あなたが生きている一日は、昨日亡くなった人が生きたかった一日

「あなたが生きている今日は、昨日亡くなった人が生きたかった一日」は、あまり好きな言葉ではない。他人の生き方の代弁者のように生きるのは、自分の人生を生きていることにはならないと思うからである。それでも、3・11の今日と昨日は殊勝にも、漠然とそう思う。やりたいことをやれずに亡くなった人たち、最後の「ありがとう」を家族に告げずにあちらへ逝っいた人たちへに対する、現在生(せい)ある者の、せめてもの手向けとして、私はやりたいことを、やるべきことをやろうと、昨日からずっと赤いボールペンで原稿を直す。

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