保健福祉の現場から

感じるままに

85歳以上の高度医療

2024年08月30日 | Weblog
「高齢者のがん薬物療法ガイドライン」(https://minds.jcqhc.or.jp/summary/c00518/)(https://mhlw-grants.niph.go.jp/system/files/report_pdf/202208031B-sonota6_0.pdf)は出ているが、現状では、PMDA「最適使用推進ガイドライン(医薬品)」(https://www.pmda.go.jp/review-services/drug-reviews/review-information/p-drugs/0028.html)のような革新的薬剤が80代、90代に投与されることが少なくないであろう。R6.8.30現代「「治療内容がわかってない」「退院後に、まさかの寝たきり」…高齢がん患者は「積極的な治療をしない」ほうがいいこともある!医療者の本音と判断基準」(https://gendai.media/articles/-/136390)の「高齢者の身体機能や生理機能についての評価基準も、がん治療の基準となる標準治療も確立されていません。」(https://gendai.media/articles/-/136390?page=2)に対して、重点的に対応されるべきと感じる。そういえば、「新たな地域医療構想等に関する検討会」(https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/other-isei_436723_00010.html)のR6.8.26「新たな地域医療構想を通じて目指すべき医療について」(https://www.mhlw.go.jp/content/10800000/001294917.pdf)p6「2040年の医療需要について;医療・介護の複合ニーズを有する85歳以上の高齢者が増加することが見込まれる。2020年から2040年にかけて、85歳以上の救急搬送は75%増加し、85歳以上の在宅医療需要は62%増加することが見込まれる。」とあるが、85歳以上に対する高度医療のあり方は勘案されているであろうか。なお、85歳以上の高度医療供給がこのまま伸びれば、高額療養費制度(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryouhoken/juuyou/kougakuiryou/index.html)の見直しが避けられないかもしれない。「全世代型社会保障構築会議」(https://www.cas.go.jp/jp/seisaku/zensedai_hosyo/index.html)のR5.12.22「全世代型社会保障構築を目指す改革の道筋(改革工程)」(https://www.cas.go.jp/jp/seisaku/zensedai_shakaihosho_kochiku/dai10/siryou2-2.pdf)p13「医療・介護の3割負担(「現役並み所得」)の適切な判断基準設定」、p15「高額療養費自己負担限度額の見直し」の行方が注目される。これは、「年金繰り下げ」(https://www.nenkin.go.jp/service/jukyu/roureinenkin/kuriage-kurisage/20140421-02.html)や「社会保険適応拡大」(https://www.mhlw.go.jp/tekiyoukakudai/index.html)とも関連してくるが、逃げてはいけないように感じる。まずは、85歳以上の高度医療供給の実態の見える化が必要と感じる。
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