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蝶になりたい

いくつになっても、モラトリアム人生。
迷っているうちに、枯れる時期を過ぎてもまだ夢を見る・・・。

アツすぎた旅

2012-12-17 | 

ばたばたばたと、旅行に行ってきた。
仕事がらみの、記念イベント。おつきあい親善行事の一環として。
なので、まったくのプライベートや、お遊びというよりは、公パブリック部分の顔が必要となる。
ということで、わたしのもっとも苦手な、人との和を保ち、協調性が不可欠。
あまり楽しみではない旅だったせいもあり、
準備は、乗らない気分の、のろのろモードに鞭打って、出かける前日の深夜からスタートした。

前に行ったことがある国、コースも、ほぼ同じ。
親日的な国、台湾。
自分のブログにも過去にアップしているので、見比べると面白い。(自分としては)

前回、行ったときは、暮れからお正月にかけてだったが、
その時は予想をはるかに超え、寒かったので、現地で衣類を調達し寒さを凌いだ。
そういう過去の苦い経験から、今回は警戒した。
まわりの声を聞く耳を持たず、天気予報を見て、高い気温であっても、
いいや、寒いに違いない、と、寒さ対策に力を入れた。

極々寒、極寒、寒冷、ぐらいの3パターンに分けて、着る服を調整できるよう準備した。
「暑い」なんていう想定は、想定外も甚だしく、まったくしてしてなかった。

空港を降りて、いやな予感がした。
むっ、ぼよーっと温い空気。
ひょっとして、コートとか、まったく、ありえない?

寒くて徐々に段階的に着込んでいく衣類は万全なのだが、
暑くて、徐々に脱いでいくパターンを用意していなかった。

着いた日は、快晴、おひさま、カンカン、あら、日焼け止めクリーム要るじゃない!?
という、暑さ。
28度だそうな。
ユニクロ・ヒートテックの、長袖シャツ&レギンス10分丈をしっかり着込み、
その上にはタートルネック長袖、さらに、チュニック、そして、ぴたっとした冬用10分丈パンツ、
首からも足首からも、熱の逃げるスキマのない、完璧・冬装束。

歩いて、お寺などを回ると、
なんともいえない、出口を失った熱気が体と衣服の間に、もわんもわんと煮え湧いてきて、
金時豆のように、赤い顔になってきた。
タートルネックの首をびろーんと、何度も延ばして、熱し溜まった空気を逃がしてやろうとするのだが、
そんな、小規模の、小手先の、とってつけたような対策では、てんで、ハナシにならない。

観光どころか、アタマのなかは、ユニクロ、ユニクロ、ユニクロ・・・・
ヒートテック、ヒートテック、ヒートテック、ヒートテック、・・・
と、呪文のように、無意味に繰り返される声にならない声が聞こえるような、もわもわ蒸れ蒸れになった。

トイレは、限られた機会にしか行けないし、トイレ本来の目的を達するのが精一杯で、
団体行動なので時間制限もあり、服を脱いで着替える、時間の余裕も、スペースの余裕もなく、
そして、大勢が、どやどや使う公衆トイレに近い設備なので、清潔・快適さもない。

何度、バスの中で、ひと目を気にせず、ヒートテックを脱ごうと思ったかも知れない。
が、わたしの、枯れ系に徹しきれない、中途半端な生煮えの部分が顔を出し、
そんなこと、はしたなくて、できない、、、、なんて、自己と格闘しつつ、頑張ってしまって・・・
ついに、最後まで、ヒートテックを脱がず、一日を終えた。
夜には、日中ほど、気温は上がらなかったので、やれやれだった。

二日目以降は、下にタートルネックを着込むつもりで持って行った服を選び、下着の上から一枚だけを着た。
暑いときに、それを脱いだり、前をはだけたりできるように、タンクトップや、半袖を持って行ってなかったせいで、
ぐっと暑くなると、それ以上は脱げない。
なので、ただただ無意味に、ぱたぱたと手扇子で、火照った顔に風を送っていた。

