「天才、バカボン」の「バカボン」ではない。
[バガボン」!仏教語だ。「薄伽梵」と音写され、読み方は「バガボン」の他「ばぎゃぼん」とか「はきゃはん」などがある。
意味は、如来一般のこと。また特にお釈迦さまのこと。
ほかに似たような言葉で英語の「バガボンド(vagabond)」があるが、これは「放浪者、さすらい人」の意。
そんなわけで、お坊んさたちは「天才バカボン」と聞くと、仏を連想するのです。
今日はちょっと一言、仏教知識ってなところです。わははは。
みなさま、「バガボン」目指して、笑顔で頑張りましょう。
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偶数月に、密蔵院に行われる「浪曲の会」。
今年最後が、今日でした。
あづまりえ「出雲の夫婦雛」
富士琴美「安兵衛の婿入り」
富士琴路「武士の娘-長崎みやげ-」
東家三楽「南部坂-雪の別れ-」
約60名の大勢さんがご来寺。見事な芸の数々で、修行中の様子もよくわかる信心からベテランまでの勢ぞろい!
来年もやります。お近くの方はカレンダーに書き込んでおいてくださいませ。
2月25日(月)、4月21日(月)、6月23日(月)、
8月18日(月)、10月20日(月)、12月15日(月)。
午後1時~3時30分。入場無料。
住職の司会進行。三楽師匠のナレーションも入って、他にはない浪曲の会です。
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朝9時に表に出てみると、お寺の前を走っている車が少ない。
風ですっかり雲が飛ばされた薄青色の空、明るい空気、そして乾いた少々冷たい風……。
今日の鹿骨は、
まるでお正月みたいに、町には喧騒がなく、周囲の自然も何不自由なく、
どこまでも”as it is”であり、”let it be”でいいのだと思える。
こういう日は、一人でいれば穏やかな笑顔でいられる。人と会えば、爽やかな笑顔でいられる。
一方で、世の中の困っている人、悲しんでいる人にはなかなか思いが至らない……。
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銀杏の葉が順調に(?)落ちています。
風では落ちない葉も、雨には勝てない様子。
夏に日陰を作ってくれた葉たち……
大きなギンナンを実らせるために緑一杯だった葉たち……
”地に散り敷きて璧(たま)となれ”
そんな思いの落ち葉掃きであります。
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タイトルのようなコマーシャルを日本郵便が流している。
よくぞ言ってくれたと思う。
新鮮な気持で、元旦を過ごしている相手のことを考えて(であるから元旦に届くように)、少しの茶目っ気を持って、今年も2種類・500通の制作に乗り出した。
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タイトルのようなコマーシャルを日本郵便が流している。
よくぞ言ってくれたと思う。
新鮮な気持で、元旦を過ごしている相手のことを考えて(であるから元旦に届くように)、少しの茶目っ気を持って、今年も2種類・500通の制作に乗り出した。
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今月はもうお会いしないだろうという方とお別れをする時、
つまり、今年はもう最後という時に、
「それでは、良いお年をお迎えください」
と言うのは、いつからだろうか。
11日現在では、心では思っていても、
まだ言う気にならない。
何となく、師走の気ぜわしさが迫ってくるからである。
一月を上・中・下旬で分ける方法があるくらいだから、
やはり下旬に入る20日以降だろうか。
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12月はいつも、お酒の席が沢山あります。
しかし、今年は既にそのうち3回を、通夜葬儀で欠席することになりました。
ある人曰く
「それはきっと住職にお酒をあまり飲まさないように、仏さまがそういう日程にしているんだよ」
気持はありがたいが、こういうのは、正しい仏教理解・仏さま理解とは言えない。わははははは。
仏さまが私ごときの健康のために、他人さまの寿命を決めるはずがない。
人は生まれ、そして、役割分担を終えて、「この世線」から「死」というターミナル駅で「あの世線」乗り換える。
他の人間や当人のご都合で、駅に到着するわけではないのだ。
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土曜日なので近所の郵便局は休み。
しかし、どうしても50円記念切手が必要になった。出来れば500枚程欲しかった。
本局には車駐車場はないから、久しぶりに自転車で15分の道のりを走った。
窓口で、
「50円の記念切手を500枚ほしいのですが、ありますか?」
「50円の記念切手は今、一枚もないんです。80円なら少しありますが」
と局員さんは恐縮顔(最近あんなに”申し訳なさそうな顔”をみたことがなかった)。
私の
「あって欲しい記念切手」
という祈念は、実らずである。
ニッコリ笑って「それでは来週になったら近所の郵便局で手に入れます」と言って外へ出た。
再び寺までの15分の自転車旅行。
人気の無い、落ち葉舞い落ちる児童公園……滅多にお目にかからない名前の表札……夜になったらどんな光が点灯するのか見てみたい一般家屋外のクリスマスのイルミネーション……
無駄足にするかしないかは、こちらの心構え一つなのだ。
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何年も床屋さんに行っていません。
寺にいて、バリカンで3分で済んでしまうからです。
昨日はお通夜があったので、少々伸びた頭の毛を刈ろうと思っていました。
その前に家内が「お風呂のひび割れをなおしてよ」と言うので、
「はいよ」と返事。
コーキング剤の説明を読むと「完全に固まるまで12時間かかります」とある。
エライことである。
髪の毛を刈ったあとにシャワーで頭を洗わねばならぬからだ。
そこで……、
「わるいけど先に頭の毛を刈らせてくれ」
「いいけど、バリカン、壊れちゃったままでしょ」
「ウギャ、そうだった。まずはバリカンをヤマダ電機で買って来るわい」
驚いた2,000円代から9,000円代までのバリエーションである。一番安いので十分だから、それを買った。
風呂のひび割れとバリカンを巡る、たったそれだけの話である。
しかし、バリカンと書いて不思議に思った。
「こりゃ、いったい何語だ?」
『大辞林』によるとこうである。
[フランスの制作会社Barriquand et Marreから]頭髪を刈る金属製の用具。上下に重なった櫛形状の二枚刃からなり、下の刃は固定、上の刃を左右に往復させて、毛をはさみ切る。手動式と電動式がある。
ほう、会社名だったのか。それもフランスである。ブログのおかげで一つ物知りになった。たったそれだけの話である。
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