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蝶になりたい

いくつになっても、モラトリアム人生。
迷っているうちに、枯れる時期を過ぎてもまだ夢を見る・・・。

お嬢様

2020-08-17 | 無題
わたしのブログは、おそらく同じような背景を共有する方がお読みになると思っている。
あるいは、真逆の背景の方の、好奇心から。
共感される要素はレアだ。

さて、レアついでに。
姑は正真正銘のお嬢様認定を孫(わたしの次女)にされたわけだが、、、。
その他の人々は誰一人、お嬢様認定されていない。
その理由は、、、
ひとつには、社会背景。
時代と共に社会は移り変わり価値観も変わる。
その中で、頑固として旧式の価値観を持ち続け、維持しているところが、お嬢様殿堂入りの一番大きな理由だと推測する。
今の時代なら、もし未婚なら親に扶養してもっている「ニート」(ひと昔前なら、妙齢の場合は花嫁修行中、家事手伝い)、既婚なら「専業主婦」(ひとくくりにしすぎ)。

我々は、お嬢様認定を受けなかった理由の一つには、仕事を持っていたことがある。
お嬢様は仕事をしてはいけない。
もしするなら、慈善事業だとか、非営利のものでなければならない。
たとえ、お小遣い程度でも、お金を稼いではいけない。

ただし、ばんばん使うのはオッケー。
建設的ではないが、文化的なことなら尚更オッケー。
前にテレビで紹介されていた20歳ぐらいのお嬢様がいた。
ブランドで身を固めて一月のお小遣いは100万円ぐらい、親に貰っていた。
わたしの価値観とは全く相容れないと感じたが、世の中にはいろんな親がいるものだ。
アリとキリギリスのキリギリス。
若いうちの経験の一つなのだろうか。
身体に悪い飴を与えすぎの、一種の逆ネグレクトと感じた。
子供は被害者かも知れない。
ある意味、気の毒である。
テレビは視聴率さえ稼げればなんでもありなので、人々の好奇心を満たすためには、どんなことでもする。
(超個人的には、くだらなさすぎる番組が多く存在することにはヘキヘキするが、一瞬でも番組を観ている事実には変わりない)

と、老人的ボヤキはさておき。

その、次女が姑に対して認定した「生粋お嬢様」が嫌いではないと言う次女。
わたしが思うに、絶滅種への憧れなのではなかろうか。
次女はお嬢様どころか、アンチお嬢様である。
(実質的にお嬢様かどうかはさておき)
自分の背景は絶対に他人(特に会社の人)には知られたくないようだ。
なぜか、理由を聞きたかったのだが、口に出して質問するのもなんだし、うやむやに、そのままにしている。
まあ、わからないでもない。

姑のように、お嬢様色全面モードは、今時は、生きづらいのではないだろうか。
過去の残像と現在を比較する必要はないが、無意識にそうなることが多いと想像する。
というか、古き良き時代の思い出として、大切に胸にしまっておくのは悪くない。
時々、出してきてはニヤニヤニコニコ。
誰が非難できようか。

が、アタマの古い価値観に縛られて、しかもその価値観を息子に植え付け、それが今のわたしの夫だとすると。
ああ良かったですね、と、微笑んでいられない。

わたしの姉も散々、夫の母親(姑)の「息子洗脳」に悩まされていた。
優秀なマザコン夫。
ママの魂は幽霊のように、生きている人に取り憑いている。

なので、不可侵領域ということで、干渉しないのが宜しいかと。
マザコン夫たちが、自分のアタマで考える頃には、順調に老化が進み、脳内も楽園お花畑に近いことだろう。
それでいいんじゃないかと。
人の脳内までコントロール出来ない。
妻がいつも不機嫌で、無愛想で、夫に無関心なのは、そういう思いを克服できなかった副作用なのではないだろうか。
ママからのコントロールから目が覚めて、目の前にいる生きた妻と向き合わない限り、夫婦間の対話は無理である。

まだ、ママだからいい。
これが、死別した先妻だとか、生き別れた元恋人だとかだと、目も当てられない。
そんな人とは絶対に結婚したくない。

お嬢様ひとつ取っても、孫や息子、嫁ではこんなに捉え方が違う。
確執って恐ろしい、、、。