風来庵風流記

縁側で、ひなたぼっこでもしながら、あれこれ心に映るよしなしごとを、そこはかとなく書き綴ります。

防災の日(後)備えあれば

2012-09-04 21:21:57 | 日々の生活
 防災の日には、全国で40万近い人が防災訓練に参加したそうです。我が町内会では、理事会を中心に、これまでややお座成りに実施されて来て、例えば昨年は、委員の方が炊き出しをしても、参加した住民が少なかったものだから、通りすがりの人にも振舞うような次第で、もっと多くの住民も参加して真面目にやらなきゃダメなどと正論を吐いていたものでしたが、今年は、自衛隊の炊き出し班まで参加して、近隣の町内会と合同で行う本格的なもののようなので、再び参加しました。
 防災訓練とは、Wikipeiaによると、古くは、バケツリレーなどの集団行動的な者が多かったが、現代では消火器の取り扱い、土嚢の作製、迅速な避難など火災消火を主とした物から地震や水害など広範囲に渡って訓練を行う様になった・・・とありますが、我が町の合同防災訓練では、小学校を借りて、講堂で看護用の三角巾の使い方の実習をしたくらいで、ほかには4人家族三日分の備蓄用食料品、簡易トイレ、プライベート・スペース、家具の倒壊予防器具を展示していたり、講堂にゴザと毛布を敷いて、一人一畳のスペース(の狭いこと!)を実感させたりと、啓発の意味合いが強いようでした。
 そうこうしている内に、ここ数日の不安定な天候のままに、ゲリラ豪雨とまでは言わないまでも、突然の大雨で、本当に避難せざるを得なくなりました。そんな中、急病人も出て、俄かに慌ただしく派遣されていた医者、さらには救急車を読んだりと、悠長に防災訓練と言っていられなくなりました。
 市の組織を中心に、各町内会を巻き込んで、防災組織が出来上がっており、日頃の訓練も出来ていることを心強く思うとともに、翻って私たち一人ひとりは準備が出来ているのか、何をなすべきか、考えさせられるひとときでした。
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