酢になった血

司馬遼太郎の本の後記にこんなくだりがある。
「宵っぱりの私はたまに早起きすると、血が酢になったようで、じつに気分がわるい」
素晴らしい表現だ!
私は「血が酢になったようで」とは、感じたことがないが、気分がすぐれない時に、こんな表現をしたら、周囲の人はよく分かってくれるだろう。

昨日は法事のあと座で3合ほど日本酒をご馳走になったので、犬の散歩の時間になっても気分が悪かった。
娘が「散歩、一緒に行けますか?」と言うので「そんな気分になれないのだ」とつまらぬことを言ったと思う。
絶好の機会であったのだ。
「お父さんは、血がバルサミコ酢になったようで、気分が悪いんだよ」
ぐははは。
今日から通常モード。やるべきことを、とっととやってしまおうと思う。
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