へんな洋食屋カフェ

classico-nova-k@docomo.ne.jp 0457120525 09040259080
水彩画をねだるのにオイラは古来から用いられる策略を使った。とにかく元云々が付く方なので戴くにはあまりにも厚かましいのであの二枚の水彩画を観てから二週間経ったある日に奥さんが友達と食事に来店してくれた機会をオイラは逃さなかったのである。奥さんに例の二枚の水彩画を褒め称えて欲しいという意を伝えて貰った訳ですなっ！此れは、古来から貴人や高官にモノを頼む場合にその奥さんに意思を伝える手法だ。取り巻きや側近や側室(いませんが)では袖の下が必要な場合もあるし、後々に逆依頼を受けなくては為らなく事態にも陥るからですなっ！直接に頼むのも善いが、期間を練って下拵え(事務所での初見の際にウンと興味が有る事を伝える)をして置いて、次の機会までに本当に欲しいのか？何が一番気に入ったのか？を整理して、しかも必要か否か？(欲しいからそんな事は関係ありませんが)も思案して網を(善くない表現だなぁ！)整えて張っておくのである。今回、戴いたのは写しではあるがゆくゆく直筆を戴く為に
写しでさえも額に入れて欲しいサマを暗伝する訳である。直筆は、元同僚の県議会議員の事務所に掛けられているらしいから入手には難事業に為るに違いない。

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先月に常連の元とある県の県議会議長の事務所に呼ばれ、飾ってある御方の現役時代に世界あちこちを視察した際に記念で描いた水彩画にオイラは目が釘付けに為った。何枚も飾ってある水彩画で二枚に釘付けに為った。一枚はベトナムのホーチミンだがハノイだかの辻を描いた水彩画、もう一枚はメキシコの田舎の路地の下り坂を描いた水彩画である。ベトナムの水彩画はスナップ写真の様な目に入った全ての建物、乗り物、人物を描いていて特に釘付けに為ったのが二人乗りのバイクの後ろの女性が何かを発見したらしく右を向いていた。オイラはその目線に引き寄せられて絵の右側を視ると屋台の物売が気になっているらしい。しかしながら、こうした絵の中の人物の目線にまで誘われた絵はいまだかつて無いなっー！とうとう、その水彩画の写しと冊子(とある冊子の表紙にも為っている)を戴く策略を駆使して戴いてしまったのは謂うまでもありません。さて、問題はもう一枚のメキシコの水彩画である。如何なる策略を用いて快く戴けるか？勿論、早速に店内に展示していま
す。