インフルエンザで学級閉鎖になった、小4の孫娘を迎えに行き預かっている。ジジババが傍にいる子はいいが、預けられる人がいない子はどうしているのだろう。こういう時の避難場所が自治体にはあるのだろうか。放課後子ども教室を機能させることは出来ないのだろうか。
小4の孫娘の宿題の算数を見ていた元教師のカミさんが、「どうして出来ないの。悔しくないの」と叱っている。「出来ないんだから、もういいの」と孫娘は開き直っている。「どうしたの?」とカミさんに聞くと、「割り算が出来ないのよ」と言う。
先日の放課後子ども教室を思い出した。やはり、算数の割り算をしていた子が、「もう分からん」と言って、答えを見ていた。やり直してみたが、どうしてもその答えにならない。「もうムダ」と放り出すので、「もう1回だけやってみたら」と促して、計算を見ていた。引き算が間違っているのだが、「うん、それで」とやらせていた。
すると隣の子が「おじさんも分からんの?」と言う。「ああ、どこかで間違ったと思うんだけどね」と答えると、その子が計算して、「この引き算が違う」と指摘する。「もう分からん」と投げ出していた子はすっかり自信を無くしてしまった。
「算数は何度も繰り返してやっていると、分かるようになるよ」と慰めるが、納得した様子はない。我が家の孫娘も「もう算数はやらない」と言い出していた。教えるのは本当に難しい。例えばスマホで答えを出せば、スマホの扱いさえ覚えればいい。
計算だけなら計算器で出来るが、文章問題のように式を考えなくてはならない時は、自分の頭で問題を考えなくてはならない。それを教えるためには教える側が、忍耐とともに思いやりが必要だ。小4の孫娘は何時間もユーチューブを見続けている。