バスの中は、冷房が効いているので肌寒い。
寒さ対策は、万全なので、それは、ばっちり対応できた。

ハワイ生まれ、シベリア育ちのわたし、(嘘です)
暑さ寒さ、いささか不安はあったものの、どうにか、無事に陽は落ちた。

日本との温度差も大きいし、台湾でも、冬に28度なんて、ありえないことだと、ガイドさんが驚いていた。
このシーズンに咲かない花も咲いて、びっくりだそうだ。

そうやって、
日本(出国時は極寒)→台湾(暑い)→日本(寒い。でも、帰国時は、ちょっと寒さは薄らいでいたようす)
自前の体温調節機能が、経年劣化により、ガタが来ているところに、
(衣服対策、ヒートテックを熱愛しすぎたあまり)
オート制御装置が壊れ、マニュアルに緊急移行したものの、追い討ちをかけるように、
上がったり、下がったりに、対応できなかったようで、体調を崩した。

ああ、ここまで書くのの、なんと、長かったことか。

観光内容を書こうと思ったが、力尽きた。
強いて言えば、今回の旅行に参加するにあたって、企画側の人間であり、
わたしのポジションが、実に、仕事がらみの、宙ぶらりんの、ややこしい立場だったので、
日頃、一人行動が大好きなわたしなのに、中途半端に皆さんに、へんに気を遣い
皆さんも、へんに、気を遣ってくださって、それが、痛いようにわかって、よけい疲れた。

温度調節と、気遣い調節で、わたしは、バランスを崩し、病気になって、帰国した。
ああ、これを「あほ」って、言わずして、なんと言う?

強力な薬のせいもあり、どうにか、まあ、元に戻りつつある。

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ぐるっと秋散歩

2012-10-07 | 

土日は、近場にミニ・ジャーニー。
さきほど帰ってきた。

行き先は、淡路島と神戸。
宿泊は、15室しかないホテル(元、旧財閥系企業の天然温泉付き保養施設)。
3連休の一日目、2日目とあって、あちこち、まあまあ人はいた。



ほんの近くなのに、まるでガイジンになったかのごとく、写真を撮りまくった。
いまさら、なにが珍しいんだ? わたし?
お城やら神社やら、大橋やら、ばちぱち、バシバシ。

(デジカメには、いっぱい、アホみたいに撮ったが、
ケータイでの写メールは、ここにアップしている、ほんの数枚だけ。
ピントが、あまい)



前に、アメリカから、隣接する市の交換留学生をホストファミリーとして預かった。
そのときに、連れて行ってあげた、歴史深いお寺や聖地の墓石やらを、
彼は、"Cool!!"と興奮しては、カメラに、ぱちぱち、おさめていた。
まさに、あんなかんじ。

わたしはガイジンとなって、日本のご近所を、新鮮な目で見た。
休日に、ちょっと出かけると、意外に楽しいということを発見。
いつもの見慣れた風景も、秋晴れのなか、大きく背伸びをしたり、深呼吸したり、
てくてく歩いたりして、秋の気持ちよさを満喫した。

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頑張れる人にはエールを

2012-05-13 | 

いやはや、世の中には、上には上があって、キリがない。
わたしと同じ世代で、仕事を2ヶ月間休職して、女一人・世界一周旅に出ている人がいて、
今、リアルタイムで、毎日、ブログ更新されている。

彼女がナポリに向けて出発する前日に、わたしのパリブログにコメントを寄せてくださったのだが、
そのときの、わたしの記事は、写メール投稿・写真メイン(ナポリ近くのカプリ島)の内容で、
しかも団体ツアー。
なんかなあ・・・・

