風来庵風流記

縁側で、ひなたぼっこでもしながら、あれこれ心に映るよしなしごとを、そこはかとなく書き綴ります。

青梅への道

2019-10-07 22:47:33 | スポーツ・芸能好き
 今年も東京マラソンへの道はあっけなく絶たれてしまった。今から7年前に最初の応募で当選を果たして以来、7年連続の落選と相成った。この人生でまたもう一度走るチャンスがあるのかどうか、なんだか諦めムードである(笑)。一般エントリー(エリートランナーやチャリティランナーなどを除く)定員26,370人のところに、293,275人もの応募が殺到し、11倍を超える狭き門だったようだ。他方、マラソン仲間の元・同僚は、7年連続外した挙句、今回、目出度く初当選した。実に悲喜こもごも。
 仕方なく今年も青梅を目指すことにした。
 こうして目標が定まらないと、私のマラソン・シーズンは始まらない。昨日、半年振りにいつもの10キロ・コースを走った。シーズン初日とは言え、普段歩いているので、ゆっくりなら騙しだまし走ることが出来る(そして半日の時差を以て、今日の午前中から筋肉痛が始まった・・・)のだが、肩や背中といった、普段、余り使わないところは、走っている最中にも凝ってしまう・・・ところが、なんと今年は違った。この夏に、腕立て・腹筋50回運動を週一から週二のペースで続けてきたので、殆どダメージがなかったのだ。人間の身体というものは、年老いても使っていればそれなりになんとかなるものだと感心する。
 それよりも、夕方に走ったものだから、腹が減って元気が出なくて、余計、ペースが落ちてしまった。だいたい私のようにズボラで練習嫌いの市民ランナーは、仮にそれなりに走り込んだとしても、自分の足に合う靴を余程、慎重に選ばないと、足をマメだらけにして悲惨な目に遭うし、エネルギーをしっかり補給しないと、ガス欠になって、よれよれになる。
 つまり、こういうことだ。齢をとると、運動量が減るから、筋肉が衰えて、基礎代謝が減って、食べる量も減る。そこで、たまに走ったりすると、普段のバランスが崩れて、エネルギーが不足し、それをキャッチした脳が、これ以上余計な運動をすると危険だからと司令を出し、走る意欲が減退する。だから、走る前には、しっかり栄養補給をしなければならないのだが、半年振りのことで、うっかり忘れてしまった。
 走り終わって、恒例の体重測定で、シーズンを終えた3月頃と余り変わっていないことに、やっぱり驚かされる。人間の身体は、冬場に脂肪を貯め込もうとするので、走ってもなかなか体重が減らないのだが、逆に夏場は運動しなくても体重はさほど変わらない。不思議なものだ。
 5ヶ月間のシーズンの始まりである。5ヶ月かけて、青梅30キロを走る身体を徐々に造り上げていく。サボると本番で苦労することになるという恐れと、五体満足、走ることが出来る幸せを噛み締めながら・・・とでも思わないことには、なかなか続かないのだ(苦笑)
コメント
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