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【折々の花だより】

”季節の花だより”
花たちとの出会いを楽しんでます

葉室山浄住寺

2022-02-11 | デジカメ紀行
葉室山浄住寺
京都市西京区にある黄檗宗の寺院。本尊は如意輪観音。京都洛西観音霊場第三十番札所。
苔寺や鈴虫寺、地蔵院「竹の寺」に程近く、参道石段の紅葉が美しい寺で、弘仁元年(810)、嵯峨天皇の勅願寺として開創され、公家の葉室家の菩提寺として栄えた古刹です。









通常の門と異なり、屋根がありません。


本堂は江戸時代に建てられ、その後方の位牌堂、開山堂、寿塔(じゅとう)など、黄檗宗寺院ならではの中国風の諸堂が階段状に一列に並びます。








方丈へ向かいます。


左手に見える魚、「開梆」(かいぱん)は・・・
黄檗宗の寺院に特有の木製の法具で、時刻を知らせるためのものです。 隠元禅師が渡来した際、日本に伝えました。 魚の形をした鳴らし物で、その形状から「魚梆」(ぎょほう)「魚板」(ぎょばん)「魚鼓」(ぎょこ・ぎょく)とも呼ばれています。

方丈は仙台藩4代藩主・伊達綱村が幼少期を過ごした屋敷を移築したという方丈には、有名な御家騒動「伊達騒動」で幼い綱村が命を狙われることもあったためか「武者隠し」があり、床の間の壁に設けられた穴から抜け出せる仕掛けが残っています。


江戸時代の池庭もみどころです。
















「四方竹」



たけのこの中では珍しい秋に収穫されるもので、高知県をメインに生産されている品種です。切り口が四角い形をしていることから「四方竹」と呼ばれるようになりました。原産は中国南部で、日本へは明治10年頃に高知県に入ってきたと言われています。



朝廷に九州の松浦藩から黒小島に産する珍しい四角形の竹の献上があり、この竹を四本たばねて葉室の祖先に切ってみるように天皇が申されて、その切口が見事な菱形をしていたので、これを葉室の家紋にするようにとのお言葉から家紋になったと伝えられています。
葉室光親卿の息子、葉室定嗣卿の時に後嵯峨天皇(在位1242〜1246)の命により、頂いた家紋だと言われています。


「亀甲竹」



亀の甲羅のようにふくらんだ奇竹。孟宗竹の突然変異。
亀甲竹で加工した製品は京銘竹として京都府伝統工芸品の1つに指定されています。
テレビで見る黄門さまの杖は亀甲竹だそう。

説明文は公式サイトを参考にしました。
写真は令和3年11月27日特別拝観で訪れた時のものです。

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