鶏口牛後

「鶏口(けいこう)となるも、牛後(ぎゅうご)となるなかれ」を、私は、なんとなく映像で記憶していた。ニワトリの頭の部分、特に花の鶏頭に似ているぶにょぶにょしているトサカと、ユラユラ振れている牛の尻尾である。だから、いつの間にか、このことわざを「鶏頭(けいとう)となるも、牛尾(ぎゅうび)となるなかれ」と思っていた。わはははは。

「ニワトリの口(小さな集団の長)になっても、牛のお尻(大きな組織の末端)になってはいけない」という「鶏口牛後」のことわざは、ビジネスシーンではよく使われるだろうが、牛の尻尾でもいいではないかと思う。尻尾だって、それなりに役割を果たしていて立派である。

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