時期の拡大が期待されます。

 乾田直播栽培では,「雑草防除」や「肥培管理」において,移植栽培とは異なる管理が必要となります。普及センターでは,令和元年度から「水稲直播栽培勉強会」を開催し,情報交換をするとともに技術的な課題について検討してきました。令和4年度も,乾田直播栽培技術の高位平準化に向けて重点的に支援していきます

 

<連絡先>

 宮城県亘理農業改良普及センター 先進技術班

 TEL:0223-34-1141 FAX:0223-34-1143


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ふさすぐりせん定講習会を実施しました

2022年03月18日 11時37分30秒 | ⑦地域資源の活用等による地域農業の維持・発展

令和4年3月15日に栗原市花山地区において,ふさすぐりのせん定講習会を開催しました。せん定講習会では,ふさすぐりの樹の特性など基礎事項を説明し理解を深めた後に実習を行いました。参加者は,枝の生育状況や風通しを考慮し,切る枝,残す枝を講師に確認しながらせん定作業を行っていました。

実習ほ場では例年より細い枝が多い傾向にあり,追肥の時期や量についてもアドバイスをしました。

これまで,秋にせん定作業を行っていましたが,降雪量が多い年は雪の重みで枝が折れるなどの状況もあり,今年は3月にせん定を実施しました。

花山のふさすぐりは,ジャムや菓子に加工され地域の特産品として販売されていますが,年間の生産量が100kg程度で,平成30年,令和元年に新植した苗木からも徐々に収穫できるようになっていることから引き続き安定生産に向けた支援を行っていきます。

<連絡先>

宮城県栗原農業改良普及センター 地域農業班

TEL0228-22-9437  FAX0228-22-6144

 

 


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