バリカン

何年も床屋さんに行っていません。
寺にいて、バリカンで3分で済んでしまうからです。

昨日はお通夜があったので、少々伸びた頭の毛を刈ろうと思っていました。
その前に家内が「お風呂のひび割れをなおしてよ」と言うので、
「はいよ」と返事。
コーキング剤の説明を読むと「完全に固まるまで12時間かかります」とある。
エライことである。
髪の毛を刈ったあとにシャワーで頭を洗わねばならぬからだ。
そこで……、
「わるいけど先に頭の毛を刈らせてくれ」
「いいけど、バリカン、壊れちゃったままでしょ」
「ウギャ、そうだった。まずはバリカンをヤマダ電機で買って来るわい」
驚いた2,000円代から9,000円代までのバリエーションである。一番安いので十分だから、それを買った。
風呂のひび割れとバリカンを巡る、たったそれだけの話である。

しかし、バリカンと書いて不思議に思った。
「こりゃ、いったい何語だ?」
『大辞林』によるとこうである。

[フランスの制作会社Barriquand et Marreから]頭髪を刈る金属製の用具。上下に重なった櫛形状の二枚刃からなり、下の刃は固定、上の刃を左右に往復させて、毛をはさみ切る。手動式と電動式がある。

ほう、会社名だったのか。それもフランスである。ブログのおかげで一つ物知りになった。たったそれだけの話である。
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