秘めた乙女心はすっごーい。

 密蔵院の一月の一大イベント(?)の護摩が終わり、今日は初大師の21日。実家のお寺で弘法大師の尊像の前で護摩を焚いてから、ご詠歌のメンバーと新年会。
 驚いたのは、60年以上前に初恋の人がNHKのど自慢で歌った「長崎の鐘」を歌った83歳の方(今の旦那と知り合う前のことだそうだ)。
 そして、十代の時にもらった恋文を未だにもっているという84歳の方。亡くなった旦那はその存在を知らないそうだ。その恋文の一節をスラスラと言ってくれた。

 すっごーい!恋する乙女心は、いくつになっても健在なのだと思った。そして、それを話してくれたことをとても感謝している。
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輪ゴム一箱の本数は? 

てっきり、「輪ゴム」は、本数で示されているのかと思ったが、違った。
護摩札を束ねるために使っている輪ゴムの箱が、何年かぶりに空になった。
「いったい、何本使ったのだろう」と箱書きを見て驚いた。「100グラム」としか書いていないのだ。

これじゃ、何本入っているかわからないから、好奇心が満たされないではないの!あはははは。
お寺の秤は、コンマ一グラム以下は計れないから、10本まとめて計った。2グラムだった。5本にすると1グラムだった。100本計ればもっと正確なものがわかるだろうけど、私にそんな暇はない。ぎゃははは。
ということで、一箱500本程度ということころか・・・。どはははは。
単位を変えると、アバウトになるという話である。つまり、「何年生きているか」ではなく「何をしてきたか」である。そのほうが、分かりやすい。わはははは。
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薄明かり下で


「まるで天井にお盆を貼りつけたようだ」と言いたくなるほど薄い照明器具が、住職室に入った文字にすれば「薄明かり」だが、どっこいすさまじく明るい。天井が高いので明るさは6畳用ではなく12畳用なのだそうだ。科学技術は、危険なこともあるけれど、やはりすごいところが沢山あるなと思う。「ありがたい」の言葉を、あらためて技術者の方々に申し上げたいと思う。
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永(なが)の暇(いとま)


 私が密蔵院に入った時からお世話になった、和室用の木製の照明器具。自宅で使っていたものを、新しい客殿ができた時に、もったいないから住職室で使っていました。29年もの間、よくがんばったと思います。ついに点灯しなくなりました。
「こんだけ、がんばりました。そろそろお暇(いとま)を頂戴します」--そんな声が聞こえる。
 この照明の下で、鍋を囲み、昼寝をし、テレビを見た。住職室に取り付けてからも、この明りの下で、どれほど法要の打ち合わせをしたり、塔婆を書き、写仏を描いたかわからない。点灯しないまま三日間。名残りを惜しんだので、今日近所の電気屋さんに電話した。
 まもなく新人の登場である。
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「勉強の仕方がわからないんです」

昨日、今日はご詠歌の授業。研修生の中の一人は「昔から勉強の仕方がわからないんです」と言う。面白い。
学校は、いやいや勉強をしてきたから、勉強しようとも思わなかっただろう。しかし、自ら進んで勉強しようと思って入った研修所だから、聞く耳はずっと大きくなっているはずだ。
こうやって勉強していくのだ、こうやって私は勉強してきたのだ、ということをかなり時間をかけて体験してもらった。分からないでいる時間は、もったいないと思う。
何か分かってもらえたらとても嬉しいと思う。
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ウキウキを忘れない。


東京は、一時間ほどで、あっという間の、ごらんの通りの雪景色。この雪で大変な方はとても多いだろう。私はお寺にいられるから、今のところどうということはない。明日、雪かきするくらいのつもりでいればいい程度で過ごせるからだ。
小学生の時のように、東京育ちの私は、雪だと今でもウキウキ感がある。戌年ゆえか。
統一試験日と成人式の日は、どうして雪が多いのだろうと思うが、これもまた自分の不都合ゆえに強烈に印象に残るという「マーフィーの法則」なのだろう。
今日は、法事もなし、護摩のお札書きや構想を練ってすごそうと思う。
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中村Jさん。

ご詠歌についてお問い合わせをいただいた、中村Jさん。ありかとうございます。
いただいたドコモのアドレスに返信しているのですが、戻ってきてしまいます。
あらためて、メッセージフォームから、アドレスを教えていただければ幸いです。
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カットオーバー

 和製英語らしいのだが「カットオーバー」という言葉がある。
 辞書によると「情報システムが完成すること」とある。
 去年の8月から、打ち合わせをしながら作業を続けてきた「守り本尊説法伝書」が、ようやく昨日カットオーバーになったという連絡が入った。
 何のことだかわからないだろうが、つまり私が書いた「守り本尊占い」のサイトがオープンしたということである。
 まっとうな坊主は、手がけることはないだろうと思う分野である。仏教は基本的に運命論ではない。その教えを、占いの中に持ち込もうという発想は、普通の坊主にはないだろう。
 しかし、世の中には、背中を押してもらいたいと占いに頼る人は大勢いる。仏教と占いに頼りたくなる人とのジョイントになればと思って、私は今回の企画を受けた。
 ちなみに、「情報システムが完成した」というカットオーバーは、つまり「ここをお読みになりたい場合には、課金されます」という内容と、実際に課金されたお金の流れのシステムも完成したということなのだそうだ。
 現在のところ、OCNとgooのトップページ中と「占い」サイトをクリックすると、まだ企画段階で無邪気に笑う私の顔が出てくる。ぐはははは。
http://fortune.goo.ne.jp/natori/
http://payon.svc.ocn.ne.jp/natori/
大手プロバイダーのトップページから紹介されるサイトの審査は厳しいそうだ。つまり、詐欺商法のような類ではないとうことだ。
 占いにお金を払ってもいいという方は、お読みいただけれは幸いである。
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一か月の時を経て・・・。

昨日の「写仏の庭」の会場の模様替えして、今日は「読経の庭」。
新年最初の会に20人の参加者の皆さま。ありがとうございました。普段、私が拝み足りないお経・・・。皆さんの助力をいただいての、年あらたまの祈願の庭となりました。

ウェブの原稿をとりあえず書き終えたのは昨年末の師走の10日。そうして、一か月たって、睦月十日の今日。私は、また原稿を書いている・・・・。出版社からのラフな企画から一転、「こんなのどう?」と自分からアプローチ。今まで自分から提案したものが本になったことは一度しかないけれど、時代が変わればいかがだろうかと、数項目書いて、見てもらうことになっている。
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「飲み過ぎないように」と心遣いを背に受けて

今日は新年最初の「写仏の庭」。

お手本は、マハー(大)カーラ(黒)ということで大黒天。七福神の一人だが、元々のインドの神さまは、とてもおっかない姿で、とてもお正月には似合わないが、これもまた日本人の素朴な信仰のルーツということでご勘弁いただくことにした。
夜の会は、副住職に任せて、私は今年5回目の新年会。まだ9日だから、二日に一回、新年会をやっていることになる。「飲みすぎないようにね」と家内が心配したくなるもの、当然である。ぐはははは。
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