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友々素敵

人はなぜ生きるのか。それは生きているから。生きていることは素敵なことなのです。

棋聖の藤井君の好きな科目は数学

2020年07月17日 17時59分32秒 | Weblog

 愛知県瀬戸市の高校生棋士、藤井君が最年少で棋聖のタイトルを獲得した。彼は、「好きな科目は数学。答えがハッキリしているので、それを解くのが楽しい」と答えていた。なるほど、天才は違う!と感心した。私は屁理屈屋だったので、「答えが分かっているものを解いても仕方ない」と思っていた。

 高校生の時、新任の数学の先生に「数学が面白いとは思えません」と言うと、先生は「数学は推理だよ。計算はその方法だ」と教えてくれた。それで少し数学に興味が湧いたけれど、余りにも遅かった。物理の先生は「文系に進む者は、問題を1つ覚えておきなさい。追試は受けなくて済むから」と親切だった。

 数学も物理も数字を見ただけで拒否反応が出て、全くチンプンカンプンだった。試験は丸暗記していき、最低点だけはもらえるように「努力」した。コロナ禍の報道を見ていると、数学や物理の授業のように、全く先が見えない。人類が誕生する前からウイルスはいたのだから、あれやこれや考えるより、自分が罹らないようにするしか方法はない。

 ウイルスよりも、「お金に代えられないたった1つのものは何か」と私は思い巡らしている。20年前に放送されたドラマ『やまとなでしこ』は、女性たちが男を高学歴・高収入・高い背で評価した。「お金よりも大切なもの」が対峙されてはいたが、現実の生活を考えると「やっぱりお金がなくちゃー」にいきついてしまう。

 「お金がなければ」は当然だけれど、それだけで「幸せ」とは限らない。その「答え」が分かっているのなら、それを解けばいいのだが、文系の私は未だに分からない。藤井君なら長い熟考の末に解答を引き出してくれるのだろうか。

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