アグレッシヴで、元気もりもりの彼女のプラン。
イタリアを皮切りに、ヨーロッパ~中近東~南アメリカ~北アメリカ~ハワイ、7カ国を2ヶ月かけて、一人旅。

この年代が最後のチャンス、今しか行けない、そういう切羽詰ったような、なにかに追いかけられているような、
同年代ならではの動機は同じなのだが・・・。

同じ「女一人旅」でも、わたしの、ちまちま、じ~っと、ウシより遅い歩みのパリ滞在などとは、雲泥の差。
わたしは、たんに団体ツアーではない、というだけのもの。
目が見えないかのごとく、うっすら感じる明かりと、足の裏の感触と杖を頼りに、恐る恐る地面を擦るように歩くかのように。
一歩、歩いては、立ち止まり、後ずさり、また、歩き出し、後戻り、その繰り返しだった。
(地図が読めない、方向音痴。機転も利かない)
口がきけないかのごとく、指さしと、目と、微笑みだけが、コミュニケーション手段だった。
(フランス語、英語、共にだめ)
外に出るのがイヤになり、勇気を振り絞って、外出していた。
(なんのために、パリまで行っているのか)
買うもの、食べるもの、どれをとっても、ささやかすぎるほど、ささやか。ウインドゥショッピングさえも、あまりしない。
(グルメ、ファッションの発信地なのに)

今、思えば、なにをしていたのだろう。わたし。
とりあえず、ひとりでパリに行ってみた、それだけだったように思う。
それでも、「女一人旅だ」、なんて堂々と言って、恥ずかしくなってくる。

ちょっと、彼女に鼻で笑われ、バカにされたかなあ・・・
まあ、負け惜しみのように聞こえるかもしれないけれど、張り合うつもりは、さらさらなく(それ以前に、負けてるし)
旅の楽しみ方も、ひとそれぞれ、その人の能力や嗜好に合ったものがいい。


エネルギッシュで、度胸と行動力のある彼女、
始まったばかりの旅、これからの工程を存分に楽しみ、満足のいくものにしていただきたい。
頑張れる人には、頑張っていただくということで、応援している。(ほんとです、ほんと)

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 これは、決して上から目線じゃありません。念のため。

 


なにが、残った?

2012-05-08 | 

疲れが、どっと出た。

遊びに出かけて、「疲れた~」、と言っても、誰も相手になどしてくれない。
なので、ひとりで、疲労感と闘っている。

時差ぼけで眠くて、ぼーっとしている。
電車のなかで、ケータイでメールを打っていても、途中で止まったまんま、一向に進まない。

GWは、皆さん、それぞれにお過ごしだが、ズバリ「GWは、海外旅行に行っていた?」と聞かれると、
返事に困る。
なにも事前に言っていないので、報告する義務もないのだが、あえて「いえ、行ってません」と、ウソをつくのも、辛い。
で、人によって、返事を変えることにした。

もらったメールの中に盛り込まれている場合は、そのことには触れないで、返信をする。
メールをくれた人も、挨拶代わりだろうし。


それにしても、ツアー客の皆さん、なにかと、有名ブランドの紙袋をいくつもさげておられるところを見ると、
勢いよく、お買い物をされていたが、結構な買いっぷりだったのに、
なかなかヨーロッパ経済の活性化にはつながっていないようだ。

わたしたちは、買うものといえば、パスタとか、レモンクリームとか、食材ばかり。
日本でも買えるし、通販でも買えるのに。
規模も小さく、値段もお安い。
経済活性化には、貢献していないけれど、あんまりブランドに魅力を感じないから仕方ない。

ブランド好きの日本人。
ヨーロッパと日本の社会構造の違いが、よくわかる。

 

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瞬きしたら、ココにいた

2012-05-07 | 

あれよれよという間に、時は経ち、現地報告もままならず、
もう、わたしは日本にいて、洗濯や炊事や、片付け物をしていると、こんな夜中になってしまった。


いっしょに行ったのは、なにを隠そう、夫、だったのだが。。。。。。
くたびれた~と、空港を後に、家路につき、自宅に到着するやいなや、
「お腹減った~」と第一声の彼。


