保健福祉の現場から

感じるままに

感染者増と重症者割合

2020年06月15日 | Weblog
6.15NHK「東京 48人感染 新宿“夜の街”集団検査20人含む 新型コロナ」(https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200615/k10012470951000.html?utm_int=news_contents_news-main_001)。<以下引用>
<東京都の関係者によりますと、15日、都内で新たに48人が新型コロナウイルスに感染していることが確認されたということです。新宿区のいわゆる「夜の繁華街」で接客を伴う飲食店の関係者が集団検査を受けた結果、感染が確認された20人が含まれているということです。1日の感染の確認が40人以上となるのは2日連続です。これで都内で感染が確認された人は、合わせて5592人になりました。>

6.15NHK「東京都 第2波に備え 目安となる新たな数値や指標など検討」(https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200615/k10012471031000.html?utm_int=news_contents_news-main_002)。<以下引用>
<東京都は、新型コロナウイルスの感染拡大の第2波に備えて、専門家が対策を検討するチームを立ち上げ、感染状況を示すモニタリング指標について、再び警戒を呼びかける際の目安となる新たな数値などを検討することになりました。都庁で15日、チームの初会合が開かれ、東京都医師会の幹部や感染症の専門家などが出席しました。チームでは、感染拡大の第2波に備えて、検査や医療体制の充実、それにモニタリングの考え方を検討します。会合は冒頭を除き非公開で開かれ、都によりますと、町なかで感染が広がっているかを把握するために、病院内での集団感染や積極的な検査で感染が確認されたケースを除いて考えるべきだといった意見が出たということです。また、新宿区が、ホストクラブの従業員などを対象に行った集団検査で、複数の感染が確認されていることを踏まえ、「感染状況は、都全体ではなく地域ごとに評価すべきだ」といった意見も出たということです。都は、感染状況や医療体制を示す7つの指標のモニタリングを続けるとしていますが、チームでは今後、第2波に備えて、再び警戒を呼びかける際の目安となる新たな数値や指標の項目を検討することにしていて、早ければ今月中にまとめたいとしています。>

6.15夕刊フジ「東京でコロナ感染者激増! 大半は夜の街、都知事は「積極的に検査した結果」強調するが… 識者「都の対策はどこかに失敗がある」」(http://www.zakzak.co.jp/soc/news/200615/dom2006150003-n1.html)。<以下一部引用>
<14日の感染者のうち18人はすでに感染者が出た歌舞伎町などの新宿エリアにあるホストクラブの従業員で、店舗側が新宿区の呼びかけによるPCR検査に協力して判明。残り29人のうち14人も夜の繁華街との関連があった。5人が院内感染が疑われる武蔵野中央病院(小金井市)の患者と職員だったという。>

6.4朝日新聞「1日10人の感染者入国で「再宣言」に 西浦教授ら試算」(https://www.asahi.com/articles/ASN637KPNN63ULBJ00G.html)、6.3読売新聞「流行前の生活に戻すと「都内の感染1日100人」…西浦教授ら試算」(https://www.yomiuri.co.jp/national/20200603-OYT1T50064/)が出ていた。東京の感染が拡がったというよりも、集団検査や接触者検査の徹底で感染の拡がりが解明されたということであろう。以前の3.26CBnews「東京都公表の新型コロナ検査数、3週連続で減少 前週比85件減の412件、実施ゼロの日も」(https://www.cbnews.jp/news/entry/20200326204912)と3.25サンスポ「舛添氏、小池都知事の今週末外出自粛要請は「1週間遅い」」(https://www.sanspo.com/geino/news/20200325/geo20032520450041-n1.html)の報道が気になった方が少なくないかもしれないが、3カ月前と対応が違うように感じる。厚労省「新型コロナウイルス感染症」(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000164708_00001.html)の【国内の患者発生に関する参考資料】にある「新型コロナウイルス感染症の国内発生動向(令和2年6月10日18時時点)」(https://www.mhlw.go.jp/content/10906000/000639025.pdf)p2「重症者割合、死亡率」は以前に比べて下がっているであろう。日本集中治療医学会(https://www.jsicm.org/covid-19.html)の「COVID-19 重症患者状況」(https://covid.jsicm.org/)の東京都の状況をみておきたい。5.29新型コロナウイルス感染症対策専門家会議「新型コロナウイルス感染症対策の状況分析・提言」(https://corona.go.jp/expert-meeting/pdf/jyoukyou_bunseki_0529.pdf)p23「検査体制の拡充とあわせ、早期診断により患者を軽症段階で確実に捕捉し、早期の介入によって、重症者・死亡者の発生を防ぐ。 ⇒過度に恐れずとも済む病気に変えていく。」に近づいているのかもしれない。6.15日刊ゲンダイ「児玉龍彦氏「21世紀の感染症対策は精密医療で実態把握を」」(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/274468)の「抗体検査で感染集積地を網羅的に把握し、集積地でPCR検査を徹底するのが現実的」「定期健診に抗体検査を組み込む」(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/274468/3)、「陽性と診断したら、直ちに(抗インフルエンザ薬として開発された)アビガンを投与する仕組みをつくらなければいけません。」(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/274468/4)、「感染から2週間の早い段階でIgMが高くなる患者は免疫反応が暴走しやすいので、(関節リウマチ治療薬として開発された)免疫を制御するアクテムラを早期に投与する必要があります。」(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/274468/5)、「PCR検査を大量に実施すれば医療体制が崩壊するといった世界でも例を見ない暴論が言われ、検査を制限したために隠れ感染を増やしてしまった。」(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/274468/6)に賛同する方が少なくないかもしれない。
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