【折々の花だより】

”季節の花だより”
花たちとの出会いを楽しんでます

せつぶん草まつり

2016-03-11 | 花だより
「スプリング・エフェメラル(春の妖精)」
春先に花を咲かせ、夏までの間に光合成を行って地下の栄養貯蔵器官や種子に栄養素を蓄え、その後は春まで地中の地下茎や球根の姿で過ごします。
落葉樹林の林床にはいくつもあり、そのためそのような森林の林床は、春先にとてもにぎやかになります。
例:カタクリ、ショウジョウバカマ、アマナ、アズマイチゲ、イチリンソウ、ニリンソウ、セツブンソウ・・・。

第3回せつぶん草まつり
住民所有のクリ園の中の群生地が公開されました。



京都新聞、昨年4月の記事より。
「京都府南丹市日吉町の「日吉町山野草を守る会」は、同町中世木地区に自生するセツブンソウを京都市左京区の京都府立植物園に寄贈した。園でこれまで栽培していた種とは異なる特徴を持っているため、住民は希少種として今後の展示に役立てられることを期待している。
セツブンソウは府の絶滅危惧種に指定される多年草。中世木地区にはセツブンソウの群生地があり、昨年から保護と並行して観賞会を開くなど地域おこしに活用している。
同地区のセツブンソウは花の中心にある葯(やく)が白くなることが特徴。一般的には紫色で、植物園で栽培している京都市近郊のものも紫色という。

せつぶん草
日本固有種。
キンポウゲ科 セツブンソウ属。多年草で雑木林などの半日陰地植物。
5弁の白い花びらのように見えるのは萼。
本当の花びらは退化して、花の中心にある黄色い蜜槽と呼ばれるものになっており、
花の下には手のひら状に切れ込んだ総苞(花序全体を包む葉の変形したもの)があります。
地中に球形の塊茎が出来るそうです。
環境省のレッドリストでは、準絶滅危惧(NT)に登録されています。

公民館で受け付けをします。 


旗もいっぱい立てられています。

ふうりん

空き缶で作ったふうりんが、いろいろな所につり下げられています。


梅や菜の花を見ながら・・・。







むこうの斜面に咲いています。




着きました「山野草の里」。


発芽
 
発芽1年目の葉は一葉、2年目でギザギザになり、
3~4年目で花が咲くそうです。













ハコベ


オオイヌノフグリ


近くに、あずまいちげ(東一華)も見られます。

あずまいちげ
キンポウゲ科、 イチリンソウ属。
「東」は関東を意味し、「一華」はイチリンソウ属の花の一名で、花が茎の先に1つだけつくことからきているそうです。
白い花びらのように見えるのは萼片です。
萼片は8枚から13枚あり、花の真ん中に雄しべが、その真ん中に雌しべがたくさんあります。
山地の林の中や林の縁、草地などで見られます。

あずまいちげ





夏水仙(葉)

綺麗な葉だったので、撮っていると、係りの方が図鑑を用い、
説明して下さいました。
原産地は中国。ヒガンバナ科。 有毒植物です。
春に葉を伸ばし、夏には枯れ、花茎を伸ばして、
ラッパ状のピンクの花を数輪つけるようです。

蕗の薹


係の方々は、覗きこんでいると、説明、世間話等、声をかけて下さいます。移住の方もいらっしゃいました。
皆さんとてもフレンドリー。
日吉町の山野草を守りたいと言う思いが伝わってきます。

5日に訪れたんですが、6日には、京都府立植物園の、肉戸裕行さんによる講演や、黒豆コーヒー、地元産品(米、ふきのとう、小豆、野菜等)の販売もあったようです。きっと大勢の方で賑わったでしょうね。

山野草の里を後にし、「道の駅スプリングスひよし」で昼食をすることに。
迎えてくれたのが、こちら。

ゆっぴい


所属:道の駅スプリングスひよし
ひよし温泉のお湯が、大好きで長湯をしてしまい、ふやけて桶から体がぬけられなくなったひよこちゃんです。お仕事は、京都府南丹市の観光大使と、道の駅スプリングスひよしの駅長!みなさんをお出迎えしています。


「道の駅スプリングスひよし」とは・・・。
京都府のほぼ中央で丹波高原の一角に位置し、施設の直上流には日吉ダムがあります。
天然温泉(足湯もあり)や室内温水プール、隣接する広大な芝生公園でのピクニックや、グラウンドゴルフや、水遊びなども楽しめます。レストラン、特産品などの土産物もあります。

パンフレット、ウィキペディアを参考にしました。
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