ああ、現実。
スーツケースを広げる間もなく、着替える余裕もなく、とりあえずは、そうめんを茹で、
プラス、カレーライスを。
(この、堂々の、合ってないメニューの取り合わせぶりが、わたしのセンス。
どや顔は、してません。が、繊細にやってたら、もちません)


「はい、どうぞ」と、にっこり。
「ほら、食え!」とは、言えないし。


作る人と、食べる人の、この位置関係、家に一歩入ったら、元の通り。
シンデレラの馬車は、カボチャになっていた。



というわけで、あっという間に、GWイタリア旅行は、終わってしまった。

空港の国際便の到着出口で、どこやらのプレスの札をぶら下げた記者さんに
写真を撮られてインタビューを受けてしまったので、
あれが、どこかで掲載されてないか、それだけが、ひやひやだ。
取材拒否するという手を考える余裕がなかった・・・
万が一、不幸にもどこかに載っていたら、さぞやマヌケ顔で映っていることだろう。



写真は、
ケータイの写メールを現地から、このブログに送信していた、もう一枚の写真。



現地でブログ・アップした同日に、撮ったもの。

ケータイ電話でのブログ操作は、写真は、1記事につき、1枚しかアップできないので、
アップされないまま、データがブログに残っていた写真だ。


おそろしいほど、使えない写真を撮りまくったので(駄写真ばかり1000枚以上あると思う・・・)、
あの膨大な写真に着手するんだろうか、と心配している。
とりあえず、ケータイには、少し撮っているので、それなら、カンタンにアップできる。
が、撮る側としては、感激して一生懸命撮っているが、見ていただく側は、見飽きたショットで、おもしろくないと思う。

まあ、そんなこんな、で、とりあえずは、日常モードに戻ります。


時差ぼけで、ちょっとした時間のスキ間スキ間には、知らないうちに居眠り。
意識は、まだまだ、朦朧としているが、
GWに溜まった新聞を見て、ああ、わたしは浦島太郎なんだ・・・と、そういう印象だ。




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イタリアの朝は空腹

2012-05-02 | 

GWの谷間で、携帯にメールやら電話がチャカチャカ入る。
仕事場のセキュリティの報告やら、お客がどうの、やら、谷間でも暦通り。

こちらイタリア、フィレンツェは昨日は雨で寒かった。
写真はベニス。いかにも、ってかんじ。
今まで、張りぼてのニセモノをたっぷり見ていたので、
なんか本物が後になって、逆転。
不思議な答え合わせ。

やっと余裕が出てきて、携帯をチマチマ操作。
わたしはイタリアンはどうも好きなようで、
食事タイムでもないのに、お腹が空いてくるのが、難点だ。




GW行脚

2012-04-29 | 

さて、GWスタート。
イタリアに足を伸ばしてまいります。
余裕があれば、現地から報告しますが、無理かも・・・です。(おそらく)
現地でレポートって、本人は必死の割りに、後で読んでみると、全然、おもしろくなかったし。

では。

 


エネルギッシュな時間

2011-05-04 | 
GW前半は、マカオに行った。
写真をめいっぱい、いやというほど撮ってきたが、データ処理するには、
悲しいかな、娘Rの気が向くまで、じっと風まかせで、彼女のご機嫌がいい時にしか、パソコンは直りそうもない。
したがって、撮りまくり写真をアップすることが、今すぐには出来ないので、とても残念だ。
ちんちくりんのケータイ写メール送信で、お茶を濁すのは、つまらないけれど、しかたがない。


マカオの賑わいは、一昔前と違う。

今月の15日のオープンを目前に控えるマカオ・コタイ地区の大型ホテル、ギャラクシーマカオは、
朝も昼も夜も、それぞれに違う表情を見せ、そのそびえ立つ姿は、クラクラするような豪華絢爛ぶりだが、
他にも、まだまだ建設ラッシュが続きそうな勢い。

