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友々素敵

人はなぜ生きるのか。それは生きているから。生きていることは素敵なことなのです。

「岸田劉生展」と「今日の書展」を観る

2020年01月24日 17時36分42秒 | Weblog

 小4の孫娘を今日も預かってもいいと思っていたが、孫娘の方から「今日はパパがいるからいい」と断られてしまった。「美術館巡りに連れて行ってあげる」と言ったのがいけなかったのかも知れない。それで、ジジババふたりのデートになってしまった。

 まず、名古屋市美術館での『岸田劉生展』へ。駐車場に入ろうとしたら満車だった。係の人が「向こうの駐車場も市のもので、空いているよ」と教えてくれたのに、せっかく先頭で待っているのだからと、「ここで待ちます」と答えてしまった。

 ところが一向に出てくる車がない。カミさんはイライラして、「教えてくれた駐車場へ行った方がいいのでは」と言い出すが、私は「いや、ここで待つ」と聞き入れない。カミさんはかなりイライラしていた。意外に気が短いことを知った。私は決めたことを変えるのが嫌なので、待つことに焦りはない。

 30分ほど待って、駐車場に入ることが出来た。美術館の喫茶店で昼食をゆっくりいただき、入館した。館内は人が多かった。ほとんど年寄りだが、市工芸の高校生が何人かいた。どうも授業の一環なのか、熱心にアンケート用紙のようなものに書き込んでいた。

 カミさんが「凄い写実ね」と言う。「写実だけなら、誰でも練習すれば描ける。作品になるか否かは別なの」と解説する。岸田劉生の名が売れて、自堕落な生活を送っていた頃の作品は全く凄みがない。「麗子像」で有名だが、私は展示された作品の中では「冬枯れの道路」が最秀作だと思う。

 市美術館を出て、次に県美術館での『今日の書展』を観た。文字の重みや美しさを自由に表した作品が並ぶ。「玄玄書作院」の重鎮、久保田関山さんの「去年・今年」、矢野きよ美さんの「終わりたくない」は、相変わらずの秀作だった。

 

コメント (2)
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