友々素敵

人はなぜ生きるのか。それは生きているから。生きていることは素敵なことなのです。

嘱託殺人容疑で医師2人逮捕

2020年07月24日 17時21分46秒 | Weblog

 嘱託殺人容疑で2人の医師が逮捕された。筋萎縮性側索硬化症(ALS)の女性患者から、「安楽死させて欲しい」と依頼があって応じたようだ。女性はブログに、「動かない、食べられない、話せない身体」「自らの生と死の在り方を自ら選択する権利を求める」と書いている。

 2人の医師がどんなつながりなのか、また、医師たちと女性がどうして知り合ったのか分からないが、医師のひとりはALS患者の治療に当たった経験があるようで、「彼らが『生き地獄』というのも少しはわかる」「『日々生きていることすら苦痛』という方には、一服盛るなり、注射一発してあげて、楽になってもらったらいいと思っています」と書き込んでいる。

 津久井やまゆり園の殺人事件とは違う。この犯人は「重度の身障者は生きている意味がない」と、自ら死を望んでいない人たちを殺した。他人の命を奪うことは許されない。私は自分の命も勝手に奪ってはならないと思っている。生も死も、神様が決めることで、人間は従う他ないと。

 「れいわ新選組」の国会議員でALS患者の舩後靖彦さんは、「当初は全介助で生きることが受け入れられず、『死にたい、死にたい』と思っていた。患者同士の支えの中、自分の経験が他の患者の役に立つことを知り、人工呼吸器の装着を受け入れた」と明かす。そして、「『死ぬ権利』よりも『生きる権利』を守る社会に」と訴えた。

 重度障害者や難病患者を、「生産性が無い」と決めつけることに私は反対する。みんなで支え合う社会を希求している。けれど、どうしても自らの死を望むのをふとどき者と非難できない。安楽死なのか尊厳死なのか、そういう死があってもいい気がする。

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