風通しのよい文章

住職室には、三つの窓に音色の異なる小田原風鈴がそれぞれ吊るしてある。サラウンドサウンドだ。さすがに今日のように風の強い日には、夏フェスなみににぎやかな合奏になるので、風流に鳴る程度の場所に移動する。そこに静かなBGMを流して原稿を書く。すると繭玉のような原稿になる。夏に書いたものは冬のそれと異なって、風通しがよい気がする。

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