一昨日、忘れた頃に、新型コロナ・ワクチンを接種した。自治体がしっかり記録管理してくれていて、もう6回目になるのかと思うと感慨深い。会社の同僚と、無料の案内が来るから、なんとなく受ける状況だと話して、笑いあった。無料ではなくなるときが、コロナな世界の打ち止めなのであろうか・・・。
最初の5回はなんとなくファイザーで、今回はなんとなく初めてモデルナを打ったら、一日半経ってもまだ上腕部で鈍痛がして、肩を上げ下げするのに難儀する。所謂「モデルナ・アーム」である。一般には接種してから二日後にかけて痛みや発熱などを覚える人が多いらしく、ファイザーと同様、若い人ほど症状が出やすいと言われるので、まあその限りでは人並みに反応してくれてホッとするが、発熱や倦怠感がないことにはやや複雑な心境である(笑)。
コロナ4年目に入って、朝晩の通勤電車内など混み合うところでこそマスクをするが、そういう人は4割以下、3割程度だろうか。もはやマジョリティではなくなった。オフィスを含めて他ではマスクをしない。最初の頃こそ解放感があったが、当たり前の日常に戻っただけで、マスクを持たずにうっかり外出することが多いし、電車の中でも周囲にマスクをする人に気づいておもむろにマスクを取り出すことが多い。
振り返れば、コロナ以前には、当たり前の日常をこれほど愛おしく思うことはなかったし、衛生なるものをこれほど気に懸けることもなかったが、そのほろ苦い記憶も薄れつつある。完全巣籠り状態だったのは、当初の二年間だけだったことになる。ただ、人生のどのステージでその二年間を過ごすことになったか、友達との触れあいが楽しい学生時代や、受験や就職活動のような節目など、人によっては小さくない影響があったことだろう。昔話として笑って話せるときが来るとよいと思う。
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