竹垣に竹立てかけたのは・・・

今日はご詠歌の先生たちの勉強会@密蔵院。参加者の中に、i母音をすごくきれいに唱える人がいたので、「調音」の練習を入れた。

イ(口角を左右に開く。前舌を硬口蓋の前方に向けて、摩擦音の起こらない限り高く上げて、声を出す) 威勢のいい医者が椅子にもかけず忙しく動きまわる。江戸を離れて庵住いというのも悪くない。今今と今と言う間に今ぞなく、今という間に今ぞなくなる。言い分があって言おうとしたが威圧されて何も言えなかった。

i母音(イキシチニヒミイリイ)がちゃんと言える人のしゃべりは、とてもさわやかに聞こえる。それは歌でも同じ。ご詠歌の勉強会なのに、みんな興味深そうに「青は藍よりいでて、藍より青し・・・」と練習した。話は100パーセント相手のためにある。だとすれば相手に明確に伝わる訓練は大切だ。法話をするお坊さんであれば、尚更のことである。

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