わたしが直近で香港に行った時は、巨大資本のマカオのホテル群は、出来たばかりのものも多かったが、
今回は、ギャラクシーマカオの(少し離れているが)お向かいに建つ、2007年8月に建ったベネチアン・マカオ・リゾートに泊まった。
97万平方メートルの敷地に3000の客室、
床面積5万1000平方メートルの世界最大級カジノ、15000人が収容できるアリーナなどがある
超大型リゾートホテルの規模や資本の大きさに目がパチクリ、
ホテル全体がテーマパークのようだった。
カジノには、まあ、なんとたくさんの人、人、人、人。
エスカレーターの上から見下ろすと、うじゃうじゃ、アリか昆虫か、まるで人間じゃないみたいに、
ひとつの空間に人がひしめき合っていた。
一晩に、いろんなドラマが生まれるんだろうなあ。

エレベーターで一緒になった宿泊客が、興奮まじりに、カジノの勝ちっぷり、負けっぷりを話していた。
英語以外の言語は、何を言ってるのかさっぱりわからないけれど。
日本人にはたまたま、エレベーターでは顔を合わさなかった。

アジアン・パワー、熱気むんむん。
中国系女性も、すらりと長身足長、スタイルがいい。
センスよくて、オシャレ。
ちょっとパワフルすぎる、オジサン、オバサンもいて、
文化や気質、温度の違いって、スゴイ。

そして、時代の流れ、動き、これは止めようがないと感じた。
とどまることのないエネルギッシュな姿は、目を見張るばかりだ。



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秋のブロイラー旅

2010-10-25 | 
昨夜遅く、ミニ旅から帰ってきた。
あー、疲れた。

2日目の朝から、ゴルフ組と観光組に別れ、夕方、帰路に合流する。
私は、いつも観光組。
残念ながら、近場というものは、何度も行っているので、新しい発見はほとんどなく、
旅行としては、あまり新鮮ではなかった。


↑宿泊した部屋から、アサリ獲りの小舟が見える。

しかも、日曜日は、午後から雨が、ぽつりぽつり。
行き先は、智恩寺、日本三景・天橋立、籠神社、コウノトリの郷公園、出石町、
夕食の神戸三田新阪ホテルでのバイキングは、結構豪華だったけれど、
かえって、食べ過ぎて気分が悪くなった。

なんで、バイキングだと、こう食意地が張るのか・・・・
気分が悪くなるほど食べる必要が、どこにあるのか・・・・
いつも、食べてから後悔する。


350万円もする時計をなくした、という参加者がいて、ちょっとザワめいた。
セフティ・ボックスに入れたそうだが、そこから出してから行方不明になったらしい。
が、本人の勘違い、モノ忘れが原因とわかり、やれやれ。
第一、そんな高価な時計を、よくまあ旅行なんぞにしてくるものだ。
しかも都心へのショッピング・ツアーではなく、ゴルフ旅行なのに。
まあ、見つかったのだから、それでよしだが、
おカネの使い道って、人それぞれなんだなあ・・・と、感心。


恒例の宴会。そして2次会。
酔っ払って、前後不覚になった人がいた。
その人は、次の日は、早朝からゴルフに出かけたが、前夜のことは記憶にないとか。
結構ですねえ、記憶から吹っ飛ぶという、脳のリセット機能。
覚えていたら、恥ずかしくて、皆さんに合わせる顔がないですもん。
本当は、少しぐらいは、断片的に覚えているのではないかと、またまた下衆の勘ぐり。

朝の7時から、こんなにたくさん。このほかにも、写真には映ってないけれど、
焼き魚(干物)、焼きたて出し巻き卵に、アサリいっぱいお味噌汁、ご飯もつられて、おかわり、ばんばん。
(ここらあたりから、ブロイラー傾向)





ゴルフ組は、ゴルフへ、観光組は、観光バス発車時刻まで、
旅館の近くをちょろちょろ散歩するが、なかなかお腹は、減らない。
たまたまホテル前で、まさに出かけようとしていた方とご一緒したが
私より15歳ぐらいはご高齢、しかも私とおなじぐらいの方向オンチ、で、ご一緒作戦は、大失敗。


日本には、小京都がたくさんあり、どこの小京都だか、わからなくなる。
街並みも、古い家屋を修理し、街を整備し、すっかり生まれ変わっている。
といっても、古い街並みに、再現。
新しくて、古い。
古く見せかけるように、新しく作られている。
古いのだけれど、新しい。(→いかげん、しつこい?)



