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蝶になりたい

いくつになっても、モラトリアム人生。
迷っているうちに、枯れる時期を過ぎてもまだ夢を見る・・・。

自分探し、その後は?

2008-04-12 | お付き合い
近所の友人からメール。久々ぶり。

「仕事辞めたい病にかかっています」

ふむふむ。
彼女は数年前に突然、ご主人を亡くされているので、
色々経済事情もあるだろうと思い、彼女にどう返事をしていいか分からず、
一日置いて、返信した。

「仕事の必然性と、経済的状況を踏まえつつ、
自分と向き合って考えてみられては?」と。

結構、親身になって、アドバイスしたつもり。
まだ彼女からの返信はない。


彼女は、メールをくれるタイミングが、パターン化している。
自分の休日で、なんの予定もない日の朝。

「今日は、いいお天気ですね。元気でやってる?」

みたいな、誰にでもあてはまるような内容で、特別に人選したうえでアポ取りはしない。
返信があった人にだけ、「時間あいてたらお茶しない?」
そういうなかんじで、その日、お茶する人を見つける。

私は、彼女とは仕事の休みの日が違うので、
いっしょにお茶することは滅多にないのだけれど、
ごくごくたまに、仕事の都合をつけて、美術鑑賞や、日帰り旅行に出かける。

そもそも彼女と私は友人なのか・・・?
それすら最近は、ハテナ?になっている。
しかし、そんなことを言っていたら、この世の中の誰とも友人でなくなる。

彼女の自分探し、その後は?
やっと手に入れた仕事も、年齢とともに疲れてくるようだ。
私の目から見ると、魅力ある職場ではない。
(まあ、仕事なんて、そんなものだが)

状況も変われば、気持ちも変わる。
ご主人はいない、子供は独立、姑は見送った、
となれば、縛られるものは何もない。

だが、経済事情を知らないので、的確なアドバイスはできない。
経済事情を把握することは、友人であることの必須条件ではない。
しかしこれから先、経済的に同じような感覚を共有できないと、
いっしょに何かをしましょう、と声をかけるにも、躊躇してしまう。


お茶しても、職場のことをただただ喋る彼女。
私にとっては全く興味が持てない職場。
聞けば聞くほど、うんざりしてしまう。
かと言って、私の職場のことも、きっと彼女にとってはつまらないはず。
お互いの家庭のことも、あまり共通点はないし。

共鳴する部分は、あまりない。
やっぱり友人でもないのかもしれない。
ご近所の仲良しさん、という位置づけか。
(それで、十分だけれど。)

どっちにしても、彼女のこれからの人生、
節目節目で舵を切っていけばいいのだと思う。

なので、私は、彼女のその後の人生の行き先は知らない。