住職オープニングトークの秘密

最大3分の住職オープニングトークは『怪し会』の恒例。全六回公演で、すべて違ったことを申し上げる意気込み。こんな意気込みを持つようになったのは、30代のころ長谷寺での布教実習の経験から。

お参りに来た方々にお堂にあがってもらい、布教開始時間まで待ってもらう。この時、先生のような先輩が「せっかく人が集まっているのに、布教時間まで放っておくのは勿体ないから、私がそれまでつなぐ」とお堂へ行こうとした。するともう一人の先輩が「待て、それは私がやりたい」と行く手をはばんだ。結果、二人でジャンケンした。--「せっかく人がお寺に来ているのに、何もしないのは布教師としておかしい」という二人の熱い思いが、その時、私に伝染したのだ。

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