今日、出張で上京した高校時代の知人と、久しぶりに食事をしました。宿泊先がシェラトン都ホテル白金高輪だというので、ホテル・ロビーで待ち合わせにしたのは、高校時代から遅刻常習犯のルーズな私には(と言うより、待たされる知人にとって)良かったのですが、彼の地には、手ごろなレストランが少ない。田舎者の大阪人の私にも、そこが高級住宅街であるのは分かっていましたが、歩いていると、外国人の家族連れがごく当たり前に散歩しているのに出食わしたりして、都心にありながら、ちょっと特別な、高級な生活空間であることが知れます。ぐるなびで「Per Regalo」というイタリアン・レストランを選びました。
私がイタリアンに目覚めたのは、アメリカ西海岸でのことでした。東海岸のボストンは、ハーバード大学やMITなど日本人には馴染みの街ですが、伝統的なエスタブリッシュメントの街並みがそのまま温存され、クラムチャウダー以外に食事に見るべきものはありません。ところが西海岸まで来ると、地理的な距離以上に、アジアがぐっと近くなり、和食だけでなく中華やタイやベトナムやイタリアンなど、食生活が格段に豊かになります。更にマレーシア・ペナン島のジョージタウンにあるイタリアン・レストランBella Italiaは抜群に美味かった。チリ(唐辛子)をうまくあしらって、アジア風イタリアンと言っても良いほど、日本人出張者の舌をも満足させ、我が家は毎月のように通いつめたほどでした。
そんな特別な思い入れがあることは秘めながら、テラス席に陣取ると、夜風が実に心地よい。値段は白金台相場!?で、料理の味は特別と言うほどではないにせよ、ごく当たり前に美味しい。晴天続きで乾燥した空気が、ワインの味を引き立てたようでした。食後のカブチーノには思わず美味いと唸ってしまいましたが、結局、何が一番印象に残ったかと言うと・・・金を惜しまなければいくらでも美味しいものを食べられる、そういった食事そのものよりも、また白金台のハイソな雰囲気よりも、一年の内でそれほど多くはない、テラスでの食事が気持ち良い季節を満喫した夜だった、というところです。
私がイタリアンに目覚めたのは、アメリカ西海岸でのことでした。東海岸のボストンは、ハーバード大学やMITなど日本人には馴染みの街ですが、伝統的なエスタブリッシュメントの街並みがそのまま温存され、クラムチャウダー以外に食事に見るべきものはありません。ところが西海岸まで来ると、地理的な距離以上に、アジアがぐっと近くなり、和食だけでなく中華やタイやベトナムやイタリアンなど、食生活が格段に豊かになります。更にマレーシア・ペナン島のジョージタウンにあるイタリアン・レストランBella Italiaは抜群に美味かった。チリ(唐辛子)をうまくあしらって、アジア風イタリアンと言っても良いほど、日本人出張者の舌をも満足させ、我が家は毎月のように通いつめたほどでした。
そんな特別な思い入れがあることは秘めながら、テラス席に陣取ると、夜風が実に心地よい。値段は白金台相場!?で、料理の味は特別と言うほどではないにせよ、ごく当たり前に美味しい。晴天続きで乾燥した空気が、ワインの味を引き立てたようでした。食後のカブチーノには思わず美味いと唸ってしまいましたが、結局、何が一番印象に残ったかと言うと・・・金を惜しまなければいくらでも美味しいものを食べられる、そういった食事そのものよりも、また白金台のハイソな雰囲気よりも、一年の内でそれほど多くはない、テラスでの食事が気持ち良い季節を満喫した夜だった、というところです。