高校野球は見ていても疲れる。ヒイキのチームという訳でもないが、懸命にプレイする姿を見れば自然に力が入ってしまう。「もう、これで決まったな」と思った試合が、トンデモ無い展開になって逆転されたり、「ダメだ」と思ったチームが最期の土壇場で勝利したり、見ているだけで疲れてしまう。
昨日の京都国際と二松学舎の試合がそうだった。初回に二松学舎が1点を先取したので、やっぱり東東京代表だけあって強いと思った。互いに0が続き、5回に京都国際がホームランで1点を取ったが、まだ互角だと思っていた。次の6回に京都国際は2者連続ホームランで3点取り、決まったなと思った。ところが9回の裏に二松学舎はホームランで3点加え同点とした。こうなれば勢いのある二松学舎かと思われたのに、延長10回に京都国際が2点をあげ、その裏を抑えて勝利した。
驚いたのはそれだけでは無かった。京都国際の栄誉を称えて歌われた校歌は韓国語だったのだ。高校野球で活躍する選手に、外国人が多く見られるようになったが、校歌が韓国語なのにはビックリした。オリンピックもパラリンピックも、国籍など関係ないようになるといい。国歌では無く、選手のあるいはチームの好きな歌を流せばいい。
身内なのか、親族なのか、母校なのか、とにかく知り合いが選手で出場しているとなれば、もっと応援に力が入り、ガンバレって見入ってしまう。今日の同じ国際が付く神戸国際の試合もハラハラドキドキだった。延長10回裏に逆転となるヒットを、主将が打って勝利した。選手でも関係者でもないのに、涙が流れてしまった。