保健福祉の現場から

感じるままに

地域の関係者への幅広い検査

2021年03月31日 | Weblog
R3.3.31NHK「福島市 接待伴う飲食店 従業員のPCR検査へ」(https://www3.nhk.or.jp/lnews/fukushima/20210331/6050013999.html)。<以下引用>
<新年度には歓迎会など飲食の機会が増えることが予想されるため、福島市は、4月6日から、接待を伴う飲食店を対象に、従業員のPCR検査を実施することを決めました。福島市では、去年12月の忘年会シーズンに、飲食店などで、新型コロナウイルスの感染者の集団=クラスターの発生が相次ぎました。3月も、市内にある陸上自衛隊の駐屯地でクラスターが発生するなど、3月29日までの感染者の累計は491人にのぼっています。福島市は、新年度に入ると、県外との人の行き来が増加し、歓迎会など飲食の機会が増えることが予想されることなどから、感染者を早期に発見し、感染拡大を未然に防ぐためとして、飲食店のPCR検査を集中的に行うことを決めました。対象となるのは、市内のおよそ400店舗の接待を伴う飲食店の従業員で、4月6日から26日までの間に検体を受け付け、無料で検査を行うということです。福島市は「クラスター対策を重点に、特に、人の移動が活発になる大型連休が終わるまでの間、感染防止対策を徹底していく」としています。>

R3.3.30NHK「松山市中心部に臨時PCR検査センター設置」(https://www3.nhk.or.jp/matsuyama-news/20210330/8000009205.html)。<以下引用>
<松山市で「繁華街クラスター」が発生したことから、市内の中心部に臨時のPCR検査センターが設置され、30日午後6時から、繁華街の飲食店で働く症状のない人を対象にした検査が始まりました。臨時のPCR検査センターは松山市役所近くの駐車場の跡地に設置され、午後6時の検査開始に先立って施設の様子が報道関係者に公開されました。センターは周囲が幕で覆われ、中にある待合ブースで自分の連絡先や勤め先を記入したあと、専用キットを受け取って別のブースで検体を採取します。検体を採取するデモンストレーションも行われ、自分で鼻の中を綿棒でこすった後、検体を専用の容器に入れていました。検査結果は、感染が確認されてもされなくても翌日の午後をメドに電話で知らされるということです。検査は無料で事前の申し込みは必要なく、1時間に100人以上の対応が可能だということですが、混雑した場合は整理券を配布します。臨時のPCR検査センターは、松山市内の繁華街にある飲食店で働く症状のない人を対象に、30日から4月9日まで設けられます。このうち4月5日までは、接待を伴う飲食店や深夜営業をする飲食店で働く人が対象で、時間は午後6時から午後8時まで。6日以降は酒を提供するほかの店で働く人たちも対象となり、時間は午後4時から午後8時までとなります。>

R3.4.1NHK「広島 県内すべての居住者と就業者が対象 無料のモニタリング検査」(https://www3.nhk.or.jp/hiroshima-news/20210401/4000011614.html)。<以下引用>
<新型コロナウイルスの感染拡大の兆候をとらえるため、県内すべての居住者と就業者を対象に、広島県が実施する症状がない人向けのモニタリング検査が1日から始まりました。広島県は、新型コロナウイルスの症状がない人向けのモニタリング検査を強化しようと、1日から県内すべての居住者と就業者を対象に無料で検査を実施しています。検査は、県内のPCRセンターで受けることができるほか、広島市内の薬局205店舗で検査キットを受け取って後日、検体を提出することができ、広島市中区の薬局には検査キットを求める人の姿が見られました。キットを受け取った流川で飲食店を営んでいるという70代の男性は「仕事上、どこで感染するか分からないので、感染しない、うつさないことが大切だと思い受け取りました。薬をもらうついでに受け取れるので楽だと思います」と話していました。また、薬局の合原憲太薬剤師は「検査の機会が増えることで、少しでもまんえん防止につながればいいと思います」と話していました。検査は当面続けられ、広島県は感染拡大を防ぐため、積極的に検査を受けて欲しいと呼びかけています。>