行く度に、少しずつキレイになっている。
美容整形をくりかえしている、元美人の人、みたいなかんじ?
まあ、街が美しく、風情あるように整えられるのはいいことだ。
が、なんだか、どこも似たようなかんじで、それこそ、小京都がいっぱい。
私の目は、曇っているのか?

ケーブル・カーに乗ったり、リフトに乗ったり。
旅のあれこれを報告したいところだが、
私の目に映るものは、以前の光景とあまり変わらないので、キーボードを打つ指の速度が、鈍る。




いつものメンバーの一人、もの静かな男性Kさん。
すごいグルメ。
(ついでに、おしゃれ。さらに、ストイックな肉体改造・実践派でもある)

とことん、こだわるお方。
奥様と食べ歩きや、都心ホテルステイには、いつもご一緒だが、
奥様にもあんなにウンチクを語られるのだろうか?

話を聞けば聞くほど、そのウンチク、奥行、情報量の多さ、経験の深さ・頻度、
時間とお金のかけようには、脱帽する。
が、聞いていると、途中で、しんどくなる。
お勉強と同じで、私のアタマの集中時間は15分が限度か?
カタカナと、アルファベットが、アタマの中で、踊る。


↑コウノトリ、小さくて見えませんが、BBCからも取材に来ていました。


参加されたある方に、私は、こう言われた。
「オシャレですね。オシャレを楽しんでおられる感じがします」
突然のお言葉に、なんだかモジモジ。
「全然、そんなこと、ないです」と、バツの悪さをゴマ化そうとする私。
この旅行のために、あれこれ用意に苦労した、なんて、口が裂けても言えない。

「あ、あの人も、オシャレ!」
と、彼女が言うほうに目をやると、
同じツアーに参加しているご家族の13歳のお嬢さんの姿が見えた。
彼女は、中学生らしい格好に、真っ赤なエナメルのハイヒールの靴だけが、浮いていた。
「真っ赤な靴が、とてもオシャレだわ」と、彼女は仰るが
私の目には、とてもオシャレには、映らなかった。
子供から大人になりかけの、思春期のアンバランスな格好に見えた。
(かつて、私もそうだった。娘たちも、そうだった)

そうか・・・この人のオシャレというのは、こういう感覚なんだ・・・とわかり、
ぬか喜びした自分が、恥ずかしくなった。

「赤い靴の少女」という童話があり、
少女は、赤い靴を履くと、踊り続けて止まらないせいで、足を切られるストーリー。
子供に買った絵本のなかに、そんな絵本もあったなあ・・・と、またしょーもないことをぼんやり思い出した。



食べて、バスで爆睡し、また食べて・・・

行楽にぴったりの過ごしやすい季節、
ちょこっと雨にも見舞われた恒例親睦ツアーは、無事、終了し、ほっとした。
でも、観光組は、あまり歩かないで、食事量が多く、ちょっと疲れた。
近場で、ゴルフ場もあり、その周辺の観光地となると、候補地が限定されてしまう。

ブロイラーのように、詰め込まれた感がある。
胃袋だけでなく、私の肝臓も、ひょっとしたら、フォアグラのようになっている?

