蝶になりたい

いくつになっても、モラトリアム人生。
迷っているうちに、枯れる時期を過ぎてもまだ夢を見る・・・。

無理やり危機を煽る?

2010-07-15 | 健康
毎朝、ひやりとする。

歯磨き粉と、洗顔フォームの容器がそっくりなのだ。
そっくりなのに、洗面所に、真横に並べて置いている。

顔を洗う時、二つの容器を前に、
どっちだっけ?
と迷う。

辛いひりひりした感触で、涙を流しながら顔を洗う自分を、いつも想像しながら
ああ、よかった、
今日は、ちゃんと優しいマイルドな泡立ちで・・・と、ほっとする。

泡まみれの、苦い歯磨きをしなくてよかった時も、安堵する。

この二卵性双生児、カタチを変えるか、場所を変えるといいのだが、
仲良しコンビで、いつもいっしょ。
取り間違える日が必ず来るだろうけれど、どうにか今日も、大丈夫だった。


そして、そのほかにも難所がある。

洗濯物干し場にある、25センチもある段差。
背伸びして、物干し竿の遠くに手を伸ばそうとすると、足元がグラリ、ヒヤリ。
新築し、家が完成したその日から、
いつか、この段差から転がり落ちるであろう自分を想像していた。

テレビ・リフォーム番組の劇的ビフォーアフターみたいに
「いつも、狭い階段を上がって洗濯ものを干すおばあちゃん・・・
赤ちゃんを背負ったまま、高い所の物を取り出す若いママ・・・
危険と背中合わせのその生活を、
リフォームの匠が劇的リフォームで夢にまで見た暮らしに大改造」
というかんじの映像のビフォー場面が頭に浮かび・・・
あの、「サザエさん」でおなじみの声優・加藤みどりさんの声と、BGMが流れる。

私は、そういう年齢ではないのだが、
なぜか、デジャブのように、落っこちる自分を想像する。

電車の階段もそう。
階段を下りて、電車に乗る、その階段の途中で
ドドド・・・と足を踏み外して、真っ逆さまに落ちていく自分の姿を毎回、想像する。

とりあえず、今日も踏み外さず、元気だ。
べつに私はオバアサンではないのだが、若い時から、そういうデジャブ感覚にとらわれる。
なぜなんだろう・・・・???

オッチョコチョイで、運動神経がよろしくない私への、ちょっとお節介な神様からの、警報か?


とりあえずは、今日も何事もなくて、よかった。
へんな感謝の仕方だが、なにも事故なくつつがなく、平穏な日々は、ありがたい。

まるで、それを毎日確認するかのごとく、
歯磨き粉&洗顔フォーム・コンビの間を迷い迷い、今日も私は身支度している。


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