R2.9.15「新型コロナウイルス感染症に関する検査体制の拡充に向けた指針」(https://www.mhlw.go.jp/content/000672623.pdf)p5「クラスターの発生など地域の感染状況を踏まえ、感染拡大を防止する必要がある場合は、地域の関係者への幅広い検査」「感染者が多数発生している地域やクラスターが発生している地域において、その期間、医療機関や高齢者施設等に勤務する者、入院・入所者全員を対象とする一斉・定期的な検査」が普及されても良いかもしれない。それによって、検査陽性者数が増えるかもしれないが、日本集中治療医学会(https://www.jsicm.org/covid-19.html)の「COVID-19 重症患者状況」(https://crisis.ecmonet.jp/)の推移を重視しても良いように感じる。R3.2.19「新型コロナウイルス感染症(COVID-19)診療の手引き・第4.2版」(https://www.mhlw.go.jp/content/000742297.pdf)p9「初期症状は インフルエンザや感冒に似ており,この時期にこれらと COVID-19 を区別することは困難である.」、p24のCOVID-19「無症状患者でも,ウイルス量は多く,感染力が強い」「ウイルス排出のピーク 発症日」と、p29「中等症Ⅰ 低酸素血症があっても呼吸困難を訴えないことがある」、p30「診察時は軽症と判断されても,発症2 週目までに急速に病状が進行することがある」は新型コロナ対策を行う上で、やはり二つのポイントと感じる。コロナワクチン(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/vaccine_00184.html)(https://www.kantei.go.jp/jp/headline/kansensho/vaccine.html)(https://www.pc-covid19.jp/article.php?ckbn=8)や、R3.3.18現代「緊急事態宣言、“解除前夜”に最前線の専門家がどうしても伝えたかった“ある”メッセージ コロナとどう対峙する?」(https://gendai.ismedia.jp/articles/-/81094)、R3.3.22「新型コロナウイルス感染症の蔓延防止に向けた都の取組の推進について」(https://www.ajha.or.jp/topics/admininfo/pdf/2021/210325_2.pdf)、「感染の再拡大防止」(https://corona.go.jp/proposal)のように「感染予防徹底」も重要なのであるが、R2.5.29新型コロナウイルス感染症対策専門家会議「新型コロナウイルス感染症対策の状況分析・提言」(https://corona.go.jp/expert-meeting/pdf/jyoukyou_bunseki_0529.pdf)p23「検査体制の拡充とあわせ、早期診断により患者を軽症段階で確実に捕捉し、早期の介入によって、重症者・死亡者の発生を防ぐ。 ⇒過度に恐れずとも済む病気に変えていく。」にどれだけ近づけるか、が不可欠と感じる。R3.3.16「新型コロナウイルス変異株流行国・地域に滞在歴がある入国者の方々の健康フォローアップ及びSARS-CoV-2 陽性と判定された方の情報及び検体送付の徹底について」(https://www.mhlw.go.jp/content/000754411.pdf)p3「新型コロナウイルス感染症(変異株)の患者の臨床経過等については、国立国際医療研究センター病院(NCGM)のレジストリに登録している医療機関等において詳細に確認、分析する予定です。」とあり、「COVID-19に関するレジストリ研究」(https://covid-registry.ncgm.go.jp/)の情報公開の徹底を期待したい。R3.3.2「新型コロナウイルス感染症の軽症者等に係る宿泊療養の考え方について」(https://www.mhlw.go.jp/content/000747661.pdf)が発出されているが、宿泊療養・自宅療養だけで専門医療機関に入院していないケースは、「COVID-19に関するレジストリ研究」(https://covid-registry.ncgm.go.jp/)にデータは入っているのであろうか。R3.3.5「(2021年2月時点)新型コロナウイルス感染症の“いま”に関する11の知識」(https://www.mhlw.go.jp/content/000749530.pdf)p9「COVID-19 レジストリ研究解析結果」は専門病院に入院した症例の解析結果であろう。「データからわかる-新型コロナウイルス感染症情報-」(https://covid19.mhlw.go.jp/)の基本統計を充実し、昨年3月の日本赤十字社「新型コロナウイルスの3つの顔を知ろう!~負のスパイラルを断ち切るために~」(http://www.jrc.or.jp/activity/saigai/news/200326_006124.html)の頃と変わっていることを示す必要がある。
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