いろんなものを見すぎ、知りすぎた、おばさんは、似ても焼いても食えない。
飽食日本と謳われ久しいが、
もっと謙虚な気持ちで、食べ物に感謝しないと、バチがあたりそうだ。


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そんなん、知らんがな。

2010-10-18 | 
おかあさんとじゃ、つまらない

情報誌VISAの11月号で、三浦しをんさんが、こう書いていた。

「旅は、誰と行くか、で決まる」と。
このセリフ、どこかで聞いた。

あ、そうだ、上娘と二人だけで、初めて海外旅行に行った時のセリフだ。
「おかあさん、やはり旅行は、誰と行くか・・・やね」

同じ景色、同じ体験をしても、おかあさんとじゃあねえ・・・
あ~あ・・・
私(母親)と行く旅行が、いかにつまらないことか・・・
友人たちと、一番いいのは、カレと行くのがいいのだろうけれど。

近頃のアジア・ツアーになってからは、行き先を娘のリクエストに応じて、大幅に変更した。
それまでは、私の行きたいところばかりをチョイスしたので、娘も面白くなかっただろう。
古き良き時代、ノスタルジーたっぷりの、伝統あるオールド・上海、和平飯店だったり
マリー・アントワネットの実家や、嫁ぎ先だったり、
フランスの古城ホテルや、サンクトペテルブルクのエルミタージュ美術館や、エカテリーナ宮殿だったりで、
癒しやスパ、リゾート地の好きな彼女の趣味ではない傾向ばかり。

ツアー客は、新婚カップルばかりだったり、熟年夫婦だったり、家族連れだったり、
そんな中での、娘と二人参加。
しかも、案内係、誘導係、荷物持ちを兼ねていては、面白くもないだろう。


最初の頃は、親子ではなく、姉妹?と言われたりしたが、今では、全くその気配なし。
哀れな老女を引きつれ引率。
一昨年から、晴れて社会人となった、下の娘も参加するようになり、ますますアジア色が強まった。


おかあさん、私、自立します

さて、しをんさん親子の話に戻ると、
手配も代金支払いも、娘の三浦しをんさんであるにもかかわらず、
お母さんの、天候の文句や、いびき、日頃の愚痴などで、しをんさんは忍耐の紐をぶっちぎられたようだ。
しをんさん親子と我々と違うところは、手配も支払いも、娘ではなく、母親の私である、ということ。
これって、結構大きな要因である。

だが、今年からは、娘たちはそれぞれ自主的に、自分の分を払うようになった。
手配も上娘。
なので、私は、大きな顔はできない。(前から、できてないが)

(ただし、インターネットで見つけた、全く知らない小さな旅行会社。
しかもインターネット手配で、一切、対面、チケットなし。老婆には、不安がいっぱい)


老婆の面倒、見きれません

旅もさることながら、しをんさんも書いておられるが、
旅行中のお母さんの愚痴の内容は、夫(しをんさんのお父さん)や親戚のこと。
「そんなん知らんがな」と100回、心の中で思って辛抱して、101回目にとうとう
「そんなん知らんがな」と口にしたら、
「あんたは、冷たい娘だ」と説教されたそうだ。

うちの娘たちなら、
1回目で、「全く、どうでもいい!!」と、びしり、重い鉄のシャッターを下ろされる。
私が2回言おうものなら、口もきいてくれない。
やはり親子関係にも上下、強弱があるのか。

下娘などは、今まで家で一番地位が低かったのに、仕事をするようになってからは
私を最下位、末席に追いやって、ふんぞり返っている。
情けない・・・が、それぐらい、シッカリしてくれている、ってことで、
逆に、私がそれぐらい、シッカリしてないってことで・・・(情けない×2)

「おかあさんとの旅行は、これで最後やな」
今年のラオス、ルアンパバーンからの帰路に、娘たちに終結・決裂宣言を下されたばかり。
(悲し情けない×3)


おかあさんのリハビリ

いつまでも、「幼い、親を慕って頼りにしてくれる子供」などという甘い幻影・幻覚はキッパリ捨て、
現実を直視し、明日に向かってリハビリをしよう。
もたれかかっては、重たがられる。

娘とは、そういうものなのかも知れない。



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