風来庵風流記

縁側で、ひなたぼっこでもしながら、あれこれ心に映るよしなしごとを、そこはかとなく書き綴ります。

戸越銀座のコロッケ

2012-08-25 00:46:31 | ビジネスパーソンとして
 今朝の日経によると、戸越銀座商店街が、コロッケ人気で活気づいているそうです。名前くらいは聞いたことがある戸越銀座がどこにあるのか、関西人の私には分かりかねますが(調べてみると、品川区豊町・戸越・平塚にまたがる商店街で、東急池上線の五反田駅から二つ目に戸越銀座駅があります)、かまぼこ店の「おでんコロッケ」、洋食屋の「フォアグラコロッケ」、中華料理店の「ギョーザコロッケ」など、今では20を越えるお店がそれぞれ個性を生かしたコロッケのこだわりの味を競っているのだそうです。面白いと思ったのは、そのきっかけとなったのが、10数年前、宝飾・時計店のおやじさんが立正大学・経営学部の学生に話をもちかけて始まった「立正コロッケ」とか。戸越銀座のHPによると、

(引用)
立正大学経営学部池上ゼミは、戸越銀座商店街と協働で、商店街を「コロッケのまち」にしようと活動しています。その一環として、コロッケの土産用の箱、コロッケ店のマップ、コロッケ店に置くのぼりの作成、そしてコロッケ店のプロモーションビデオ製作も行いました。さらに、「戸越銀座コロッケ」の一つとして「立正コロッケ」をつくって、月一回の販売を行っています。
(引用おわり)

 もっと面白いと思ったのは、昔ながらの地元の商店街が凋落するのは、大型スーパーのせいにされがちですが、戸越銀座の場合、あるお年寄りに「おたくの商店街に欲しいものはない」と言われて、発奮したという話です。マスコミや私たちは、「大型スーパー=強者で悪者」、「地元の商店街=か弱き善」といった公式で、つい判官びいきに傾いてしまうものですが、そうならなかったところが、あっぱれと言うべきです。
 景気などの外部のせいにしたりしますが、実は智恵を絞れば、なんとかなるものなんですねえ。是非、戸越銀座でコロッケの食べ歩きをしたいものです・・・
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