保健福祉の現場から

感じるままに

新型コロナ統計

2020年06月15日 | Weblog
6.12「感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律における新型コロナウイルス感染症患者の退院及び就業制限の取扱いについて(一部改正)」(https://www.mhlw.go.jp/content/000639691.pdf)(https://www.mhlw.go.jp/content/000639696.pdf)(https://corona.go.jp/expert-meeting/pdf/senmonka_sidai_r020612_02.pdf)、6.12「新型コロナウイルス感染症の軽症者等に係る宿泊療養及び自宅療養の対象並びに自治体における対応に向けた準備について(一部改正)」(https://www.mhlw.go.jp/content/000639692.pdf)で、4日間の制限短縮となった。医療状況については、①新型コロナウイルス感染症医療機関等情報支援システム(G-MIS)に基づく「医療提供体制状況」(https://cio.go.jp/hosp_monitoring_c19)、②日本集中治療医学会(https://www.jsicm.org/covid-19.html)の「COVID-19 重症患者状況」(https://covid.jsicm.org/)、③「新型コロナウイルス感染症の軽症者等に係る宿泊療養のための宿泊施設の確保状況」(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/newpage_00019.html)、④「療養状況等及び入院患者受入病床数等に関する調査」(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/newpage_00023.html)による継続的な評価が必要である。制限短縮によって、さらに医療状況に余裕ができるであろう。検査体制については、6.2「「新型コロナウイルス感染症に関するPCR等の検査体制の強化に向けた指針」について」(https://www.mhlw.go.jp/content/000636113.pdf)p8「各都道府県におかれては、点検の状況(別添参照)について、当該都道府県のほか、都道府県内の保健所設置市・特別区の点検の状況をとりまとめの上、6月19日までに国に報告をいただきたい。」が公表されれば、状況がわかるであろう。まん延状況については、NHK特設サイト「新型コロナウイルス」(https://www3.nhk.or.jp/news/special/coronavirus/)の「データをみる」、「新型コロナウイルス感染症対策」(https://corona.go.jp/dashboard/)の「各種データ」のほか、厚労省「地域ごとのまん延の状況に関する指標」(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/newpage_00016.html)で、①確定患者数(報告日ベース)の推移、②リンクが不明な患者数、③帰国者・接触者相談センターへの相談件数の推移・帰国者・接触者外来の受診者数の推移・うちPCR検査実施件数の推移、④PCR検査等の検査実施人数の推移が都道府県単位で公表されているが、死亡統計も重要であろう。5.16AFPBB「新型コロナ、真の被害規模示す「超過死亡」 専門家ら注目」(https://www.afpbb.com/articles/-/3283315)、5.16ハーバー・ビジネス「反PCR検査拡充派の間で広まる医師ブログの不自然なデータ引用。「日本に超過死亡はない」の嘘」(https://hbol.jp/219193)、5.24日経「コロナ感染死、把握漏れも 「超過死亡」200人以上か 東京23区2~3月 必要な統計公表遅く、対策左右も」(https://www.nikkei.com/article/DGXMZO59508030U0A520C2NN1000/)、6.12産経新聞「都内死者が3、4月過去最多 「超過死亡」コロナ公表人数の12倍」(https://www.sankeibiz.jp/macro/news/200612/mca2006122009020-n1.htm)、6.15PRESIDENT「「統計上はコロナではないが…」東京の4月死亡者数は例年より1000人以上多い 累計のコロナ死者は120人なのに…」(https://president.jp/articles/-/36239)などと報道されており、5.25「新型コロナウイルス感染症対策の基本的対処方針」(https://corona.go.jp/expert-meeting/pdf/kihon_h_0525.pdf)p13「インフルエンザ・肺炎死亡における、いわゆる超過死亡についても、現行システムの改善も含め、適切に把握できるよう、早急に体制を整える。」は注目である。「インフルエンザ関連死亡迅速把握システム」(https://www.niid.go.jp/niid/ja/flu-m/2112-idsc/jinsoku/131-flu-jinsoku.html)では、入力されていない自治体がみられるのは気になるが、意外に、「新型コロナにかかわらず、全体の死亡数はそれほどではないのではないか」と感じる方が少なくないかもしれない。人口動態統計(https://www.mhlw.go.jp/toukei/list/81-1a.html)の速報(https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/jinkou/geppo/s2020/03.html)(https://www.e-stat.go.jp/stat-search/files?page=1&layout=datalist&toukei=00450011&tstat=000001028897&cycle=1&year=20200&month=11010303&tclass1=000001053058&tclass2=000001053059)では、今のところ、死亡数はほぼ昨年と同様である。また、6.14読売新聞「感染13人「コロナ死」除外、「退院者」に含める…県「死者数少なくする意図ない」」(https://www.yomiuri.co.jp/national/20200614-OYT1T50106/)、6.14読売新聞「「コロナ死」定義、自治体に差…感染者でも別の死因判断で除外も」(https://www.yomiuri.co.jp/national/20200614-OYT1T50084/)が出ており、5.10Abema「厚労省が死者・退院者数など大幅修正 東京都の死者は19人から171人に 新型コロナウイルス」(https://times.abema.tv/posts/7053339)のようではいけない。6.10日刊ゲンダイ「勝武士のコロナ死数えず「20代ゼロ」の“誤報”続ける厚労省」(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/274391)の報道について、厚労省「新型コロナウイルス感染症」(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000164708_00001.html)の【国内の患者発生に関する参考資料】にある「新型コロナウイルス感染症の国内発生動向(令和2年6月10日18時時点)」(https://www.mhlw.go.jp/content/10906000/000639025.pdf)p2「年齢階級別死亡数・重症者数」では「10歳未満、10代、20代のいずれも死亡0、重症0」とされている。5.14日刊ゲンダイ「28歳勝武士は病院たらい回し…新型コロナ“突然悪化”の恐怖」(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/sports/273141)のケースは教訓とすべきであって、厚労省はなかったことにしてはいけない。2.24朝日新聞「北海道の20代学生、重篤で人工呼吸器 新型コロナ感染」(https://www.asahi.com/articles/ASN2S1G06N2RIIPE01X.html)、3.8日経「山梨で新たに男性1人感染 20代男性、髄膜炎で重症」(https://www.nikkei.com/article/DGXMZO56540450Y0A300C2CZ8000/)、3.24西日本新聞「熊本市の20代女性看護師が退院 重篤状態から回復、県内1例目の感染者」(https://www.nishinippon.co.jp/item/n/594612/)も出ていたが、「20代の重症0」はその時点での重症0であって、20代は重症にならないというわけではないであろう。ところで、自殺対策(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/hukushi_kaigo/seikatsuhogo/jisatsu/index.html)の自殺統計(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/hukushi_kaigo/seikatsuhogo/jisatsu/jisatsutoukei-jisatsusyasu.html)で、今後、最新の状況(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/hukushi_kaigo/seikatsuhogo/jisatsu/jisatsu_new.html)が気になる方が少なくないかもしれないが、6.10「警察庁の自殺統計に基づく自殺者数の推移等」(https://www.mhlw.go.jp/content/202005-sokuhou.pdf)では、今のところ、例年を大きく下回って推移している。
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